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ミラーのお留守番

1 :むぎゅっこ:2000/10/18(水) 05:30

「…それじゃあ、悪いけどまたお願いね」
「はい、わかりました」
「さくらー、はよ来な置いてくでー!」
「あーん、待ってよー」

さくらがケルベロスの後を追って、屋根を飛び立つ。
その背中にはフライのカードによる羽根が生えていた。
今日もクロウ・リードの気配を感じたさくらは、その気配を追って、
もう夜になるのにも関わらずケルベロスと共に出かけていってしまった。
ミラーは例によって留守番として部屋に残されたのだった。


2 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 05:40

さくらの姿に変身したミラーは、遠ざかっていく主の後ろ姿をしばらく見つめていた。
やがて、その姿が見えなくなるとそっと部屋の窓を閉める。

そして、ミラーはベッドの端に座る。
何をするでもなく、ただじっとしている。
主が帰ってくるまでただじっと待つことが、今のミラーの目的だったから。
ミラーは自分が主の役に立てることを幸せに感じていた。
ミラーを含め、全てのカードは主に尽くすことを目的に創造されたのだから。


3 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 05:41

しかし、ミラーが幸せを感じていたのは、ただそれだけではなかった。
この家にはあの人がいる。
もしかしたら、またお話をする機会があるかもしれない。
その事を考えると、ミラーはとても嬉しくなった。
この感情が一体何を示すのか、ミラーはあまり考えたことがなかった。
ただ、あの人とお話したり、あの人のすぐ側にいるだけで心の内から満たされるものがあった。
もっとあの人の側にいたかった。
しかし、所詮ミラーは魔法によって作り出されたカードだった。
どれだけ人の外見を真似ることができようと結局のところ、人間ではない。
きっとこの望みが叶うことはないだろう。
少し悲しくなり、ミラーは溜め息をついた。


4 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 05:46

その時、部屋をノックする音が聞こえた。
物思いに耽っていたミラーは、はっと顔を上げる。

「さくらー、入るぞー」

そう言ってドアを開け、顔の覗かせたのはさくらの兄、桃矢だった。

「あ…」

その顔を見た途端、ミラーの胸に暖かい想いが満ちていく。
しかし、主のためにも極力、本人の振りをしなければならない。
そう思った。

だが、ミラーの姿を見た桃矢は、それが妹本人でないことを
どうやら即座に見破ってしまったらしい。
片方の眉を上げ、なにやら怪訝な顔をしている。

いつもながら、どうして自分が本物でないとわかるのか、ミラーは不思議に思う。
どうしようかと思っているミラーをよそに、
桃矢は無言のまま、ずかずかと部屋の中へ入ってきた。


5 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 05:47

「あ、あの…」
「まったく、またなんかあったのか?」

桃矢は腕を組み、呆れたような顔でミラーの顔を見つめている。

「えっと…その…実は、そうなんです」
「そうか…。やっぱ、詳しいことは聞かない方がいいんだよな?」

ミラーはこくんと頷いた。

「しゃあねえな、まったく」

言いながら、桃矢はミラーの横へと座る。


6 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 05:49

「しかし、お前も留守番なんかさせられて大変だな」
「そんなこと…」
「ああ、そういや、まだ名前聞いてなかったよな」
「名前…ですか…。わたしはミラーです」
「ミラー? ああ、だからさくらのそっくりさんになったりできる訳か」
「はい、そうです」
「なるほどな。しかし、なんていうか…」

桃矢はミラーの全身をしげしげと見ている。

「見れば見るほどそっくりだな」

桃矢に見つめられてミラーはなんだか恥ずかしくなった。
頬が熱い。
なにかお話しないと、どんどん顔が赤くなっていきそうだった。


7 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 05:51

「あ、あの…」
「ん?」
「こないだは…クリスマスのプレゼント、ありがとうございました…」

顔をまともに見ることができなくて、俯きながらミラーは言う。
あの日にもらったプレゼントはミラーにとって宝物だった。
もじもじしているミラーの様子を見て桃矢が微笑む。

「ああ、あれくらいいいよ、別に」
「でも…嬉しかったです。本当に…」
「はは、そうか…」


8 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 05:54

そんなミラーの様子にかわいらしさを感じた桃矢はふと何気なく手を伸ばす。
そして、俯いたミラーの横顔にかかった、髪の毛のふさをそっとよけようとした。
しかし、桃矢の手が頬に触れた瞬間、ミラーが小さくびくっと動いた。
その反応に思わず桃矢は頬から手を離す。

「あ、悪い。びっくりさせちまったか」
「い、いえ、そんなことないです」


9 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 05:55

あいかわらず頬を染めたまま、ミラーは桃矢をじっと見つめている。
妹と同じ顔をしているのにも関わらず、桃矢はそこに何か違うものを感じていた。
少し潤んだようなミラーの目。
その目はとても優しく、また慈しみ深い。
桃矢はその目にどうしようもなく引き寄せられるものを感じていた。

そして、一度離した手を再び頬に近づける。
今度は髪を払うのではなく、ただその頬に触れたくて。
桃矢の大きな手が、ミラーの小さな頬にそっと触れる。
ミラーは桃矢を見つめたまま、されるがままにしていた。
ミラーの頬はとても柔らかく、また暖かかった。
しばらくの間、桃矢はミラーの頬をその手で優しく撫でていた。


10 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 05:57

そうして、ミラーの目をじっと見つめたまま、
頬にあてた手を少しずつ、首筋へと滑らせていく。
桃矢は目を細めると、今度は顔を近づけた。
ミラーがゆっくりと目をつぶる。
そして桃矢はその唇をミラーの唇へと合わせた。

柔らかくて暖かい、唇の感触。
ほんの数秒間だったが、とても長い数秒間だった。
唇を離し、再び見つめ合う。


11 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 06:00

「いいのか…?」

桃矢が口を開く。
ミラーは何も言わずこくりと頷いた。

すでに桃矢の右手は、スカートから伸びたミラーのふとももへと伸びていた。
そしてその手は少しずつ足の付け根へと移動している。
桃矢は様子を窺うようにミラーの顔を覗き込む。
ミラーはきゅっと目をつぶり、抵抗しないことで、全てを捧げても構わないという意思を現わしていた。

桃矢はそんなミラーがますます愛しくなり、再びその顔にゆっくりと唇を近づける。
今度は唇ではなく、その頬に唇をあてた。
そして頬から首筋にかけてを舌先で優しくなぞっていく。


12 :ヘヘへ :2000/10/18(水) 06:01
 最近便秘気味!
へへへ

13 :ヘヘへ :2000/10/18(水) 06:01
おまえら馬鹿ばっかり!
ダイエー藤井のエイズには笑った!!!
ヘヘへ



14 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 06:02

「は…あ…」

ミラーの唇から吐息が漏れる。
舌先は徐々に首筋から耳へと近づいていく。
ミラーの髪からはほのかなシャンプーの香りが漂っていた。

ふとももを這っていた桃矢の右手はすでに下着にまで到達していた。
木綿の感触。そして木綿の向こうにある少女のもっとも大切な部分…。

桃矢はそこで、スカートの中からいったん右手を取り出すと、
今度は上着の裾をめくり、その中へと侵入させた。
小さく弧を描くように、腹部から胸元にかけてを右手で優しく撫で上げる。


15 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 06:03

「あ…はぁ…」

ミラーが再び吐息を漏らす。
その素肌はとても柔らかく、すべすべとしていた。
そして、ミラーの体を這っていた右手がようやく膨らみかけた乳房へと到達する。

ほんの少しの膨らみ。
そしてその膨らみの先にある、ちっちゃな突起。

桃矢はたまらなくなり、左手も上着の中へと侵入させた。
ミラーの背後から、その小さな乳房を両手で揉みしだく。
それと同時にうなじの辺りを唇で甘く噛む。
ミラーはぎゅっと握った両手をその口にあて、荒く息をしていた。


16 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 06:07

しばらくそのまま胸を揉み続けた後、桃矢は両手を上着から出すと、
ミラーの体を優しくベッドに押し倒す。
ミラーはほとんど抵抗することもなく、ごろんと横になった。

ふと、お尻の辺りを見ると、短いスカートが少しめくれていた。
だが、下着は見えない。
桃矢は思わずスカートの裾を掴むと、それを完全にめくりあげていた。

ミラーの小さなお尻を包み込む、真っ白な木綿の下着があらわになった。
下着の真ん中には羽根のマークがプリントされている。


17 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 06:08

その下着には見覚えがあった。
洗濯をする時に何回も見たことがある、妹の下着。

こんなところまで、そっくりにできるんだな…。

桃矢はそんな風に感心しながら、白い下着に包まれたお尻を撫で回す。
お尻のやわらかな曲線を、指先で辿っていく。
小さな声を上げてミラーの体がぴくりと動いた。
うつ伏せになっているためにミラーの顔は見えない。

桃矢は屈み込むと、白い下着に包まれたお尻の中へとその顔をうずめる。
石鹸の匂い…。そして少女特有の甘い香りがした。
更に深くうずめるかのように、顔をミラーのお尻にこすり付ける。
ミラーがくすぐったがるように身をよじった。


18 :ミラーたん、ハァハァ… :2000/10/18(水) 06:09
ミラーたん、ハァハァ…

19 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 06:11

桃矢は身を起こすと、うつ伏せになっていたミラーを仰向けにひっくり返した。
そして、桃矢とミラーは再び向き合い、互いを見つめ合う。

「なあ…」

桃矢が口を開く。

「もう一度聞くけど…本当にいいんだな?」
「…はい」

ミラーはじっと桃矢を見つめている。

「わたし、お兄さんのこと…桃矢さんのこと、好きですから…」
「…そうか」
「わたしからも、ひとつお尋ねしてよろしいですか…?」
「なんだ?」
「ご存知だとは思いますけど…わたし、人間じゃありません」
「ああ、そうらしいな」
「…あの、いいんですか? わたしなんかでも…」

ミラーは目を伏せる。


20 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 06:13

どうやらミラーは自分が人間でないことを理由に、
このまま愛されていいのか迷っているようだった。
桃矢にはそんなミラーの様子がどうしようもなく愛らしく思えた。

桃矢は目の前の少女が人間でないことなど、どうでも良かった。
桃矢にとって、相手が人間であるかどうかなど大した問題ではなかったから。
人間かどうかに関係なく、目の前にいるのは一人の少女だったから。
なによりもこの少女がいとおしかったから。

「あ…」

少女が声をあげる。
桃矢は少女の体を強く抱きしめていた。


21 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 06:16

「人間かどうかなんてどうだっていい。そんなこと心配すんな」
「………」
「…それに、おれもお前のこと、好きみたいだから…」
「…ありがとう」

少女の目には涙が浮かんでいた。
桃矢はその目に唇を寄せて、零れそうになっていた涙を舐め取る。

そして、再び少女の唇に自分の唇を合わせた。
今度はただ触れ合うだけでなく、互いの口の中へと舌を侵入させ、舌同士を絡ませ合う。
舌先を絡ませ合うと同時に、桃矢の手は少女の上着を少しずつめくっていく。

やがて少女の胸があらわになった。
わずかに膨らんだ乳房。そして淡いピンク色をした乳頭。
とても綺麗だった。


22 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 06:18

桃矢は少女の口から己の唇を離すと、今度はあらわになった胸へとその舌先を寄せ、
少女の柔肌を丹念に舐めまわしていく。
赤ん坊が母乳を求めるかのように吸い付いては、舌先で優しく乳首を転がす。

「はあ…あふぅ…」

桃矢が膨らみかけた乳房に舌先で触れるたびに、少女は愛らしい声をあげた。
少女の甘い匂いに脳の中枢を刺激されるかのような感覚を感じながら、
少女の上着を完全に脱がせる。

少女は上半身に何も付けていない状態になった。
桃矢は上半身だけ裸になった少女の体をしげしげと眺める。
部屋の光の元、少女の体はとても綺麗な体をしていた。

肌と肌を直接合わせてみたくなり、桃矢はセーターとその下に着ていたシャツとを脱ぎ捨てる。
少女と同じように上半身だけ裸になった桃矢は、少女の体を抱き寄せる。
少女の髪が胸の辺りに触れて、少しくすぐったかった。


23 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 06:20

桃矢は、はいていたジーンズを降ろすと下着からモノを取り出す。
桃矢のモノはこれまでの快感とこれからの期待とで、完全に天に向かって反り返っていた。
少女はびっくりしたように目を見開き、桃矢のモノをしげしげと眺めている。

「ほら、触ってみて」

少女の手を掴み、自らのモノへと近づける。
少女は恐る恐る手を伸ばし、その先端部分にそっと触れる。

桃矢はふと、いたずら心を起こし、下腹部に力を入れた。
すると、桃矢のそれは、ビクンと痙攣したかのような動きを見せた。


24 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 06:22

「キャッ!」

少女は驚き、慌てて桃矢のモノから手を離す。
桃矢はそんな少女の反応に思わず微笑んでしまう。

「大丈夫だよ、もう一回触ってみて」

桃矢が促がすと、少女は再び桃矢のモノへと手を伸ばす。
少女の小さな手が桃矢のモノへと触れた。
そうして、手のひらを使って小犬を撫でるかのように、優しくさすりだした。


25 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 06:24

「あ、あの…こんな感じですか…?」

言いながら、今度は両手で桃矢のモノを包み込むようにして握り、一生懸命にしごきだす。
ぎこちない手つきだったが、そのぎこちなさが桃矢を更に興奮させた。
なにより、桃矢を気持ち良くしようと一生懸命になっている少女の健気さに興奮した。

しばらく少女にしごかせた後、桃矢はふと思い付き、しごくのをやめさせた。
そうして、少女の後頭部に手をやると、その顔をそっと自分のモノへと近づける。

「あ、あの…」

少女は困惑しているようだった。


26 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 06:25

「今度は口でやってみて」
「えっと、あの、どうやってやればいいのか…」

桃矢のモノをすぐ目の前にして困ったように首を傾げている。
桃矢を微笑むと、少女の手を持つ。

「こんな風にやるんだよ」

そう言って、その指を口に含む。
吸い付くようにして、少女の指を前後に出しいれする。
桃矢の口の中では舌先が少女の指の腹を舐めまわしていた。
しばらくそうしてから、少女の指から口を離す。


27 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 06:27

「…わかったか?」
「はい…やってみます…」

少女は頬の辺りにかかった髪をかきあげると、桃矢のモノへと顔を近づける。
そうして両手で根元を掴むと、口を大きく開けて桃矢のモノをくわえ込んだ。

「おお…」

少女の口の中、その暖かい感触に思わず声が出る。
少女は先程桃矢がやってみせたように吸い付くようにして、
桃矢のモノを前後に出し入れしていた。

口がちいさいために、根元まで入ることはなかったが、
それでも背筋が震えるほど気持ちが良かった。
上目使いに、桃矢の恍惚とした表情を見た少女が更に出し入れするスピードをあげる。


28 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 06:30

「ああ…」

桃矢は思わず果てそうになっていた。
このまま少女の口の中で果ててしまってもいいかと思ったが、
気を取り直し、少女に止めさせる。
危ないところだった。

桃矢はベッドの端に座り直すと、足を開いて股の間に少女を座らせる。
そうして、背後から手を伸ばし、再び乳房を揉みしだきだした。

右手は少しずつ下へ、下へと下がっていき、ついには下腹部へと辿り着く。
そのままスカートのホックとジッパーを外し、スカートを脱がせる。
少女はもう、下着と靴下だけという姿になっていた。

下着にはかわいらしいフリルとリボンとが付いていた。
桃矢は慈しむように、リボンの周辺、少女の下腹部の辺りに指を這わせる。
桃矢の手の動きに合わせて、少女の息遣いもまた荒くなっていた。

そうして桃矢の指先が下着越しに少女のもっとも大切な部分に触れる。
その途端、少女の体がびくんと動いた。
少女の割れ目にあてがった指先を、上下にゆっくりと動かす。


29 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 06:32

更に熱く吐息を漏らす少女。
桃矢はその声に堪らなくなり、ついに下着へと手をかけた。
両手でそっと下着をずらしていく。
桃矢の動きに合わせて、少女も腰を浮かせる。

そうして下着は取り去られ、少女の大切な部分があらわになった。
まだ毛も生えておらず、ただ一本の線だけが見えている。
桃矢は床に降りて膝をつくと、少女の膝の辺りを持って、両手でそっと足を開いていく。

少女は握った手を口にあて、恥ずかしそうにあらぬ方向へと目をやっている。
桃矢は開かれた少女の大切な部分に顔を近づける。
そうして舌を突き出すと、少女のそれに舌先を這わせた。

「はあ…」

再び少女の体がびくんと動く。
桃矢はそれに構わずそれの内部へと舌先を入れる。
中にあるひだや豆粒のような陰核を舐めまわし、わずかに滲んでくる少女の汁をすする。

しばらくの間、その行為を続けてから顔を上げてみると、
少女はすっかりぽーっとした表情になって虚脱していた。


30 :名有りさん :2000/10/18(水) 06:32
朝か〜ら〜晩ま〜で〜ナニば〜か〜り

31 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 06:33

舐めまわすのをやめ、少女の横に座ると、
少女は力が抜けたかのようにもたれ掛ってくる。

桃矢は少女のそれに右手を伸ばすと、今度はそこに中指を入れてみた。
中指一本だけでも結構な締め付けを感じる。

「はうう…!」

桃矢の胸元に顔をうずめた少女がうめくような声をあげる。
少女は桃矢の腕をぎゅっと握っていた。

そして桃矢はゆっくりと指を出し入れし始める。
指の動きと共に、少女の反応も少しずつ激しくなっていく。
それに合わせるかのように、桃矢も指の動きを早くしていく。
少女の声が段々と大きくなっていく。

「…ああ! ああ! ああぁ!!」


32 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 06:35

「…ああ! ああ! ああぁ!!」

そうして少女は絶頂にまで達したのか、これまででもっとも大きい声を上げた。
そして、荒い息をしながらも動かなくなる。

少女のそんな様子に満足した桃矢は、自分もそろそろ果てたいと思った。
しかし、さすがに自身のモノが少女のそれに入るとは思えなかったし、
無理にでも入れようとしたらきっと少女に激しい痛みを与えることだろう。
それは桃矢の本意ではなかった。

もう一度口でやってもらおうかとも思ったが、少女はいまだぼんやりとした表情で、肩で大きく息をしている。
仕方なく、少女の下半身に顔を近づけると、その内股の辺りを舐めまわし始める。
少女の内股はすぐに桃矢の唾液だらけになった。
さらに桃矢は少女の出した汁を塗りたくる。

自身の唾液と少女の汁とで少女の内股を濡らすと、
少女に四つん這いになってもらい、その足をぴったりと閉じさせる。


33 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 06:37

そうして、ぴったりと閉じた少女のふとももの間に自身のモノを差し込み、
ゆっくりとそれを出し入れする。

少女の体温と肌の感触、それに匂い…。
少女の様々な物を桃矢は感じていた。

そうして、あっという間に桃矢は果てそうになり、慌てて引き抜こうとする。
しかし、引き抜こうとした瞬間に果ててしまい、少女のお尻の辺りに精液をぶちまけてしまった。
突き抜けた深い快感と満足感、その二つを感じながら、桃矢は深く息をついた。


34 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 06:38

少女は四つん這いになったまま、陶然とした表情をしていた。
そのお尻には桃矢が飛び散らせた白濁した液体が垂れている。

それを見た桃矢は、妹の机の上にあったティッシュを手に取り、
少女のお尻やふとももを拭き取ってやる。
すると少女が桃矢の胸元にもたれかかってきた。

甘えるように顔をすり寄せてくる少女。
桃矢も微笑みながら、そっと抱きしめる。
そのまま二人はしばらく無言で抱き合っていた。

しばらくすると少女が顔をあげ、桃矢の方を見た。
しかし、桃矢の顔をじっと見るだけで何も言わない。

「…何?」

桃矢が口を開くと少女はクスリと笑った。


35 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 06:40

「なんでもないです。ただ…」
「ただ…?」
「こうしているのがなんだか夢みたいに思えて…」

そう言って少女は改めて桃矢に擦り寄ってくる。

「こんな風に好きな人と一緒にいられるなんて、永久にありえないって思ってたから…」
「………」
「だから、桃矢さんが好きだって言ってくれた時、とても嬉しかった…」
「…そうか」

さっきの自分の言動を思い出し、桃矢は少し照れて思わずそっぽを向いてしまう。


36 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 06:41

そんな桃矢の様子を見て少女は微笑むと、桃矢の背中に手をまわし呟く。

「ずっと、このままいられたらいいのに…」
「ああ、そうだな…」
「あ…」

その時、ミラーが急に声を上げた。

「どうした?」
「…さくらさんが…もうすぐ帰ってきます」
「マジか?」
「はい」
「そりゃまずいな」

二人は慌てて、脱ぎ散らかした服を拾い、身に付け始めた。


37 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 06:43

服を身に付けた桃矢は、そこらに転がっている丸められたティッシュを拾い、ドアへと向かう。

「じゃあ俺、部屋に帰るから」
「はい…あの…」
「ん?」
「あの…今日はありがとうございました」

ミラーはぺこりと頭を下げる。
それを見た桃矢はミラーの所へと戻り、前屈みになると、ミラーにもう一度キスをした。

「今度、また留守番することがあったら、俺の部屋に来いよ。一人じゃ寂しいだろ」
「はい…わかりました」

ミラーが嬉しそうに微笑む。


38 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 06:44

「…じゃあな」

そう言って桃矢はドアの向こうへと消えた。
ミラーは桃矢が出ていった後もドアをしばらく見つめていた。
そして祈りを捧げるかのように、両手をぎゅっと抱きしめる。
とても幸せだった。

ミラーは自分が魔法によって作り出されたカードであることを知っている。
そして、人間以外の存在が人間と結ばれることはまずないということもよく知っている。
でも、ただひと時であれ、好きな人と共に過ごせるのであれば、ミラーにとってはそれで十分だった。
他には何も要らなかった。


39 :むぎゅっこ :2000/10/18(水) 06:46

こんこん。
窓ガラスを叩く音。どうやら主が帰って来たらしい。
ミラーは窓際に走り寄る。
窓の向こうに主の姿が見えた。

「おかえりなさい」

ミラーは窓を開けると、そう言って穏やかに微笑んだ。

<終わり>


40 :ERROR@名前いれてちょ :2000/10/18(水) 06:51
おつかれさま〜
ゆっくりと、読ませていただきますね

41 :名有りさん :2000/10/18(水) 07:21
ミラータン、ハアハア

42 :某庁勤めのお役人 :2000/10/18(水) 08:36
朝っぱらからご苦労さん。
思わず読みふけってたら、登庁時刻に間に合わなくなっちまった(T,T)
もう、今日はお休み!
これから心置きなくハアハアすることにしよっと。

43 :まこ様(母親似) :2000/10/18(水) 10:30
なかなか美味であった。次も期待してるぞよ、むぎゅっことやら

44 :CC名無したん :2000/10/18(水) 10:33
さくらのままの姿ではなくミラーたn本来の姿に戻って
くれていたら、100点。

45 :フリッケ福祉員 :2000/10/18(水) 12:47
はうっ、こっそり仕事中に読んでいて起っちゃったじゃないですか!(死亡)

46 :>42 :2000/10/18(水) 18:43
税金ドロボー

47 :CC名無したん :2000/10/19(木) 00:13
これはageないとね!

48 :C1000タケダたん :2000/10/19(木) 00:26
前作「真説・カードキャプターさくら」もよかったが、
これも良いねー。鬼畜好きじゃねぇから、桃矢のいたわりが
よかったよ。

49 :CC名無したん :2000/10/19(木) 00:34
どこが良いんですか?もしかしてハンドルが「むぎゅっこ」だから良いのかなあ???

50 :CC名無したん :2000/10/19(木) 00:37
桃矢のいたわり=妹へのいたわり=カードへのいたわり
ということですよね。

51 :CC名無しさん :2000/10/19(木) 00:45
木之本さくら:ほえ〜カードがイカ臭くなってるよ〜

52 :CC名無したん :2000/10/19(木) 00:52
あのリボン、カードに一緒に入ったわけだけど、
いつつけた?そして、カードに異物が入るの?

53 :CC名無したん :2000/10/19(木) 21:17
ミラーたんハァハァ・・・ウッ

54 :zero :2000/10/19(木) 22:52
みらあああああああああああ
いいねぇ、


55 :DC名無したん :2000/10/19(木) 23:14
「2chから小説家がデビュー!!」
いいなぁ。



56 :>zero :2000/10/19(木) 23:26
んなことより幼女の悪戯話でも書いてくれよ。
やってんだろ?

57 :CC名無したん :2000/10/20(金) 00:13
>56
ロリはほかでやってるよ。

58 :j:2000/12/08(金) 22:59
むぎゅっこさんの新作期待の保存

59 :j:2001/01/30(火) 04:16
もいっちょ保存

60 :CC名無したん:2001/02/25(日) 23:08
むぎゅっこさんを偲んで上げます。
jのばか〜〜。

61 :zero:2001/02/25(日) 23:19
懐かしい・・・。

62 :CC名無したん:2001/03/25(日) 06:05
そういやむぎゅっこさんが来てたッけ

63 :CC名無しさん:2001/04/24(火) 15:57
ふう…

64 :CC名無したん:2001/05/18(金) 17:12
この板でこんなエエもん読めるとは…

65 :フリッケ福祉員:2001/05/18(金) 17:34
そう思っているのならageろ!

むぎゅっこさんもう来てないのかな〜。
そういえば、さくらちゃんの公式パンテーラ画像をアプしてくれたのもむぎゅっこさんだったよね?

66 :CC名無したん:2001/05/18(金) 19:26
>>65
そう思ってるなら自垢に補完しろ!

67 :CC名無したん:2001/05/18(金) 19:27
公式パンテーラ画像?

68 :CC名無したん:2001/05/18(金) 19:39
>67
LD買いましょう。初回特典の着せ替えの絵にて拝めます。(パンチラと言うと語弊がある気が…)
昔さくら板アプロダがあった頃にむぎゅっ子さんが上げてくれたらしいです。
スレ汚してごめんねsage

69 :名無しさんVer.4.13θ:2001/05/18(金) 19:47
このスレ、倉庫送りになってなかったのか、
なんだか懐かしい・・・

70 :フリッケ福祉員:2001/05/19(土) 00:53
>>66
補完しといたよ!
大丈夫だよね、むぎゅっこさん?
http://www.geocities.com/sakuratan_2025/data/mugyu/

71 :CC名無したん:2001/05/19(土) 00:59
>>70
ほえ?

72 :むぎゅっこ:2001/05/19(土) 02:20

あ、公式パンチラ画像は拾い物であって
別にむぎゅっこが撮影したものではありませんので。

どこで拾ったかは忘れてしまいましたけど。

73 :フリッケ福祉員:2001/05/19(土) 02:23
あ!いるじゃないですか(笑)

> あ、公式パンチラ画像は拾い物であって
> 別にむぎゅっこが撮影したものではありませんので。
なるほど了解。
そういや実はおいら現品を持ってるんだよな〜。
スキャナが回復したら綺麗にスキャニングしてアプしよう(笑)

74 :仁井田賢と愉快なモンゴル達:2001/05/20(日) 08:56
うーん…どうでしょう?
なんか、こう…

75 :CC名無したん:2001/05/20(日) 08:59
なんなんだ・・・?

76 :CC名無したん:2001/05/20(日) 16:39
>>70
知世たんの見て、なんか泣きそうになりました。アリガトウ・・・・

77 :CC名無したん:2001/06/04(月) 19:52
出来はいいと思うあげ。

78 :It’s@名無しさん:2001/06/04(月) 21:51
>>70
きえてる・・・

79 :CC名無したん:2001/06/10(日) 00:14
むぎゅっこさん、早く新作出してください!ミラーのカードが好きなうちにとっては、めっちゃ楽しみなので、期待してます!!
現在執筆中であることを祈ります・・・。

80 :あぼーん:2001/06/13(水) 10:56
あぼーん

81 :CC名無したん:2001/07/18(水) 14:31
むぎゅー!

82 :CC名無したん:2001/07/21(土) 13:00
優良スレ保存age

83 :CC名無したん:2001/07/21(土) 23:24
>>82
あんたのおかげで良いものが読めたよ

84 :CC名無したん:2001/07/22(日) 06:11
http://saki.2ch.net/test/read.cgi?bbs=sakura&key=970161921&ls=50
真説・カードキャプターさくらのプロローグは俺の中では伝説です。

85 :CC名無したん:2001/07/22(日) 12:01
ぎゅっこさん…

86 :CC名無したん:2001/07/23(月) 02:29
>>84
久しぶりに読んで涙出たyo

87 :CC名無したん:2001/08/06(月) 20:46
お留守番♪

88 :♪CC名無したん♪:2001/08/09(木) 16:26
お出かけ♪

89 :CC名無したん:2001/08/26(日) 00:58
お帰り♪

90 :NS:01/09/29 00:33
 Good!!

Hなしの純愛系も読んでみたい。

91 :CC名無したん:01/09/29 00:49
良質だからみんな読んでね!多分

92 :CC名無したん:01/10/10 16:51
まだまだお留守番♪

93 :CC名無したん:01/10/10 20:56
01/10/10 21:00現在最下位スレ

なんか下のスレが見れなくなってるんだけど…

94 :サクラスキー ◆SAKURAYw :01/10/10 22:36
ヤバそうなんで上げておきます。

95 :CC壊れたん:01/10/10 23:19
へぇもうすぐ一年経つんだねぇ。

96 :CC名無したん:01/10/11 12:45
http://saki.2ch.net/sakura/kako/970/970161921.html

97 :CC名無したん:01/10/11 12:47


98 :CC名無したん:01/10/11 15:32
ミラーたん、素敵なダッチワイフ説有力。

99 :CC名無したん:01/10/11 15:38
むぎゅっこなんておよびじゃねえんだよ!

100 :ミナコ☆:01/10/16 12:39
100ゲット!よってこのスレ用無し。














_____________終了_____________

101 :CC名無したん:01/10/18 05:30
一周年

102 :CC名無したん:01/10/31 07:06
楽しいお留守番♪

103 :健全なさくらヲタ ◆UhwcyUjw :01/11/02 23:10
ミラーちゃんっていいねぇ

104 :ミナコ☆:01/11/02 23:11
私、馬鹿丸出し♪

105 :CC名無したん:01/11/03 23:43
ミラーちゃん可愛い

106 :CC名無したん:01/11/04 20:11
>>104
私(ミナコ☆)、中出し?

107 :ミラーたん:01/11/12 14:31
ttp://img25.ac.yahoo.co.jp/users/4/5/7/5/gogonuts99-img600x531-1005024892sil1.jpg

108 :CC名無したん:01/11/28 23:12
鏡の鑑♪

109 :CC名無したん:01/12/09 22:04
保全sage
このスレ消えるのは忍びない。

110 :CC名無したん:01/12/12 21:05
さげ

111 :CC名無したん:01/12/16 00:16
ミラーたんガンバレ!

112 :CC@:01/12/19 20:26
ミラーのお留守番@

「おーいさくら。夕飯できてんぞ」
階段から、桃矢の呼び声が聞こえる。
「早ぅせんと、兄ちゃん来てまうで」
「わかってるよぉ。レリーズ!」
さくらは、いつものようにミラーを呼び出した。
「ごめん、またお願いね」
「はい」
「ほな、ちゃっちゃと行くでぇ」
窓から身を乗り出すさくら。
「さくらー、早く下りて来い!今日はお前の好きなエビフライだぞ」
「ほぇ、エビフライ・・」
エビフライの一言に固まるさくら。
「さくら、早ぅ!」
「はぅ〜・・」
「ごはん、残しておきましょうか?」
「ううん。いいよ、食べちゃって。お兄ちゃんのエビフライ、とってもおいしいよ」
そう言い残し、さくらは夕闇へと消えた。

113 :CC@はにゃ〜ん:01/12/19 20:27
ミラーのお留守番A

−トントン−
2、3度ノックした後、桃矢はドアを開け部屋に入った。
「なにやってんだ、飯食わねえのか?」
慌てて窓を閉めるミラー。
「さくら?」
その不自然な仕草に、桃矢はすぐにさくらでないことに気付いた。
「・・・さくらのやつ、またなんかあったのか」
「あ、はい」
「ったく・・」
申し訳なさそうな表情のミラーに、桃矢は目を細めた。
「しょうがない。一緒に飯食うか?」
「え?」
「さくらには、後で夜食でも作ってやるから」
「あ、ありがとうございます」
ミラーは胸の高鳴りを抑えることができなかった。
そんなミラーに、桃矢は優しい顔で話し掛ける。
「礼を言うのはこっちの方だ。いつもさくらのために・・ありがとな」
「そんな・・」
桃矢の言葉に、頬を赤く染めるミラー。
「さ、飯が冷めちまう」
「はい」

114 :CC@はにゃ〜ん:01/12/19 20:28
ミラーのお留守番B

リビングに下りた二人は、向かい合うようにテーブルについた。
「い、いただきます」
「遠慮しなくていいから」
「はい」
皿には、さくらの大好物のエビフライが盛られている。
ミラーは遠慮がちに箸を進めた。
「これ、さくらさんの好物ですか?」
「ん?」
「さっき、そう言ってたので・・」
「ああ・・アイツ、いつも最後にとっておくんだ。おかしいだろ」
「ふふっ」
ミラーはくすっと笑みを浮かべると、エビフライを口に運んだ。
サクッとした衣の中から、甘い肉汁が溢れる。
「とっても、おいしいです」
「ま、怪獣が作るのよりはな」
「怪獣?」
「そ、かいじゅう」
「???」
「さくらだよ、怪獣さくら」
「はぁ・・」
「ドタバタうるさいし暴れるし、よく『ほえー』って大声出すし・・怪獣みたいだろ」
さくらの事を楽しげに話す桃矢。
その様子に、ミラーの箸が止まった。

115 :CC@はにゃ〜ん:01/12/19 20:29
ミラーのお留守番C

「どうした?」
「あ、あの・・」
「ん?」
「さくらさんのこと、大切に想っているのですね」
「ん、ああ。ま、あれでも妹だからな」
「・・そう、ですよね」
桃矢の言葉に、ミラーは返す言葉がなかった。
いったい何を言いたかったのか、自分でも訳が分からず意気消沈するミラー。
ただ、胸のモヤモヤだけが次第に大きくなる。
そんなミラーに、桃矢もかける言葉が見つけられないでいた。
重苦しい雰囲気の中、食器のカチャカチャという音だけが響く。
二人とも、テーブルの食事に視線を落としたまま箸を動かし続けた。
「ごっそさん」
桃矢は先に食べ終わると、自分の食器を片付け始めた。
「あ、あの・・」
「ああ、ゆっくり食ってていいぞ。茶、入れ直すから」
思いつめた表情で桃矢を見つめるミラー。
食器をキッチンに運ぶ桃矢の背に向かって、ミラーは言葉を投げた。
「あの・・私、お兄様のことを・・・」
「言うな!」
桃矢はミラーに背を向けたまま、強い口調で遮った。
「え・・」
「それ以上、言わない方がいい」
思いもしない桃矢の言動に、ミラーは戸惑いを隠せない。
今まで言えなかった想い。やっとの思いで口にしかけた言葉・・・
ダメでもいい。せめて、胸の内だけでも伝え、知って欲しかった。
言いかけた言葉を失い、胸を詰まらせるミラーの瞳に涙が溢れた。

116 :CC@はにゃ〜ん:01/12/19 20:30
ミラーのお留守番D

桃矢は、ミラーの気持ちにどう応えてやればいいか分からなかった。
人間と同じ感情を持ちながら、いや持たされながら、主の道具として生きねばならない。
そんな理不尽な運命に憤りを覚える一方で、何もできない無力な自分を責めた。
そんな自分が優しく接すれば、それだけ彼女を苦しめてしまうのではないか。
むしろ、冷たくあしらった方が彼女のためなのではないか。
ミラーを想うが故の葛藤が、桃矢を躊躇させていた。
「す、すまない」
「当然・・ですよね」
瞳に涙を湛えながら、露骨に作り笑いをするミラー。
「私は人間ではないのですから。ただの・・・ただのカードですから・・」
刹那、ミラーは泣き崩れた。膝に大粒の涙が落ちる。
桃矢は持っていた食器をテーブルに置くと、後ろから両手でミラーの顔を包んだ。
涙で濡れた頬に、桃矢のぬくもりが伝わる。
「私、私・・・」
ミラーは桃矢の掌に自分の手を乗せると、指先を軽く握った。
震える小さな手を、桃矢も握り返す。
「分かっています。でも・・」
ポトポトと涙がこぼれる。
「いいんだ。泣きたいときは、思いっきり泣けばいい」
俯いたまま、肩を震わすミラー。桃矢を握る手に力が入る。
「ごめんなさい・・少しだけ、甘えさせて下さい」
「ああ」
ミラーは立ち上がると、桃矢の懐にしがみついた。
桃矢もミラーを抱き寄せ、そっと頭を撫でる。
「涙は我慢しない方がいい。俺でよければ、付き合うから」
桃矢の腕の中で嗚咽を漏らすミラー。
ミラーは、自分の気持ちに整理をつけられなかった。
自分の存在が如何なるものか頭では分かっていても、好きという気持ちはどうにもならない。
今はただ、桃矢の優しさに甘えるしかなかった。

117 :CC@はにゃ〜ん:01/12/19 20:30
ミラーのお留守番E

「つらい思いをさせちまったな」
桃矢はミラーの背中を優しく擦った。
ミラーの嗚咽がいっそう激しさを増す。
自らの行いに罪悪感を覚える桃矢。腕の中で泣き崩れる少女に、なんて声をかければいいのか。
(本当に、すまない)
桃矢は心の中で呟きながら、両手で強く抱き締めた。
言葉にならない優しさが、ぬくもりとなってミラーを包む。
「ずっと、こうしていたい・・」
かすれるような声で、ミラーが呟く。
これ以上、冷たい態度を取ることは出来ない。桃矢は決心を固めた。
「・・いつだって会えるさ」
桃矢は、それが如何に無責任で残酷な言葉か分かっていた。
会いたい時に会えない苦しさ、別れたくない時に別れねばならない辛さを承知しているのだから。
だが、その言葉の真意をミラーは理解した。
嗚咽が止み、桃矢を見上げるミラー。
「いつでもおいで、待ってるから」
桃矢は腰を落とし、真っ直ぐにミラーの瞳を見つめた。
「約束する」
「本当・・ですか?」

118 :CC@はにゃ〜ん:01/12/19 20:31
ミラーのお留守番F

不安そうな目で見つめるミラーに、桃矢は穏やかな笑みを浮かべた。
「ああ。そんかわり、さくらには内緒な。見つからない方がいいんだろ?」
ミラーの顔に、明るさが戻る。
「ありがとうございます」
桃矢の指先が、ミラーの頬を伝う涙を拭う。
「涙を拭いて、笑顔でさくらを迎えてやってくれ」
桃矢に促され、袖で目を擦るミラー。
「・・目、赤くなってないですか?」
「ん、大丈夫だ」
屈んだまま、桃矢は再びミラーを抱き締めた。
ミラーの腕も桃矢の首に絡む。
「また、一緒に飯食おうな」
「はい」
名残惜しそうに、桃矢から離れるミラー。
「あ、あの・・」
「ん?」
「いえ、なんでもないです」
ミラーはにっこりと微笑んだ。
(好きです、お兄様)
言葉には出来なかったが、想いは通じた。
それだけで、ミラーは十分幸せだった。

119 :CC@はにゃ〜ん:01/12/19 20:32
ミラーのお留守番G

「ただいま」
「お帰りなさい」
「はぅ〜、お腹空いたよぉ・・あ、エビフライおいしかった?」
「はい、とっても」
いつになく、明るく返事を返すミラー。
「あ〜ん、エビフライ〜。食べたかった〜」
「うふふ」
さくらの仕草を見て、ミラーは桃矢の言葉を思い出し、くすっと笑った。
「後で、お夜食作って頂けますから・・」
「ほぇ?」
首を傾げるさくらに、ミラーは笑顔で応えた。
「では、私はこれで」
「うん、ごくろうさま」
人の形が崩れ、煙となるミラー。
いつまた会えるか分からない。ひょっとしたら、もう会うこともないかもしれない。
それでも、通じた想いは真実。
もう悩まなくていい。大好きな人の前で、自分に素直になれるのだから・・
またの留守番を心待ちにしながら、ミラーはカードに戻った。


〜〜〜 ミラーのお留守番 終 〜〜〜

120 :CC名無したん:01/12/19 20:34
おつかれさまです。
>>112-119
ゆっくり読ませてもらいます。

あ、こんなページ見つけました。
ttp://yuesmedia.tripod.com/

121 :CC名無したん:01/12/19 22:23
CC@はにゃ〜んさん、読ませて頂きました。
私もストーリー中でのミラーの想いを、もう少しどうにかできなかったのかと思ってましたが、
CC@はにゃ〜んさんのエピソードは、私の空白のエピソードにピッタリ当てはまりました。
この内容をそっくりOVA化して出してもいいんじゃないかと思ったくらいです。
すばらしい作品、ありがとうございました。

122 :CC名無したん:01/12/19 23:24
>>121
サンセー!!!OVA化されたら、またミラーたんを生で拝められるんだから。

123 :さくらすきー:01/12/20 16:35
うーむ、いい話だ……

124 :C1000タケダたん:01/12/20 21:12
正直、上手い。

125 :CC名無したん:01/12/20 21:26
桃矢がミラーたんを呼ぶとしたら、どう呼ぶのだろうか。
ふと思った疑問でした。

126 :CC名無したん:01/12/21 22:04
>>125
桃矢「ミラーた〜ん(;´Д`)ハァハァ」

127 :CC名無したん:01/12/22 01:48
純潔ものなら、やっぱ「ミラー」か「ミラーちゃん」だろうねえ。
近親相姦に走るなら「さくら」。
「ミラーた〜ん」は鬼畜もの向けで○。

128 :CC名無したん:01/12/22 17:23
Σ( ̄Д ̄;)ヨスギル!!

129 :CC名無したん:01/12/27 20:03
お留守番♪

130 :CC名無したん:01/12/31 01:53
ヽ(´ー`)ノ <age

131 :CC名無したん:02/01/06 16:21
お正月は暇なのねん。
だからミラータン、(;´Д`)ハァハァ

132 :CCミラーたん:02/01/06 16:24
ミラーの想い(1)

「それじゃ、お願いね」
「はい」
「ほなさくら、いくでー」
「あ、待ってよケロちゃんっ」
 あわただしく窓から飛び出していく二人。
 それを小さく手を振って見送る私。
 とたんに静まりかえる部屋。一人残される寂しさ。
 でもそれはいつものこと。これは私の大切な役目。だから辛くない。
 それに『あの人』と同じ空気を感じられる。それが何より嬉しかった。
 あの人は今何をしているのだろう。今日は会えるのだろうか。
 こうして留守を預かるために呼び出されていても、会えるとは限らない。
「会えたら…いいな…」
 ベッドに腰掛け、つぶやいてみる。とたんに胸が熱くなった。
 自分は今何と言ったのだろう。その意味を思い返す。
 みるみるうちに顔が赤くなっていくのが、自分でもわかってしまった。
 自分はカード。あの人は人間。わかっている。ちゃんとわかっている。
 でもこのこみあげてくるせつなさは何なのだろう。
 確かめたい。会って確かめたい。
 私はそっと立ち上がり、扉の前に立った。
 目の前の扉を静かに見つめる。
 そして、開いた――。

133 :CCミラーたん:02/01/06 16:25
ミラーの想い(2)

 リビングに、あの人がいた。
「さくら、風呂なら沸いてるぞ。先に…」
 あの人が振り向く。一瞬の沈黙。
「なんだ、さくらのやつ、また何かあったのか」
 やっぱりわかってしまった。まだ一言も喋っていないのに。
 もう魔力もないはずなのに。どうして…。
「ったくしょうがねーな」
 口に出してはこう。でも心配でたまらないという表情。
「…ごめんなさい」
 私が部屋を出たせいだ。一人でおとなしくしていればよかった。
 そうすればこんなにも心配そうな顔をさせることもなかったのに。
「ほら、そんな顔するな。別にお前を責めてるわけじゃない」
「…はい。でも…ごめんなさい」
 私には、だた謝ることしかできなかった。

134 :CCミラーたん:02/01/06 16:25
ミラーの想い(3)

 くすっ。
 不意にあの人が笑った。そしてその大きくて温かそうな手が伸びてくる。
「あ…」
 そっと頭を撫でられていた。
「いつもサンキューな」
「いえ、そんな…」
 うつむく。
「俺はもう、あいつが危なくなっても気づいてやれない。だから…」
 顔を上げると、すぐ目の前に寂しそうな表情のあの人の顔があった。
 でもそれはほんの一瞬で消え去る。取って代わったのは優しい微笑み。
「ありがとうな」
 こんなにも近くであの人が優しく微笑んでくれている。
 また、胸が熱くなった。
 このはりさけそうな感覚。
 確かめたい。

135 :CCミラーたん:02/01/06 16:26
ミラーの想い(4)

「あの…あの、私の方こそありがとうございます。いつも優しくして頂いて…」
 あの人がじっと私を見つめている。頬が熱くなった。
 目が合わせられない。私はまたうつむいてしまった。
 本当はもっと顔を見ていたいのに。
 本当はずっと目を合わせていたいのに。
 本当は…そう、本当はもっとたくさん言いたいことがあるのに。
 何かしゃべらなくては。何か…。
 焦れば焦るほど頭の中が真っ白になっていく。
「あの、この前は…この前はリボン、ありがとうございました。大切にしてます…」
 違う。違わないけれども、私が本当に言いたいのは、もっと別のこと。
 なのに…。

136 :CCミラーたん:02/01/06 16:27
ミラーの想い(5)

 ぽんぽん。
 また頭を撫でられた。思わず顔を上げてしまう。
 そこには相変わらず優しい微笑み。
 でもどこか嬉しそうな、照れくさそうな、そんな表情。
「父さんが作ってくれたゼリーがあるんだ。食べよう」
 そう言って冷蔵庫の方に歩いていく。
 私とあの人との距離が、少し開いた。
 残念なような、ほっとしたような。

137 :CCミラーたん:02/01/06 16:28
ミラーの想い(6)

 あの人がゼリーをお皿に出している。
 思い切って言ってみた。
「あの…あのっ、手伝いますっ」
 自分でも驚くくらいの、大きな声。すごく恥ずかしい。
 でもこれでまたあの人のそばに行ける。
 笑いながら頷いてくれるあの人。
 思わず駆け寄ってしまう自分。
 この時、確信した。
(私はやっぱりあの人が…好き)
 嬉しかった。
 自分の気持ちが。
 そしてその自分の気持ちに気づけたことが。

138 :CCミラーたん:02/01/06 16:28
ミラーの想い(7)

 あの人がお盆にのったゼリーをテーブルに並べる。
 その横で私がスプーンを並べる。
 とても幸せ。
 見上げれば、すぐそばにあの人の顔。
 目があった。
 もうそらさない。
 頬が熱い。顔はきっと赤い。でも自然な笑顔。
 できた。
 私にも、できた。
 あの人が微笑みを返してくれる。
 そしてまた頭を撫でられた。
「…あ」
 とても気持ちがいい。
 思わず吐息がもれる。
 もうダメ。これ以上目を合わせていられない。
 目の前にはあの人の胸。
 そっと抱きついた。

139 :CC名無したん:02/01/06 16:37
(・∀・)イイ!
やっぱミラーたんの妄想は萌える!

140 :CC名無したん:02/01/06 16:45
>>132-138
す・すげぇ・・・・。( ̄□ ̄;)!!

141 :CCミラーたん:02/01/06 23:02
ミラーの想い(8)

 無言。
 でも、きっと通じる。
 初めて感じるこの気持ち。
 今まで感じたことのないこの気持ち。
 私の「好き」という気持ち。
 きっとあの人に、通じる。
 それは、決して口にしてはいけないこと。
 自分はカード。あの人は人間。
 だから言葉にはできない。
 でも――。
 私は願った。
 心から願った。
 この想いが届きますように…と。

142 :CCミラーたん:02/01/06 23:02
ミラーの想い(9)

 あの人の手が私の肩に、次いで背中に触れる。
 私の小さな体があの人の腕の中に優しく包み込まれていた。
 夢にまで見た。でも決してかなわないと思っていた。
 今、私はあの人の腕の中にいる。
 夢じゃない。
 今、私はあの人に抱きしめられている。
 こんなにも近くに、あの人を感じる。
 胸の鼓動が伝わってしまうかもしれない。
 恥ずかしい。
 でも伝わって欲しい。
 私の鼓動を感じて欲しい。
 私の想いを受け取って欲しい。
 応えてくれなくてもいい。
 ただ、受け取って欲しい。
 届いて欲しい。
 この気持ち。
(…好きです…大好きです)

143 :CCミラーたん:02/01/06 23:03
ミラーの想い(10)

 ゆっくりとあの人の腕がとかれていく。
 恐る恐る顔を上げる。
 そこには、変わらないあの人の微笑みがあった。
 ゆっくりと頷くあの人。
 そして、また頭を撫でてくれた。
 あの人は、何も言わない。
 きっとあの人もわかっている。
 あの人は人間。自分はカード。
 それは、言葉にしてはいけないこと。
 決して許されないこと。
 でも、あの人は私のことを抱きしめてくれた。
 私の目を見て、頷いてくれた。
 温かい微笑みを返してくれた。
 優しく頭を撫でてくれた。
 それで十分だった。
 嬉しくて涙が出そうになる。
 それを我慢して、私は懸命に微笑んだ。
 精一杯の微笑み。
 その拍子に、こらえていた涙が頬を伝った。
 嬉しくて、嬉しすぎて、涙が止まらなかった。
 ――届いた。私の想い――。

144 :CCミラーたん:02/01/06 23:04
ミラーの想い(11)

 そっと、あの人のそばを離れた。
 もうじきさくらさんが帰ってくる。
 涙を拭いて、もう一度微笑んだ。
「もう…行かないと」
「そうか…」
 あの人の少し寂しそうな表情。
 でも、私は笑顔のまま。
 私が笑えば、あの人も笑ってくれる。
 だから笑顔を向けた。
 あの人の顔に笑顔が戻る。
「ゼリー、食べてくか?」
 机の上には、私とあの人とで並べたゼリーとスプーン。
 でも、私はゆっくりとかぶりを振った。
「さくらさんが楽しみにしてましたから」
「だろうな」
 あの人が可笑しそうに笑う。
 つられて私も笑ってしまう。
「それに…」
「ん?」
「…あ、いえ…なんでもありません」
 私は慌てて言葉を飲み込んだ。
 そっと自分の胸に手を当てる。

(それに…私はもっと素敵なものを頂きましたから)

145 :CCミラーたん:02/01/06 23:05
ミラーの想い(12)

 ぺこりとお辞儀をして、背を向けた。
 その私の背中に、あの人の声が届く。
「また、いつでも来ていいぞ」
 思わず足を止めて、振り返る。
 その意味がわかった時、自然に声が出てしまった。
「はいっ」
 今日最高の笑顔。
 もう一度お辞儀をして、駆け足でリビングを出た。
 そうしないと、嬉しくてまたあの人の胸に飛び込んでしまいそうだったから。
 階段を上る足取りが軽い。
 心も軽い。
 部屋を出た時のせつなさが嘘のよう。
 また、会ってもらえる。
 いつ来てもいいと言ってくれた。
 私はカード。あの人は人間。
 でも、それでもいい。
 私は、あの人の笑顔があれば他に何もいらない。
 それでだけで幸せ。
 だから、また会いに行こう。
 今日以上の笑顔で、会いに行こう。
 今日以上の「好き」で、会いに行こう。
 想いは届くのだから。
 願いは叶うのだから。
 きっと――。


―――――――――― 完 ――――――――――

146 :CC名無したん:02/01/06 23:37
毎度の事ながらこのスレには感動させられます。。
ありがとうございますm(__)m

147 :CC名無したん:02/01/06 23:42
CCミラーたんさん、お疲れ様でした。
全部読ませてもらいました。
ミラーたんの切ない想いが細部にわたり表現されており、読んいる僕にも切なさが伝わってきました。
ミラーたんの為に書いてくれてありがとう。

148 :CC名無したん:02/01/06 23:50
どの作品もレベル高い・・・このスレ凄いよ、マジで

149 :CC名無したん:02/01/07 00:03
CCミラーたんさん、素晴らしい!!素晴らしすぎる!!!
個人的に、「この板の事だから最後はHにもっていくのか」と心配だったけど、
Hシーンが無くて安心しました。
最後の最後まで、繊細で儚げで謙虚なミラーのイメージと、
桃矢の優しさが、とても綺麗な色で仕上がっていてとても嬉しかったです。
まさか、さくら板でこんな気持ちの良いお話が読めるなんて思ってもみませんでした。
ありがとうござます。

150 :CC名無したん:02/01/07 00:38
そして糞をひり出す

151 :CC名無したん:02/01/07 00:45
ひり出してぇぇっぇ!

152 :CC名無したん:02/01/07 00:55
有料スレage

153 :CC名無したん:02/01/07 00:57
(;´Д`)お金取るの?

154 :CC名無したん:02/01/07 01:07
バリューエクスチェンジで課金します(w

155 :CC名無したん:02/01/07 01:30
すっごいいい話ばっか!
これ作った人、才能あるよ〜。

156 :CC名無したん:02/01/07 02:38
なんかいいスレあったんだね。
ageてくれてありがとね

157 :CC名無したん:02/01/07 11:43
(・∀・)イイ!
age!

158 :CC名無したん:02/01/08 00:25
ミラーたんハァハァ

159 :CC名無したん:02/01/08 23:32
純情健気なミラーたん
エロエロなミラーたん
どっちがイイ?

160 :CC名無したん:02/01/08 23:49
純情ミラーたんにきまってるだろ!
恥ずかしがるミラーたん萌え〜

161 :CC名無したん:02/01/08 23:53
>>159
そりゃあ、やっぱり純情健気なミラーたんのほうが1番いいね。
そのほうがなんかミラーたんの桃矢に対する思いが強まると思う。

162 :CC名無したん:02/01/09 00:03
純情健気なままご奉仕がいいな。(w

163 :CC名無したん:02/01/09 00:06
ミラータンのご奉仕(;´Д`)ハァハァ

164 :CC名無したん:02/01/09 00:17
やっぱ純情ミラーたんがいいよ。
>>132-145「ミラーの想い」最高!!

165 :CCミラーたん:02/01/15 23:17
<(_ _)>
さくらたんや知世たんも萌えだけどきゅってしたいのはやっぱミラーたん。
冬厨が去ったらまたいじらしいミラーたん書きたいな。

166 :CC名無したん:02/01/15 23:39
>>165
ミラーたん、いいですよね。
その想いをまたここにぶつけてください。
気長にお待ちしてます。

167 :CC名無したん:02/01/18 23:21
sage

168 :CC名無したん:02/01/23 16:47
sage

169 :CC名無したん:02/01/31 16:20 ID:v7TiNbJG
名スレ保全

170 :ミラーたん:02/02/03 01:18 ID:ZJocn1XA
ttp://isweb12.infoseek.co.jp/play/piffle/koibana1.htm
ttp://ueno.cool.ne.jp/nyu/novel/nov_cc01.htm
ttp://www.f2.dion.ne.jp/~tail_box/ccs_mirror/novels/mirror_03_1.htm
ttp://www.seaple-n.icc.ne.jp/~daic/illust/sss01j.html
ttp://www1.dnet.gr.jp/~hiroaki/sakura_mirror.html
ttp://www5a.biglobe.ne.jp/~matutti/novel/kagami.htm


171 :CC名無したん:02/02/03 14:41 ID:6TWQjiTe
>>170
思わず全部読んでしまった。
個人的には下から2番目が好きかな。


172 :ミラーたん追加:02/02/05 14:29 ID:kKmvJmGV
ttp://cardcaptor-sakura.com/hanya/main/novel/mirror.html
ttp://cc.sakura.ne.jp/bbs/novel.2/00699.html
ttp://isweb6.infoseek.co.jp/play/miof/fuwari.htm
ttp://web.tkcity.net/~nanase/dl.htm
ttp://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Pen/7212/novel-honntonokimoti.htm
ttp://yamagata.cool.ne.jp/sakurazuki/kagami.html


173 :CC名無したん:02/02/05 20:41 ID:fSBZ0Mot
ミラーたんと桃矢の関係は、想いを桃矢に伝えるところまででとめた方が綺麗だね。
それ以上の行為に及ぶ場合は、エロにでも走らないと臭くなる。
ということでエロ物。ガイシュツかも
ttp://www2.raidway.ne.jp/~kimito/fiction/ss/relife.html


174 :ミラーたん……:02/02/06 13:43 ID:/uqpu8PQ
ミラーの想い 萌えage

175 :ミラーたん:02/02/10 15:51 ID:LOyxLIMY
ならエロ物(桃矢×鏡)も追加
ttp://fuzi.free-city.net/ccsakura2.html
ttp://www.geocities.co.jp/Playtown-Spade/5788/sakura8.htm

一番好きなのはやっぱりむぎゅっこさんが書かれたやつ、
もう新作は拝めないのかな?


176 :.:02/02/12 13:17 ID:/PlBUyAI
ヤパーリ、ミラーは純愛が似合うと思ふ 新作期待age

177 :CC名無したん:02/02/12 17:43 ID:uK5reLpu
純愛かつエロってのがいいぞぉ

178 :CCミラーたん:02/02/14 22:23 ID:s22KU+KT
ミラーのバレンタイン(1)

「なんやさくら、またチョコ1つ余計に作ってもうたのか?」
「ほえ〜なんでだろ?」
「ま、後でわいがもろたる。ほな、チャッチャと小僧んとこ行こか」
「さくらちゃん李くんにチョコレートを渡すの巻ですわ〜」
「ほえ〜恥ずかしいよ〜」
「ほなミラー、留守番頼んだで」
「お願いしますわ」
「ほえ〜」
 あわただしくみんなが窓から出ていく。
 私はいつものように小さく手を振って見送った。
 窓を閉めると、私は小さくため息をついた。
 また封印をといてもらえた。
 またこうしてお留守番ができる。
 また…あの人に会えるかもしれない。
 嬉しかった。
 でも…。


179 :CCミラーたん:02/02/14 22:24 ID:s22KU+KT
ミラーのバレンタイン(2)

 今日は特別な日。
 1年に1日しかない特別な日。
 私はカード。あの人は人間。
 でも今日だけは、今日だけなら許されるかもしれない。
 ただのカードでしかない私。
 でも、今日だけなら…。
 ありったけの勇気で、あの人の胸に…!
 想像しただけで頬が熱くなる。
 胸のドキドキが止まらない。
 でも、それはかなわぬ夢。
 私にもわかっている。
 第一、私にはあの人にあげるチョコレートがない…。
 だから想像するだけ。
 あの人にチョコレートを渡す私。
 照れくさそうに、でも笑顔で受け取ってくれるあの人。
 うつむいた私の頬にあの人の手がそっと触れ、
 私はゆっくりと目を閉じる…。
 そんな想像に頬を赤らめ、胸をドキドキさせる。
 それだけいい。
 それだけで私は幸せだから。


180 :CCミラーたん:02/02/14 22:24 ID:s22KU+KT
ミラーのバレンタイン(3)

 机の上には、きれいにラッピングされたチョコレート。
 さくらさんが1つ余計に作ってしまった、星の形のチョコレート。
 ピンクのリボンがかけられ、透明な包みに入っているチョコレート。
 私にもこんなのが作れたらな…。
 ちょっとだけ、さくらさんがうらやましかった。
 今日は部屋を出ないでおこう。
 そう思った。
 会いたいけど、今日だけはダメ。
 今日が特別な日じゃなければ会いに行けるのに。
 昨日や明日なら会いにいけるのに。
 今日じゃなければ…。
 そこでハッと我に返った。
 いけない。
 私はいつからこんなにも我が侭になってしまったのだろう。
 カードとしてさくらさんのお役に立てることが一番の喜びなのに。
 それなのに…。
 せつなくて胸が張り裂けそうになる。
 自分はカードとして失格なのかもしれない。
 やっぱり…会いたい…。
 そう思ってしまうのだから。


181 :CCミラーたん:02/02/14 22:25 ID:s22KU+KT
ミラーのバレンタイン(4)

 コンコン。
 不意にドアがノックされた。
「さくら、いるか?」
 あの人の声。
 あまりに突然のことで、とっさに声が出ない。
 カチャ。
 ドアノブが回される。
「入るぞ」
 ドアが開きかけた。
「ダメっ」
 私の口から出たのは、思いもかけない言葉。
 開きかけたドアが、ピタリと止まる。
「さくら…じゃないのか?」
 扉越しにあの人の声。
「…ごめんなさい」
 思わず謝ってしまった。
 でも謝らずにはいられなかった。
 私はさくらさんじゃないから。
 でもそれだけじゃない。
 今日という特別な日に、私は何もあげられない。
 今までたくさんもらったのに。
 私もたくさんたくさんあげたいのに。
 大好きなのに…。


182 :CC名無したん:02/02/15 00:35 ID:D7t6w0ux
20 名前:妄想 ◆xvfDA2/s 投稿日:02/02/15 00:05 ID:2R6LCCX2
ナタの血を拭っていると向こうからさくらちゃんがやって来た。
違う、さくらちゃんではない。しぐさや雰囲気からミラーのようだ。一緒にいるのは桃矢か?
「あの、これを」
「ん、チョコか?すまないな。いつも、さくらが世話になっているのに」
「そんなことありません」
「ったく。さくらの奴はどこで何をやっているんだ。迷惑だろ、俺なんかの相手して」
「そんな・・・会えて・・・嬉しいです」
あー、もう見てらんない。早く始末しちゃお。
だが桃矢は油断出来ない。
先手必勝。俺は火炎瓶に火を付けると放り投げた。
「!」
気配に気付いたのか桃矢が振り向く。そして飛んできた火炎瓶を蹴り飛ばした。
ボンッ!!
軽い爆音と共に火炎瓶が爆発して桃矢が炎に包まれる。
「きゃーーーーーーっ!!」
桃矢が余計な事をしたせいでミラーは無事だったようだ。
「誰か・・・誰か、助けて・・・」
俺は釘打ちバットを手にすると狼狽えているミラーに降り下ろした。
ボグッ!!ボグッ!!
数回、ブッ叩くとミラーは動かなくなった。
「せ、せっかく。せっかくチョコつくったのに。やっと、やっと渡せると・・・」
俺は足でチョコを踏みつぶすと、バットを振り上げる。
ボグッ!!ミラーに最期の一撃が決まる。
後にはボロボロに破れたカードと、こなごなに砕けたチョコだけが残った。

183 :CC名無したん:02/02/15 04:25 ID:0EW13H+K
>>178-181
バレンタインネタかぁ(・∀・)イイ!
つづきあるんだよね。
期待してるよ。

>>182
妄想さんのは相変わらず過激だな。
これも愛情表現の一つなのだろうか…
イジメてみたいという気持ちはあるが、このレベルは理解できん。


184 :.:02/02/15 15:10 ID:TrPkmGoB
CCミラーたん
続編ありがとう 萌えage

185 :カードローンさくら:02/02/15 15:27 ID:jsafjJ4P
さて、ここで問題です。なぜ桃矢は、ミラーを見やぶったのでしょう。

186 :CC名無したん:02/02/15 19:15 ID:wgYP95/j
ほくろの位置が左右逆だったから

187 :カードローンさくら:02/02/15 19:19 ID:jsafjJ4P
大正解!!

188 :CC名無したん:02/02/15 23:23 ID:svnbhDGJ
>>178-181
今回も凄くイイ!!!!
続き激しく期待!!!!!!!

189 :CCミラーたん:02/02/17 03:31 ID:chC4zbe+
ミラーのバレンタイン(5)

「さくらの奴、また何かあったのか?」
 扉を挟んで、あの人の心配そうな声。
「今日は…違います」
 一瞬の沈黙。
「…そっか」
 何かを悟ったような、どこか寂しそうな、そんな口ぶり。
「入っても…いいか?」
 もう私には拒めない。
 あの人の寂しそうな声を聞いてしまったから。
 その理由が、私にもわかってしまったから。
 それに何よりも、私も会いたかったから。
 私は静かにドアを開けた。


190 :CCミラーたん:02/02/17 03:32 ID:chC4zbe+
ミラーのバレンタイン(6)

「ありがとうな」
 目の前に、私が大好きなあの穏やかな微笑み。
 ぽんぽん。
 優しく頭を撫でられる。
 いつもなら、私の最高に幸せな瞬間。
 幸せすぎてもう何も考えられなくなるひととき。
 でも、今日は違う。
 今日は特別な日。
 1年に1日しかない特別な日。
 それなのに、私には想いを込めたチョコレートがない。
 悲しくて涙が出そうになる。
 でも我慢。
 そして笑顔。
 今の私にはこの笑顔しかないから。
 だから私にできる精一杯の微笑みを、あの人に向けた。


191 :CCミラーたん:02/02/17 03:36 ID:chC4zbe+
ミラーのバレンタイン(7)

 私の笑顔に、あの人も笑顔で応えてくれる。
 …はずだった。
 でも今、あの人の顔から微笑みが消えている。
「どうしたんだ?そんな辛そうな顔して」
 …え?
 辛そう?
 どうして?私はこんなにも笑顔なのに…。
「何か悲しいことあったのか?」
 あの人が優しく訊いてくる。
 なんでわかってしまうのだろう。
 でも…言えない。
 とても言えない。
 私は慌ててふるふると首を横に振った。

192 :CCミラーたん:02/02/17 03:37 ID:chC4zbe+
ミラーのバレンタイン(8)

「そうか。でも無理するな」
 温かい言葉。
 そしてまた頭を撫でてくれた。
「あ…」
 なんて優しいんだろう。
 ただのカードでしかない私。
 そんな私に、こんなにも優しくしてくれる。
 体中の力が抜ける。
 我慢できなかった。
 まるで魔法で引き寄せられるように、私はあの人の胸に抱きついていた。
 いけないとわかっていても、そうせずにはいられなかった。
 途端に、こらえていたものがこみあげてくる。
「…ごめんなさい」
 私の涙があの人のシャツを濡らした。


193 :CCミラーたん:02/02/17 03:38 ID:chC4zbe+
ミラーのバレンタイン(9)

 いつの間にか私の笑顔は泣き顔に変わっていた。
「ごめんなさい…ごめんなさい…」
 何度も何度も謝った。
 そして、正直に話した。
 嫌われてしまうかもしれない。
 そう思うと怖かった。
 でも、嘘をつくことの方がもっと怖かった。
 だから、正直に全部話した。
 今日じゃなければ、本当の笑顔で会いに行けたこと。
 今日という日に、チョコレートをあげることができないこと。
 それが悲しくて、辛くて、部屋に閉じこもっていたこと。
 あの人の胸の中で、全部…正直に話した。
 あの人は黙って最後まで聞いてくれた。
 ときおり私の頭を優しく撫でてくれながら。
 その心地よさに励まされて、私は話し終えることができた。

194 :CC名無したん:02/02/17 12:40 ID:8TvHTMrl
>>189-193
はにゃ〜ん、ミラーたんの切ない気持ちが伝わってくるよ。
続き頑張って!


195 :ミラ〜たん:02/02/17 14:27 ID:8kWmqeUe
>>189-193
ミラーたんが超いじらしいvv
続き待ってます。

196 :CC名無したん:02/02/17 17:34 ID:NLHvKgS5
ミラー×桃矢の絡み超絶キボンヌ

197 :CC名無したん:02/02/22 12:25 ID:LkW1Vmlk
続きまだ?

198 :CCミラーたん:02/02/22 23:29 ID:xZy8D3ZQ
ミラーのバレンタイン(10)

 きっと嫌われてしまった。
 あの人はもう微笑んでくれないかもしれない。
 もう会ってくれないかもしれない。
 怖くて怖くて、顔をあげることができなかった。
 そんな私の頬に、あの人の暖かい指先が触れた。
 そっと私の涙をぬぐってくれる。
「…あ」
 思わず吐息が漏れる。
 そしてつい顔をあげてしまった。
 こんな泣き顔なんか見られたくなかったのに。
 心からの笑顔を向けたかったのに。
 泣いている私に、あの人が笑顔をくれるはずないのに。
 でも私は顔をあげてしまった。
 すぐに目を伏せようと思った。
 それなのに、私の体は私の言うことを聞かなかった。
 私の目はあの人の表情にくぎづけになっていた。
 なぜならそこには、私が大好きなあの穏やかな微笑みがあったから。


199 :CCミラーたん:02/02/22 23:30 ID:xZy8D3ZQ
ミラーのバレンタイン(11)

 私は泣き顔のまま固まっていた。
 それでもあの人は微笑んでくれていた。
 ただのカードでしかない私。
 今日という特別な日に何もあげられない私。
 大好きな人の前で泣いてしまう私。
 こんなダメな私に、あの人はまだ笑顔をくれる。
 嬉しかった。
 でも、また私がもらってしまった。
 しかも、私がもらったのは笑顔だけじゃなかった。
「作ってみるか?」
「…え?」
 一瞬、何のことかわからなかった。
「作ってみるか?チョコレート」
 きょとんとする私。
 あの人は私の頭を優しく撫でてくれながら微笑んでいる。
 その瞬間、私は言葉の意味を理解した。


200 :CCミラーたん:02/02/22 23:31 ID:xZy8D3ZQ
ミラーのバレンタイン(12)

 作れる…?
 私にも、作れる…!?
 チョコレートが、作れる…!!
 自分でも驚くくらいに、みるみる泣き顔が笑顔になっていく。
「やっと笑ったな」
 あの人が可笑しそうに笑う。
 恥ずかしい。
 でもその何倍も嬉しい。
 だから私は顔をそらさない。
 笑顔。
 それも、とびっきりの笑顔。
 今までで一番より、もっと一番の笑顔。
 嬉しくてたまらなかった。
 チョコレートが作れることが。
 一番の笑顔ができることが。
 想いを伝えられることが。
 あの人の後について階段を下りながら、私はその嬉しさに酔いしれた。


201 :CCミラーたん:02/02/22 23:31 ID:xZy8D3ZQ
ミラーのバレンタイン(13)

 初めてかけるエプロン。
 初めて立つキッチン。
 振り向けばすぐそこにあの人の微笑み。
 私が振り向くたびに、あの人は笑顔で応えてくれる。
 その上…
 ぽんぽん。
 いっぱい頭を撫でてもらえる。
 さっきから顔がゆるみっぱなしの私。
 そんな私に優しくていねいに教えてくれるあの人。
 チョコレートをボールに入れて湯煎にする。
 溶けたチョコレートをゆっくりとかき混ぜる。
 その度に私は振り向き、あの人は笑顔でうなずく。
 踏み台に乗っているから、こんなにも間近であの人の笑顔が見れる。
 もう幸せすぎて、チョコレートと一緒に私も溶けてしまいそう。


202 :CCミラーたん:02/02/22 23:32 ID:xZy8D3ZQ
ミラーのバレンタイン(14)

 あの人が棚の奥から箱を出してくる。
「どれでも好きなの使っていいぞ」
 丸、三角、四角、星…中にはいろいろな形の型。
 その中の一つに、私の手が無意識にのびた。
 感じる視線。
 のびた指先がピタリと止まる。
 私の指が目指したその先…それはもちろんハートの形。
 それに気づいた瞬間、恥ずかしさで胸が詰まりそうになった。
 頬が、耳が、あっという間に朱に染まる。
 慌てて手を引っ込めようとした。
 でももう遅かった。
 ぽん。
 また、頭を撫でられた。
「これでいいのか?」
 あの人の優しい声。
 私はもう、恥ずかしくて声が出せなかった。
 だから、小さくうなづいた。
 真っ赤な顔のまま…。
 ありったけの勇気で…。


203 :CCミラーたん:02/02/23 00:37 ID:8uV8p3mF
ミラーのバレンタイン(15)

 ハートの型に、チョコレートを流し込む。
 私の心を込めて。
 私の願いを込めて。
 私の想いを込めて。
 できた。
 私にもできた…!
 初めて作った、手作りのチョコレート。
 嬉しくて、また振り向いた。
 そこには変わらぬあの人の微笑み。
 そして私の頭を撫でてくれる。
 私にはこれ以上ないほどのご褒美。


204 :CCミラーたん:02/02/23 00:38 ID:8uV8p3mF
ミラーのバレンタイン(16)

「あとは冷蔵庫に入れて固めれば完成だ」
 その言葉で、私は一瞬凍りついた。
 今日…渡せない…。
 目の前が真っ暗になる。
 でも、あの人は笑顔で言ってくれた。
「この続きは、また今度来た時にな」
 ぽんぽん。
 また、私の頭を撫でる。
「待ってるから」
 そして微笑み。
 ――待ってるから――。
 あの人は今、そう言った。
 待っててくれる…。
 待っててもらえる…。
 このチョコレートが、渡せる…!
 そう思った瞬間、私の顔に笑顔がはじけた。


205 :CCミラーたん:02/02/23 00:39 ID:8uV8p3mF
ミラーのバレンタイン(17)

「はいっ」
 まるで本物のさくらさんのような、元気な返事。
 幸せいっぱいの笑顔。
 嬉しかった。
 ただのカードでしかない私。
 でも、そんな私がこんなにも幸せな気持ちになれる。
 本当に嬉しかった。
 やっぱり…会えてよかった…。
 そう思った。
 そして、誓った。
 もし今度会うことができたら、このチョコレートを渡そう。
 私の想いが全部つまった、このチョコレートを渡そう。
 今日という特別な日じゃなくても、きっと渡そう。
 その日が、私にとっての「特別な日」になるのだから。
 それは明日かもしれない。
 明後日かもしれない。
 いつになるかはわからない。
 でも、きっと渡そう。
 きっとあの人は笑顔で受け取ってくれるから。
 私も、私の一番の笑顔でこのチョコレートを渡そう。
 ありったけの勇気を出して。
 ありったけの想いを込めて。
 ありったけの「好き」を伝えるために――。



―――――――――― 完 ――――――――――

206 :ミラーたんのチョコ・・・:02/02/23 11:28 ID:0eEclCiB
>>198-205
ご苦労様でした。
んで、この話はホワイト・ディに続くんですかね?
またまた楽しみに待ってますぞ(w

207 :CC名無したん:02/02/23 13:58 ID:Bi9tnyql
CDドラマ化キボンヌ!

208 :CC名無したん:02/02/23 14:18 ID:gDgCxgyi
なつかしぃのう(*´д`*)

209 :CC名無したん:02/02/23 19:55 ID:e6t1RoAE
やっぱミラーたんっていいよね。
ageとこう。

210 :CC名無したん:02/02/23 23:28 ID:PZn7E4kV
長編お疲れ様でした〜!!
週末の鬱な気持ちも吹き飛んだよ。ありがとう。


211 :CC名無したん:02/02/24 01:18 ID:u2lfPSF2
>CCミラーたんさん
いやぁ、良かった。ありがとう。
いいもの読ませてもらいました。


212 :CC名無したん:02/02/24 20:18 ID:b/H6Ct0N
ミラーちゃんいいっす〜
メイド服着せて家に置いときたいよ〜(w

213 :CC名無したん:02/02/25 01:47 ID:a6Q/HGcg
素晴らしい。感涙。
ほほえましくていいなあ〜
そしてうらやましいなあ〜

214 :CC名無したん:02/02/28 23:39 ID:0pNvYDQQ
ミラーたんとさくらたんのレズ物キボンヌ

215 :ミラーたん:02/03/01 11:26 ID:MthCdhc/
>>214
ttp://cortex.med.nihon-u.ac.jp/home/meken/image/home.htm
ttp://homepage2.nifty.com/asuka02/ccssx/tsx04.htm

216 :.:02/03/01 17:09 ID:pgZR18qR
CCミラーたんハァハァ 続編きぼーんage

217 :CC名無したん:02/03/01 19:35 ID:/x9AAnUL
ttp://cortex.med.nihon-u.ac.jp/home/meken/image/home.htmの「中略」ってなんだあー!
せっかく途中まで(;´Д`)ハァハァしてたのに!

下のはnot foundになるんだけど消したのかな。
直林してないのにね。

218 :CC名無したん:02/03/03 17:49 ID:uKkH1iID
>>217
ずいぶん前に消されたみたい。
googleキャッシュでも見つからなかった。

219 :CC名無したん:02/03/04 01:24 ID:cGXNd6pk
>>215のttp://cortex.med.nihon-u.ac.jp/home/meken/image/home.htmの
肝心な部分が抜けてたから勝手に書いてみたよ。
知世たんとの3Pっぽい展開だったけど、知世たんには撮影に専念してもらいました。
表現が変な部分があると思うけど勘弁して。


220 :CC名無したん:02/03/04 01:26 ID:cGXNd6pk
ミラー:「……さくらさん……私…」
(ゆっくりさくらに近寄り、さくらに唇を重ねるミラー)
さくら:「や、ミラーさ……ん…んんっ…」
(とっさに首を横に振り、拒絶するさくら)
ミラー:「さくらさん……私のこと…嫌いですか?」
(悲しそうな顔で問いかけるミラー)
さくら:「ほえ……そんな…嫌いなんかじゃないよ…」
ミラー:「私…さくらさんが主になったときから、
さくらさんのことが好きだったんです。
私、大好きなさくらさんのことがいろいろ知りたくて、
お留守番してる時にさくらさんの体を見せてもらいました。」
さくら:「ほえ〜〜〜、そんなことしてたの?」
ミラー:「すみません…でもさくらさんの体、すごく綺麗でした。
それに……さくらさんの体、すごく気持ち良かったです。(真っ赤)」
さくら:「ほえ?気持ち良かったって……?」
ミラー:「えっ…あっ、それは…」
知世:「ふふっ、それはこれからさくらちゃんにも味わってもらいますわ。」
さくら:「ほえ〜〜〜やめてよ〜、知世ちゃん。」
(ビデオの準備を整え、さくらの服を脱がしにかかる知世。
ミラーも自分で服を脱ぎ始める)


221 :CC名無したん:02/03/04 01:28 ID:cGXNd6pk
知世:「さ、はじめてくださいな。」
(撮影を始める知世。全裸になったさくらとミラーが向かい合っている)
みらー:「さくらさん……好きです……」
(ミラーはさくらの乳首に愛撫を始める)
さくら:「!!…は…はにゃ…ん…くすぐったいよう…」
(さくらの乳首が勃起してるのが判る。ミラーは愛撫を続ける)
さくら:「んんっ…はぁはぁ……なんか…変な気持ち…だよぅ」
(さらにミラーは、さくらのもう片方の乳首を指で転がしたり摘んだりして刺激した)
ミラー:「さくらさん、これ気持ちいいでしょう?」
(ミラーはいつも自分(さくら)の体でオナニーしていたため、
さくらがどうすれば感じるのか良く判っていた)
さくら:「んはっ…くふぅ…きゃああん!」
(さくらはあまりの刺激に耐え切れず、床にしゃがみ込んでしまった)
さくら:「はぁはぁ…ミラーさん…気持ち良いことって…はぁはぁ…
私の体でいつも…こんなことしてるの?…はぁはぁ…」
ミラー:「ふふっ、さくらさん、もっと気持ち良いこともしてるんですよ。」
さくら:「ほえ…まだなにかあるの?」
(ミラーはさくらを仰向けに寝かせると、さくらとは反対向きになって跨った)
さくら:「み、ミラーさん?…なにするの?」
(ミラーはさくらの股間に舌を這わせた)

222 :CC名無したん:02/03/04 01:31 ID:cGXNd6pk
さくら:「はにゃ〜〜〜!!ミラーさん、やだあ」
(さくらの秘部は、既に愛液でヌルヌルになっていた。
「ちゅ…ちゅるるる……」
ミラーは愛液を吸い取るように愛撫を続けた)
さくら:「!!!…ああっ!!…」
(さくらは全身にビリビリと刺激が走り、体をよじさせる。
ミラーは容赦なくさくらの弱点を責め続けた)
さくら:「はぁ…あはああん…きゃふん……はぁはぁ」
(さくらは意識が遠のいていきながらも、ミラー(自分)の性器が目の前に
あることに気付いた。
さくらは不思議な気持ちになりながらも、未知なる快感への好奇心から
ミラー(自分)の性器に吸い付いた)
ミラー:「あん…、くふぅ…さくらさん……」
(ミラーが嬉しそうな喘ぎ声を出す)
さくら:「ミラーさんも気持ち良くしてあげるね。」
(さくらは、ポイントを知っている訳ではないが、気の赴くままに愛撫を続けた)
ミラー:「はぁ…んっ、さくらさん……嬉しい…」
(「ぐちゅくちゅ…」「ぴちゃぴちゃ…」
互いの愛撫が続く。知世はビデオ撮影に没頭している)
さくら:「はぁ…ああん、…すごいよ…こんな気持ち…くふぅん…はじめてだよ」
ミラー:「うふぅん……あふ…くはぁ…」
さくら:「きゃふ…んんっ…は…にゃ…あああああんっ!」
ミラー:「さくら…さん…んはあ、はあああああん!」
(二人とも激しい声を上げてほぼ同時に絶頂に達した。
ミラーはさくらの上にぐったりと覆い被さった)

--------------------------------------------------------------
ttp://cortex.med.nihon-u.ac.jp/home/meken/image/home.htmの中略以降へつづく

223 :CC名無したん:02/03/06 12:23 ID:fw7ZrlLR
不覚にも(;´Д`)ハァハァ…
でもやっぱりミラーたんは純情かつ健気ってのがイイ!!。
CCミラーたんさんの続ききぼーん。

224 :219-222:02/03/06 23:59 ID:ibQGmNaF
ここは純情派が多いのね。
変なの書いてスマソ。
俺も純粋に(;´Д`)ハァハァするよ。

225 :.:02/03/10 13:07 ID:R29/8A+t
もーすぐホワイトデーかの?CCミラーたん期待age

226 :CC名無したん:02/03/11 14:44 ID:rYFbMXht
CCミラーたんさんは続き書いてくれるのかな?
15日になったらまた来よ。

227 :CCミラーたん:02/03/14 20:57 ID:u10H1R71
ミラーのホワイトデー(1)

「今夜はさくらちゃん李君にホワイトデーのプレゼントをもらうの巻ですわ〜」
「ほえ〜そんな約束してないよ〜」
「大丈夫ですわ〜李君はちゃんとご用意なさってますわ〜」
「ほな、チャッチャともらいに行こか」
「ほえ〜」
 いつも以上にあわただしく窓から出ていくみんな。
 それをいつも通り小さく手を振って見送る私。
 いつも通りのお留守番。
 でも…。
 私は小さくため息をついた。
 いつも通りじゃないのは私の気持ち。
 今日もまた1年で今日しかない特別な日。
 そう…特別な日なのに…。


228 :CCミラーたん:02/03/14 20:59 ID:u10H1R71
ミラーのホワイトデー(2)

 あれから1ヶ月。
 チョコレートを渡そう…そう誓った日から1ヶ月。
 もう1ヶ月もたってしまった。
 きっと渡そう…!
 そう誓ったのに…結局渡せなかった。
 もっと早くお留守番ができていたら…。
 そう思うと、悲しくて涙が出そうになる。
 でも、それは仕方がないこと。
 私はさくらさんのためにあるカード。
 ただのカード…。
 だから我が侭はいけない。
 私はまぶたに溜まった涙をそっとぬぐった。


229 :CCミラーたん:02/03/14 21:00 ID:u10H1R71
ミラーのホワイトデー(3)

 あの日のことを思い出す。
 あの人に教わりながら、幸せいっぱいの中で作ったチョコレート。
 完成を見ずに、冷蔵庫の中にしまったチョコレート。
 あの人は「待ってるから」と言ってくれた。
 だから、きっと待っていてくれた。
 でも…私はそれに応えられなかった。
 心を込めて作ったチョコレート。
 私の想いを全部詰め込んだチョコレート。
 渡したかった…。
 あの人が待っていてくれたのに…。
 ぬぐったばかりのまぶたから、涙があふれた。


230 :CCミラーたん:02/03/14 21:05 ID:u10H1R71
ミラーのホワイトデー(4)

 謝りに行こう。
 そう思った。
 私はただのカード。
 そう、ただのカードでしかない。
 でもあの人は、そんな私にたくさん優しくしてくれた。
 本当に、たくさんたくさん優しくしてくれた。
 だから、一生懸命謝ろう。
 嫌われてしまってもいい。
 許してもらえなくてもいい。
 ちゃんとごめんなさいを言おう。
 どんなに辛くても、どんなに悲しくても、ちゃんとごめんなさいを言おう。
 それが私にできる精一杯のことだから。
 私には、それくらいしかできないから…。
 ちゃんと謝ろう…。
 そう、心から思った。
 もう一度だけ涙をぬぐうと、私はそっと廊下に出た。


231 :CC名無したん:02/03/14 22:29 ID:xypSkqMC
わー,CCミラーたん降臨だー!!
ミラーたん健気だよぅ……

続きに期待して,age!

232 :226:02/03/15 00:57 ID:sIZa43kW
ミラーたんは全然悪くないのにな・・・
それなのに何でこんなにも苦しまなければならないんだろう。

233 :CC名無したん:02/03/17 20:41 ID:FPA5I9Ic
ミラーたん!

234 :CCミラーたん:02/03/17 22:44 ID:3uhhXk5c
唖然呆然…
(;´Д`)ハァハァすることしか考えてなかったよ。
萌えのために大好きなミラーたんに辛い思いをさせてしまうとは!
激しく鬱…。

235 :232:02/03/18 12:39 ID:NvaQq9rQ
>>234
そんなつもりで書いたんじゃ…スマソ
ホワイトデーの続きを激しくきぼーんします!!。

236 :CC名無したん:02/03/19 17:45 ID:KkAkVb12
ミラーたんへの罪滅ぼし。
それはミラーたんを幸せいっぱいにしてあげること…。

237 :.:02/03/20 23:22 ID:XACgC1HM
でも「とーや」はホモだからな……

238 :ミラーたん:02/03/21 12:33 ID:9f7pe6HA
ttp://homepage1.nifty.com/pretty/nv-top/nv-toyo/ccsakura.htm

239 :CC名無したん:02/03/21 14:49 ID:HVKXhuco
>>238
さくら(仮)……ハァハァ(´Д`;)

240 :CC名無したん:02/03/21 22:16 ID:LQzCtRNE
>>238
サンクス(;´Д`)ハァハァ
この作者さんは、10歳のさくらたんを犯すことに抵抗があるみたいだね。

241 :CC名無したん:02/03/30 02:37 ID:LLt6BzLY
保全sage

242 :.:02/04/02 00:40 ID:wljdou9w
CCミラーたん続き期待AGE

243 :CC名無したん:02/04/02 15:29 ID:ypenWnOo
不覚にも感動しちまったじゃねぇぁ!!
さくら板ももうダメかと思ってたが・・・
安心age

244 :CC名無したん:02/04/04 06:36 ID:N6GPEBXM
保全アゲ

245 :CC名無したん:02/04/08 22:15 ID:kZDdZ/iM
ここももう終わりか・・・。

246 :さくらたんファン ◆91JnPplQ:02/04/09 02:45 ID:fRo4JSgs
ミラーのお留守番(あの方へのお気遣い@)

「今日はお夕飯の当番なの、おとうさんは出張中だけど、
お兄ちゃんはバイトから帰ったら食べるから。
あと、お買い物メモは書いてあるから。
…それじゃあ、悪いけどまたお願いね。」
「はい、わかりました」
「さくらー、はよ来な置いてくでー!」
「あーん、待ってよー」

お買い物メモ
カレー用牛肉 400g
にんじん
じゃがいも
たまねぎ
カレールウ 甘口 一箱
レタス
きゅうり
トマト

今日はあの方の為にお料理を作ってあげることが出来る。
高鳴る胸の鼓動を感じながら、お買い物に出かけるミラーであった。

247 :さくらたんファン ◆91JnPplQ:02/04/09 02:45 ID:fRo4JSgs
ミラーのお留守番(お料理へのお気遣いA)

近所のスーパーでメモの通りに買い物カゴに入れていく。
カレーのコーナーでふと目を留める。
カレーパウダーを手にとり、カゴの中にいれるミラーであった。
家に着いて調理を始める。カレーの材料を炒めて煮えた頃、
あの方の分を別のなべに取り分ける。カレールウを適量ずつ
それぞれのなべに入れて味を整える。ただ、もう一つのなべには、
先ほど買ったカレーパウダーが追加されている。
味見をするが、さくらの体のミラーにはかなり辛目の味付けだ。
サラダを作ってラップを掛けて冷蔵庫に入れておく。
「おーい。さくらー、帰ったぞー」
そう言ってキッチンに、顔の覗かせたのはさくらの兄、桃矢だった。
「あ…」
「あ、あの…」
「まあ、俺もいつもどうり話すから、あんまり緊張しなくていいぜ。」

248 :さくらたんファン ◆91JnPplQ:02/04/09 02:47 ID:fRo4JSgs
ミラーのお留守番(お料理へのお気遣いB)

「それより、腹減ったな。今日はカレーにするとか言ってたっけ。」
「はい。すぐにお出しします。」
少し大きめのお皿によそわれたカレーとサラダ、
コップに入った氷水が用意された。
「じゃ、いただきます。」
一口食べた桃矢の顔に満足な表情が表れる。
「うまい。ただこの味付けだと、さくらには辛すぎやしないか。」
「あ、あの…」
顔を染めながらミラーが答える。
「桃矢さんの分だけ、別のなべで味付けをしてあります。」
「すまないな。オレにまで気を使ってもらって。」
「いえ、その…。ご満足していただけて、とってもうれしいです。」
ミラーにとって、かけがいの喜びの瞬間であった。

249 :さくらたんファン ◆91JnPplQ:02/04/09 02:50 ID:fRo4JSgs
小説初挑戦だが、う〜ん。ちょっときついかな。汗
ミラーのお留守番(お料理へのお気遣い@からB)以上でおしまい。

250 :CC名無したん:02/04/09 02:55 ID:na0vG5BE
おつかれさまです〜。>さくらたんファンさん

さくらたん,買い物までさせるなんてひどいなあ。
あ,でもそのお陰でミラーたんがお料理できたのか。

251 :CC名無したん:02/04/09 02:59 ID:JGaHGaEQ
>>249
いやぁ、すごくいい感じだったよ。
これからも萌え萌えな作品期待してるよ。

252 :CC名無したん:02/04/09 18:02 ID:4Scq34jM
>>249
うん、なかなか良かったよ!
今後に期待!!

253 :CC名無したん:02/04/09 19:02 ID:xtLbII06
ん〜、さくら板はいつ亡くなっても良いが(w
このスレだけは残したいな…。

254 :CC名無したん:02/04/12 12:15 ID:.lDIW12k
ミラーたんの手料理…(;´Д`)ハァハァ

255 :CCミラーたん:02/04/14 00:54 ID:wIqQAB8Y
ミラーのホワイトデー(5)

 あの人の部屋の前。
 初めてここに立った。
 心臓がドキドキする。
 辛いはずなのに、悲しいはずなのに、それでもドキドキする。
 頬が熱い。
 顔中が熱い。
 胸がはりさけそう。
 ダメ…私は謝りにきたのに…!
 そう思っても、心のどこかで期待してしまっていた。
 あの人の微笑みを。
 あの人の温もりを。
 そして何より、あの人に会えることを…。

256 :CCミラーたん:02/04/14 00:55 ID:wIqQAB8Y
ミラーのホワイトデー(6)

 止まらなかった。
 止めようとしたのに、間に合わなかった。
 気づいた時、私の右手は勝手に目の前のドアをノックしていた。
 ――コンコン。
 その音でハッと我に返る。
 でももう遅い。
「開いてるぞ」
 中からあの人の声。
 そして足音が近づいてくる。
 頭の中が真っ白になる。
 どうしよう…まだ心の準備ができていないのに…。

257 :CCミラーたん:02/04/14 00:56 ID:wIqQAB8Y
ミラーのホワイトデー(7)

 カチャ。
 ドアが開く音。
 顔を上げられない私の目に、あの人の足が映る。
 ぽん。
 あの人の手が私の頭に軽く触れる。
「さくら…じゃないな。どうしたんだ?」
 いつも通りの温かい声。
 そして優しく頭を撫でられる。
 やっぱり気持ちいい。
 思わず顔を上げてしまいそうになる。
 でも今の私にはその資格がない。
 本当はあの人の瞳が見たいのに。
 本当はあの人の笑顔が見たいのに。
 本当は…。
 あふれそうになる涙を必死にこらえた。
 そして、深々と頭を下げた。

258 :CC名無したん:02/04/14 02:01 ID:hyNzMZcM
CCミラーたんさん、お待ちしておりました。ヽ(´ー`)ノ

259 :CCミラーたん:02/04/14 03:19 ID:wIqQAB8Y
ミラーのホワイトデー(8)

「あ…あの…ごめんなさいっ」
 一生懸命に謝った。
 そうしないといけないと思った。
 だから、精一杯ごめんなさいを言った。
 こらえていた涙が頬を伝い、床に落ちた。
 それでも私には、謝ることしかできなかった。
「ごめんなさい…」
 不意にあの人の膝が折れるのが見えた。
 かがみ込んだあの人の目線が私の身長まで降りてくる。
 そしてその大きな手が私の頬に触れた。
「何をそんなに謝るんだ?」
 背の高いあの人の顔が、私の目の前にあった。
 いつも見上げてばかりいたあの人の顔。
 それが今、こんなにも間近にある。
 とても心配そうな表情。
 それは、いつもはさくらさんに対して向ける表情。
 でも今は、それが私に向けられている。
「泣いてちゃわからない」
 あの人の温かい指が、そっと私の涙をぬぐってくれた。

260 :CCミラーたん:02/04/14 03:20 ID:wIqQAB8Y
ミラーのホワイトデー(9)

 優しさが伝わってくる。
 こんな私に、こんなにも優しくしてくれる。
「どうしたんだ?」
 あの人の声。
 心が包み込まれるような温かさ。
 なんて温かいんだろう。
 あの人の優しさは、いつも私に勇気をくれる。
 その優しさに甘えて、私は恐る恐る口を開いた。
「あの…チョコレートのこと…」
 今にも消え入りそうな声。
 でも、あの人はそれでわかってくれた。
「ああ、こないだのか。ちゃんとできてたぞ」
 ぽんぽん。
 頭を撫でられる。
 え?
「良くできてた」
 あの人が私に笑顔を向ける。
 そしてすっと立ち上がると、大きくドアを開いた。
「あ、あの…」
 戸惑う私を、部屋の中に導く。
 私が困った顔を向けると、あの人は優しい笑顔で机の上を指さした。

261 :CCミラーたん:02/04/14 17:28 ID:rQcgXdfA
ミラーのホワイトデー(10)

「これ、私の…」
 振り返る私に、あの人が微笑みながら頷く。
 そこにあったもの。
 それは、ハートの形のチョコレート。
 私があの人と一緒に作ったチョコレート。
 私がありったけの想いを込めて作ったチョコレート。
 でも…。
 私がやったのは、チョコレートを冷蔵庫に入れるまで。
 きれいなラッピング。
 赤いリボン。
 そして真っ白なメッセージカード。
 これは…。
 もう一度振り向くと、あの人はまた私の目線までしゃがんでくれた。
「いつもさくらのために頑張ってくれてるからな」
 少し照れたような表情。
 でも、その瞳は本当に優しかった。
 笑顔で私の頭を撫でてくれる。
 その心地よさに、私の頬が緩む。
 あの人の顔がほころんだ。

262 :CCミラーたん:02/04/14 17:29 ID:rQcgXdfA
ミラーのホワイトデー(11)

「そういう顔してろ」
 嬉しそうにあの人が言う。
 そういう顔…?
 ちょっと小首をかしげてみる。
「泣いてるより笑顔の方がずっといい」
 その言葉で、ようやく気づいた。
 私…笑顔だったんだ…。
 くすっ。
 また、あの人が笑う。
 少し恥ずかしかった。
 でも、一度緩んでしまった頬はもう元に戻らない。
 恥ずかしさと嬉しさが混じり合う、ちょっとはにかんだ笑顔。
 それでも私はあの人にその笑顔を向けた。
 あの人が、笑顔の方がいいと言ってくれたから。
 泣いてるよりずっといいと言ってくれたから。
 今の私の正直な笑顔を、あの人に向けた。

263 :CC名無したん:02/04/14 17:35 ID:ljRGovrU
一月振りのご復活!!

264 :CCミラーたん:02/04/15 02:00 ID:Gf6HBqHs
ミラーのホワイトデー(12)

 今なら、渡せるかもしれない。
 この、ハートの形のチョコレート。
 私が初めて作った、このチョコレート。
 私の…想いの全て…。
 あの日、誓ったこと。
 きっと渡そう――そう誓ったこと。
 今なら、私にもできるかもしれない。
 思い切って、チョコレートを手に取った。
「あ、あの…これ…」
 声が震えてる。
 きっと顔は真っ赤。
 逃げ出してしまいたいくらい恥ずかしい。
 でも、勇気をふりしぼる。
 ありったけの勇気をふりしぼる。
 顔を伏せて、きゅっと目を閉じた。

265 :CCミラーたん:02/04/15 02:01 ID:Gf6HBqHs
ミラーのホワイトデー(13)

「これ…受け取ってくださいっ…!」
 あ…。
 言えた…。
 ちゃんと、言えた…!
 それが嬉しくて、思わず目を開けてしまう。
 チラッと上を見上げると、そこにはあの人の変わらぬ微笑み。
「俺でいいのか?」
「あ…はいっ…」
 慌てて目を伏せる。
 そうしないと、恥ずかしすぎて言えなかったから。
 でも、どうしても言いたかったから。
 それは、最後に残った勇気を全部使ってやっと出せた小さな声。
 伝えたかった、私の想い――。
「もらって…ほしいんです…」

266 :CC名無したん:02/04/15 17:54 ID:616QdlSM
涙のage

267 :CC名無したん:02/04/17 04:43 ID:BJ6S/poA
CCミラーたんのミラーたん萌えage

268 :CC名無したん:02/04/17 17:20 ID:eT8VGPm.
続きはまた一月後?

269 :CC名無したん:02/04/18 20:12 ID:t4bf9pts
うわ、、なにこれ!?
こんなに良いスレがあったなんて気付かなかったよ。
バカだ、、俺って。
CCミラーたんさん期待してます。

270 :CC名無したん:02/04/19 11:18 ID:6PjCuUlQ
月刊ミラるす萌えあげ

271 :CC名無したん:02/04/19 16:43 ID:Ni.RRRd2
夢月age

272 :CC名無したん:02/04/19 19:02 ID:JnKUUUCw
ミラーたんのイメージ曲ハケーン!!
ttp://www.beta.or.jp/~stb/stblab/stbl0004.html

273 :CC名無したん:02/04/20 01:03 ID:W6NkwAhg
>>272
    ∧_∧
  r∞r~   \
  |  / 从从) )
  ヽ | | > ⊂ヽ ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  `wハ~ O / /<  ほえーんっ ミラーたんのイメージ曲、切ないよー
   ⊂    ノ   \____________________
    人  Y
    し (_)

274 :CC名無したん:02/04/20 14:45 ID:sozuPlQ6
    ∧_∧
  r∞r~   \
  |  / 从从) )
  ヽ | | > ⊂ヽ ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  `wハ~ O / /<  ほえーんっ ミラーたんのイメージ曲、字化けしてるよー!
   ⊂    ノ   \____________________
    人  Y
    し (_)

275 :CC名無したん:02/04/24 21:32 ID:k/3elfzs
すくいあげ

276 :CC名無したん:02/04/24 23:46 ID:yUA0XA.w
>>275
わろた

277 :CC名無したん:02/05/01 21:08 ID:5Uwj9kuw
揚げておけ

278 :CC名無したん:02/05/01 23:08 ID:XGlOD5e2
>>277
あげるだけじゃなく何か書いて下さればよいものを、、。

279 :CC名無したん :02/05/03 04:16 ID:i51L5fFc
ミラーたんに関する小説を探して早云年・・・
こんな身近なところにあったとはーーー。
俺はモーレツに萌えている!!!

そんなわけでage

280 :CC名無したん:02/05/03 11:07 ID:ppy9vurE
ミラーたんの日記も読まれましたか?

281 :279:02/05/03 16:16 ID:i51L5fFc
>>280
ミラーたんの日記?、知りません。
教えてくだされ。
お願いします。

282 :CC名無したん:02/05/03 17:26 ID:Fa0Xvu4U
>>280
俺も知らない。
教えてちょ。

283 :CCミラーたん:02/05/04 03:21 ID:ztbxlVl6
ミラーのホワイトデー(14)

 恥ずかしすぎておかしくなってしまいそう。
 絶対に耳の先まで赤くなってる。
 もう限界だった。
 その時――。
「ありがとうな」
 声とともに、ふんわりと頭を撫でられる。
 その気持ちよさに思わず顔を上げる。
 そこには、あの人の穏やかな微笑み。
 私が大好きな、あの微笑み。
 あの人の手には、私が差し出したチョコレート。
 受け取ってもらえた…!
 私の顔に笑顔がはじけた。

284 :CCミラーたん:02/05/04 03:21 ID:ztbxlVl6
ミラーのホワイトデー(15)

 嬉しくてたまらない。
 言えてよかった。
 渡せてよかった。
 心からそう思える。
 まるで夢のよう。
 ただのカードでしかない私。
 決して口にしてはいけない想い。
 でも、チョコレートを渡すくらいなら許されるかもしれない。
 チョコレートに想いを込めるだけなら…。
 そう思ったから、勇気を出せた。
 そう思ったから、頑張れた。
 だから、笑顔。
 頬を赤く染めたまま、でも幸せいっぱいの笑顔。
 その笑顔の私を、優しく撫でてくれるあの人も笑顔。
 二人とも、笑顔。
 とっても幸せ。

285 :CCミラーたん:02/05/04 03:22 ID:ztbxlVl6
ミラーのホワイトデー(16)

 そんな幸せの中、私は自分の手に視線を落とす。
 私の手に残った、真っ白なメッセージカード。
 あの人がくれた、まだ何も書かれていないメッセージカード。
「それは好きに使っていいぞ」
 カードを見つめる私に、あの人の声が届く。
 このメッセージカードの使い方…。
 考えるまでもなかった。
 私にはもう…。
 無意識に言葉がつむぎだされる。
「今度…来られたら…」
 一瞬だけあの人に向けた、真摯なまなざし。
 でも、すぐに笑顔でごまかす。
「あ、いえ…何でもありません」
 いけない。
 私は、これ以上を望んではいけない。
 だから、慌てて言葉を飲み込んだ。
 そして、心の中で問いかける。

(このメッセージカードも…もらってくれますか…?)

286 :CCミラーたん:02/05/04 03:23 ID:ztbxlVl6
ミラーのホワイトデー(17)

 メッセージカード。
 それは、想いを込めるもの。
 それは、気持ちを伝えるもの。
 私の想い。
 私の気持ち。
 それは――。
 ぽふ。
 想いをめぐらす私の頭に、またあの人の手が触れる。
「また来いな」
 微笑むあの人。
 その温かい微笑みが、私の複雑な想いを解きほぐしてくれる。
「はいっ」
 間髪入れずに応える私。
 素直に微笑む私。
 私にできる、一番の笑顔。
 そう、これが今の私の正直な気持ち。
 思い悩むのはよそう。
 多くを望むのはよそう。
 あの人に頭を撫でてもらいながら、幸せいっぱいになる。
 こんな私なんかの笑顔でも、あの人は嬉しそうに微笑んでくれる。
 これでいい。
 これだけでいい。
 私は、これだけで本当に幸せだから。
 これ以上は、望まないの…。

287 :CCミラーたん:02/05/04 03:24 ID:ztbxlVl6
ミラーのホワイトデー(18)

 あの人の笑顔に送られて、私は部屋を後にする。
 手には、あの人にもらった真っ白なメッセージカード。
 今日という特別な日にもらった、私の新しい宝物。
 決して使われることのない、大切な大切な宝物。
 私にもわかっている。
 私はただのカード。あの人は人間。
 だから、私がこのメッセージカードに想いをのせるのは、いけないこと。
 許されないこと。
 でも――。
 カードをそっと胸に抱きながら、私は思う。
 思うだけなら、私にも許される。
 夢見るだけなら、きっと許される。
 それだけなら、きっと許してもらえる。
 だから私は、このメッセージカードに夢をのせる。
 この真っ白なカードに。
 大切な宝物に。
 素敵な夢を。
 幸せいっぱいの夢を。
 大好きなあの人への「夢」を――。



―――――――――― 完 ――――――――――

288 :CCミラーたん@月刊扱ひ:02/05/04 03:30 ID:ztbxlVl6
    ∧_∧
  r∞r~   \
  |  / 从从) )
  ヽ | | > ⊂ヽ ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  `wハ~ O / /<  ほえーんっ ageててくれたみんな ありがとー
   ⊂    ノ   \____________________
    人  Y
    し (_)

289 :CC名無したん:02/05/04 09:19 ID:uybWKJmw
月刊ミラるすゴールデンウィーク号萌えage
ハァハァ

290 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

291 :花と名無しさん:02/05/04 10:08 ID:k08ewWEQ
http://vagina.rotten.com/motorcycle/motorcycle.jpg

292 :CC名無したん:02/05/04 10:19 ID:3gktjLeI
ミラーたんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!

293 :CC名無したん:02/05/04 10:39 ID:ar1tETlk
お疲れさま〜>CCミラーたん。
メッセージカードが白紙ってのがミラーたんらしくてイイ!!。

294 :ミラーたんはいいなぁ・・・・:02/05/04 10:40 ID:tk5Rf8o2
こんなスレ知らんかったぞ!
職人のみなさま
これからもよろしく







>>291 それは291自身だ

295 :CC名無したん:02/05/04 12:11 ID:pnJEiFwg
>CCミラーたんさん
いつも感動ありがとう。
これからも頑張ってください。

296 :CC名無したん:02/05/05 00:03 ID:m7RU5Z4Y
CCミラーたんさま、
ありがとう。

297 :280:02/05/05 00:05 ID:7IKi.qFc
ミラーたんの日記(2ch風味)…今捜してみたんだけど見つからなかったよ。
どこで拾ったんだったっけな?。

今後の月刊ミラるすに期待してます>CCミラーたんさん。

298 :CC名無したん:02/05/07 21:01 ID:mAkTunbI
保全あげ

299 :CC名無したん:02/05/12 00:00 ID:z2oKsdMw
保守sage

300 :CC名無したん:02/05/14 01:10 ID:9PtRkYbg
300!!!

301 :CC名無したん:02/05/17 18:48 ID:RDKJaobg
うこおてげあ

302 :CC名無したん:02/05/22 18:16 ID:agSitNk6
あげろよ

303 :CC名無したん:02/05/22 18:46 ID:KPkUpkKc
ミラーをレイプしてみたいな。
ミラーの苦痛にゆがむ表情をみてみたい。
さんざん犯って玩んだ後、顔に唾をふきかけ腹に蹴りを入れてやる。
まちがっても俺の子ができないようにな。

304 :CC名無したん:02/05/22 19:12 ID:5WmzLyhM
>>303
それ無意味

305 :CC名無したん:02/05/25 18:16 ID:oJ0ghWsg
ミラーた〜〜〜〜ん!

306 :CC名無したん:02/05/31 21:01 ID:Duh.MwJ.
age

307 :CC名無したん:02/06/01 16:35 ID:lAV3L14Q
そろそろ月刊ミラるす発行の予感。

308 :CC名無したん:02/06/01 16:39 ID:xUxg7b22
ミラーって要するにパーマンに出てくるコピーロボットのパクリだろ。

309 :CC名無したん:02/06/01 16:57 ID:wSkgAv5A
僕のミラーたんヽ(´ー`)ノ

310 :炉板通信 ◆hG4Chris:02/06/01 23:49 ID:1DKBKmz.
>>308
コピーロボットは正体が木偶みたいなロボットだけど
ミラーたんは正体がミラーたんヽ(´ー`)ノ

311 :CC名無したん:02/06/03 11:18 ID:HRFZFp8A
そうそう。人格があるのに、相手になりきらないといけないのが切なくてイイのです。

312 :CC名無したん:02/06/06 08:36 ID:ZrN8Mpr2
そういやコピーロボットって素の人格がないんだっけ

313 :CC名無したん:02/06/06 21:28 ID:VkKjJJiQ
コピーロボットにも素の人格はあるぞ

314 :CC名無したん:02/06/06 21:46 ID:j.8ZiCzo
>>312
自分がコピーロボットだと認識している。
反逆を企てることもあった。
みつを本人になりすます話が好きだった。
反対にみつをは自分こそコピーロボットだと思いこまされるの。

315 :CC名無したん:02/06/06 23:06 ID:FgByPugc
ミラーは姿を似せるだけで、中身は1人格だからなあ…
コピーロボットは使う人によって人格変わるし

316 :CC名無したん:02/06/07 01:06 ID:gAd3PqzU
むしろ好きな人には正体がばれているという点が決定的だと思うんだが。

317 :CC名無したん:02/06/08 11:14 ID:UbVpwqt6
パクリだろうがなんだろうが、ミラーたんとコピーロボットを比較してもなあ。
コピーロボットに萌えはないでしょ。

318 :CC名無したん:02/06/14 17:44 ID:DaNxbqGk
保守sage

319 :CC名無したん:02/06/16 00:11 ID:5fKW8Jaw
月刊ミラるす激きぼーん

320 :CC名無したん:02/06/16 00:23 ID:Mpt5N60M
>>317
あんま関係ないけど小学生の頃ドラえもんにゲスト出演してた「バケルくん」
が女の子に化けるのをみて「うらやましいなあ・・・」って思ってた。
別にホモだとか女装したいとかはまったく思わないんだけど、もし生まれ変わ
れるならかわいい女の子に生まれたいなぁ・・・・。

321 :CC名無したん:02/06/16 17:21 ID:JFSAYj7U
>>320
ミラーたん、桃矢に変身したいと思ってるだろうなぁ(´ー`)

322 :CC名無したん:02/06/18 19:54 ID:MsLEa4hg
月刊でなく隔月刊になっちゃったか?……季刊になったらちょっとさびしい。

323 :CC名無したん:02/06/24 22:28 ID:3zX7t0/s
誰か書いてくれないかなぁ

324 :ヽ(´∀`)ノ:02/06/24 22:28 ID:LTNWNO1E
シネ♪

325 :774:02/07/01 16:02 ID:.Wj5n36A
CCミラーたんの降臨きぼんぬ

326 :CC名無したん:02/07/02 18:09 ID:xGOtCdcg
思わずミラーたんが出てる回を、DVDで見直しちゃったよ。

327 : :02/07/02 18:35 ID:gd.OHm5Q
(・∀・)
http://www.ero-site-password-free.isgreat.net/
有料エロサイト(モロ)が完全にタダで見れちゃうYO!

328 :CC名無したん:02/07/02 21:19 ID:6PtGLBM6
>>326
ミラーたんが出る話はイイよね。
桃矢はミラーたんの髪が長いってことをどうやって知ったのかねえ。

329 :CC名無したん:02/07/03 00:44 ID:6q3.u.D2
>>328
ミラーたんがカードの姿でいるときに、盗み見てたりして。
そう、さくらたんがいない間に部屋に入って、
ミラーたんカードを見つけて、
そして舐めたりさすったり……(;゚∀゚)=3ハァハァ

330 :CC名無したん:02/07/03 00:55 ID:90H6Bbac
桃矢はさくらの部屋覗き用にワニのぬいぐるみとタンスの奥と鏡の後ろにカメラを仕掛けてます。
それでしょう。

331 :CC名無したん:02/07/03 01:53 ID:KVkyExnM
>>329
その可能性が一番高いかな。
あと、桃矢にはミラーたんの本当の姿が見えるのかもしれない。

>そして舐めたりさすったり……(;゚∀゚)=3ハァハァ
そう、そしてち○こ擦りつけて・・・ってこれ以上はやめておこう。


>>330
そうだったのかあ、じゃあさくらたんのオナーニもすべて筒抜けかあ(;´Д`)ハァハァ

332 :CC名無したん:02/07/05 00:59 ID:uTHc.meg
そろそろ七夕・・・
またミラーたんの話が読めるのかな?

333 :みらたん:02/07/05 01:26 ID:HSWXIAUM
「それじゃあ、お留守番よろしくね」


最近、お留守番することが多くなった。
なにか大変なことが起きているのかもしれない。
「さくら」が心配。
わたしが攻撃カードだったら、もっと「さくら」の役に立てるのに。
でも…正直、お留守番はうれしい。
「さくら」や他のカードには本当に悪いと思うけど…うれしい。
あの人に会えるかもしれない。
『鏡』でよかった。時々、そんな風にも思ってしまう。
あの人は優しい。
初めて会ったとき、わたしはとてもひどいことをした。
「さくら」の姿をしてあの人に近づき、怪我をさせた。
だけど、あの人はわたしが「さくら」じゃないなんてこと
初めからわかっていて、そしてその上で、
わたしに怪我させられても、優しかった。
あの頃、わたしは「クロウ・リード」以外の主を認めらなくて、
「新しい主」に反発していた。
『風』のようにすぐに受け入れることも、
『剣』のように試そうとすることもできなかった。
ただ…拒絶した。
「クロウ・リード」が大好きだったから、
「さくら」の存在は彼を消してしまうようで怖かった。
そんな時、あの人に出会った。
あの人に出会って、人を傷つけるのは辛いことだと思い出せた。
世界には、こんなにも優しい人がいるということを知ることもできた。
あの人を探して、赤い目をして走ってきた女の子も認められた。
今もあの人はわたしが人間じゃないって知っているのに、
とても優しくしてくれる。
そういう人だから、多分、わたし、好きに…なった。

334 :CC名無したん:02/07/05 02:12 ID:34SyKzrQ
>>333
イイ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
続きがあるのかな?
期待age

335 :みらたん:02/07/05 03:03 ID:m0VtWe7Q
トントン。ノックの音。
「桜………いるか?」
あの人だ!
「はい!」
急いでドアに駆け寄る。
「あ…、ドア…開けるな」
「え?」ガチャ
「きゃあああ!!」
ドアを開けた瞬間、何かが倒れ込んできた。
大きい。重い。そのまま下敷きになる。
つぶされそう。
これは何?
ちょっと、右に視線をずらした。
「きゃっ!」
とっさに逆に向く。
頬が熱くなった。
「わりぃ…、お前の方だったか…」
こんな近くで声を聞くのは初めて。体中に力がはいる。
でも、なんだか息苦しそう。
もう一度、視線を向ける。
やっぱり息苦しそう。それにいつもより、顔が赤い。
つぶされている腕をひっぱり出して、
おそるおそるあの人のおでこにあてた。
熱い!
自分のと比べる。
確実に熱い。

336 :CC名無したん:02/07/05 21:28 ID:dFAkfM9k
>>333
ヤター、新たなSS書いてくれる人が来てくれた。ヽ(´ー`)ノ
桃矢を看病する展開かあ。楽しみだなあ。

337 :CC名無したん:02/07/06 00:29 ID:WuL6cwuk
>>332
ミラーたんの七夕ネタは夏コミで読めます
思いっきり時期を外してしまうのはそこまで気が回らなかったから…

>>335
下敷きになるミラーたんが良いな〜ヽ(´ー`)ノ

338 :みらたん:02/07/06 02:44 ID:Lwrha1mg
(3)

「うつると悪いから…開けるなって…言ったんだけどな」
「あ…」
わたし、待ちきれなくて聞かずに開けてしまったんだ。
「まさか…倒れちまうなんて…ゴメン」
謝ること無いのに。
「わたしの方こそ……」
視線があった。
言葉が詰まる。
どうして目があっただけでこうなんだろう。
「ごめんなさい」は、また直接言えなかった。

わたしたちはなんとか立ち上がった。
距離ができてホッとしたけれど、少しさみしい。
「じゃ…部屋で寝てるから」
そう言って、あの人は部屋から出た。
足元が危ない。壁に手をつきながら歩いていく。
相変わらず息は荒い。
「あのっ…」
見ていられなかった。
「わたしの肩につかまってください」
あの人は少し困ったような顔をした。
「うつる…し…」
「わたし、カゼうつりませんから」
言って、少し悲しくなった。
わたしはカゼをひかない。
人間がかかるどんな病気にもかからない。
人間じゃないのだから仕方がないことだけど。
「ありがと…な」
声がして、顔を上げる。
あの人の笑顔があった。

339 :みらたん:02/07/06 03:37 ID:P83HnmG6
(4)

なんとか…歩いている。
左肩にはあの人の手。
ちょっと重い。でもうれしい。
この重みの分は、役に立ててる気がする。

部屋にはすぐ着いた。
初めて入るので、少し緊張した。
部屋の中は色味が少なく、きちんと片付けられていて
なんだかあの人らしかった。
「ホント…ありがとな」
言いながら、ベッドに倒れ込む。
さっきよりも辛そう。
「薬…は飲んでるし…着替えて…寝るから」
「あ…、はい」
着替え………。
わたしはあわてて部屋から出た。
ドアを背にして深呼吸。
これから、どうしよう。
わたしにできることはなんだろう。
…思い当たるものがあった。
ホットミルク。
病気の「さくら」の代わりになっていた時、
あの人が持ってきてくれたもの。
今度はわたしの番。
台所へ急ぐ。足がいつもより軽かった。

340 :CC名無したん:02/07/06 17:55 ID:G8UqUt.c
>>339
いいよいいよ〜
ミラーたんがんがれage

341 :CC名無したん:02/07/07 00:56 ID:A19hEQ4k
ミラーたんもみらたんもがんばれ〜

>>337
CCミラーたん?

342 :CC名無したん:02/07/07 10:48 ID:Qrv1zJ6Q
みらたんヽ(´ー`)ノ

343 :337:02/07/07 23:04 ID:mv7M73gI
夏の夜の伝説――
年に一度の出会いの夜――

かなわぬ夢を胸に秘め――
見つめる先は風に揺れる色とりどりの願い――

人ならぬ身に生まれし少女の小さな祈り――
はたして彼女の想いは天に届くのか――?


『ミラーの七夕』(お話:CCミラーたん  挿絵:ななしさん)
CCさくら板@2chプロデュース「(仮称)CCさくら板の本3」にて

つうか、みらたんの続きキボーンヽ(´ー`)ノ

344 :気持ちの悪い少女:02/07/08 19:24 ID:99.pDzFA
さぼーるチャットで妄想お兄ちゃんが同人誌3発目でミラーネタやるって言っていたよ
でもエグすぎるネタになったから全部かき直し中だって

345 :みらたん:02/07/08 23:21 ID:u6apdPak
冷蔵庫から牛乳を取り出してミルクパンに入れる。
火は中火。
ミルクが温まるまでの間に氷水とタオルを用意する。
なんだか…楽しい。
あの人のお世話ができることがうれしい。
今、ちょっとしあわせ。
温まったミルクを大きめのマグカップに注ぐ。
おぼんの上に氷水を入れたボウルとタオルをのせる。
ホットミルクは冷めちゃうと台無しだから
氷水からなるべく遠くに。
おぼんを持ち上げてみる。
けっこう重い。
そのままそおっと歩いてみる。
なんとか大丈夫そう。
そおっとそおっと、あの人の部屋まで。

346 :みらたん:02/07/08 23:22 ID:kT0vxV.A
(5)

冷蔵庫から牛乳を取り出してミルクパンに入れる。
火は中火。
ミルクが温まるまでの間に氷水とタオルを用意する。
なんだか…楽しい。
あの人のお世話ができることがうれしい。
今、ちょっとしあわせ。
温まったミルクを大きめのマグカップに注ぐ。
おぼんの上に氷水を入れたボウルとタオルをのせる。
ホットミルクは冷めちゃうと台無しだから
氷水からなるべく遠くに。
おぼんを持ち上げてみる。
けっこう重い。
そのままそおっと歩いてみる。
なんとか大丈夫そう。
そおっとそおっと、あの人の部屋まで。

347 :みらたん:02/07/08 23:33 ID:kT0vxV.A
二重投稿…。
鬱なのでsage

348 :CC名無したん:02/07/09 02:21 ID:eQYVRPus
みらたんがんがってヽ(´ー`)ノ

349 :みらたん:02/07/09 16:09 ID:jcD.PtOQ
(6)

やっと部屋の前まで来た。
おぼんを床において、もう一度深呼吸。
トントン。ドアをたたく。
………。
返事がない。
少し迷ったけれど、ドアを開けてみることにした。
そっと様子をうかがう。
「あ…」
もう眠っているみたい。
…気が抜けてしまった。
おぼんを持って、なるべく音を立てないように部屋に入る。
とりあえずお世話はしたい。
ベッドの傍らの机にホットミルクと氷水入りのボウルを置いた。
タオルをボウルに入れ、絞って、あの人の額にあてる。
眠っていても、辛そう。
相変わらず息苦しそうだし、少し汗もかいている。
カゼってどのくらい苦しいんだろう。
わたしが代わってあげられればいいのに。

350 :CC名無したん:02/07/14 10:04 ID:O37EjZ.A
みらたん期待あげ

351 :CC名無したん:02/07/15 01:45 ID:wKQEOsSw
みらたん(;´Д`)ハァハァ

352 :CC名無したん:02/07/15 21:40 ID:YXiW2x6o
このスレは誰が書いても月刊?(´д`;)

353 :みらたん:02/07/19 15:13 ID:mQb.2ifc
(7)

そばにいられるのはうれしいけれど、今日はちょっとつらい。
なにもできないことがつらい。
いつのまにかホットミルクは冷めて、薄い膜がはっていた。
もう飲めない…、片づけなきゃ。

ppppp ppppp
電話だ。
机の上の携帯電話。
ppppp ppppp
どうしよう、この音であの人が起きちゃうかもしれない。
電話に出た方がいいんだろうか。
でもこれはあの人のだし、勝手なことをしたら迷惑かも…。
とりあえず、手に取った。
本当にどうしよう。
携帯電話の画面に名前が出ている。
「月城雪兎」

354 :みらたん:02/07/19 15:30 ID:458qWQtQ
(;´Д`)さぼりすぎでゴメン
せめて週刊めざします。

355 :CC名無したん:02/07/19 16:16 ID:CUM5/0dk
みらたん、ありがとう。ヽ(´ー`)ノ
週間でも月間でも待ちますよ〜

356 :CC名無したん:02/07/19 22:38 ID:vXeC45Ak
季刊デモナー

357 :みらたん:02/07/23 20:48 ID:76UkOgt.
(8)
この人、知ってる。
月の仮の姿で、あの人のお友達。
あの人が魔力をあげた…相手。
あの人の方を見る。
目があった。起きていたんだ。
そのまま視線を動かせない。
ppppp ppppp
電話は鳴り響く。
「代わりに出ましょうか?」のひとことがなぜか出てこない。
あの人の目が、なにかを言いたそうだった。
ppppp pp...
電話が切れても、わたしは何も言えずにいた。

358 :CC名無したん:02/07/23 20:56 ID:ovscfWtU
良スレの予感・・・(´Д`;)ハァハァ

359 :みらたん:02/07/23 21:22 ID:D2ZdU5us
(9)
「電源…、切っといて…くれるか?」
「あ、はい!」
あわてて携帯電話の電源を切る。
急に話しかけられてビックリした。
でも、よかった。すこし沈黙が重かったから。
「ごめんなさい。音…うるさかったですよね」
あの人は軽く首を振った。
「こんな声で…出たら…やたら心配するのが…いるんだ」
え?
「もうひとつ…、頼まれて…くれねぇかな」
そう言われて、わたしは必死でうなづいた。
役に立てるのなら、なんだってやりたい。
けど………。

360 :CC名無したん:02/07/24 02:10 ID:zhBGTvik
みらたんワショーイヽ(´ー`)ノ

361 :CC名無したん:02/08/01 20:39 ID:81UV4w2g
保守!

362 :CC名無したん:02/08/03 18:35 ID:zQ67XXq.
保守age

363 :みらたん:02/08/07 14:25 ID:tvPUr0CY
(10)

「もうすぐ…電話がある」
「電話?」
あの人の携帯電話をみる。さっき電源は切ってしまった。
「そっちじゃ…ない…。家の電話だ」
家の電話。えっと、たしか…
「居間にあるのですか?」
「ああ」
あの人が頷く。
「電話が…かかって…きたら、
俺は出かけてるって…言って…ほしい」
「え?…でも」
電話の相手に心配させないためだとは、わかってた。
でもそれがいいこととは思えない。
それに、なんだか…
「頼む」
そう言われて、断れるはずがなかった。
嘘をつくのは苦手だけど、でも、がんばらなきゃ。

364 :CC名無したん:02/08/07 15:47 ID:7MrQlo5I
始めまして。なんか最近面白いサイトが出来たみたいですよ。
掲示板とチャットルームがくっついたサイト?!ですかね。
キャラクター(笑)とかがタダで持てたり、着替えさしたり・・・・
でも今だけらしいですよ入会無料なのって!!
詳しくは下記URLをクリックして、確かめて!!

http://www.e-mansion.co.jp/co/ac.html

365 :CC名無したん:02/08/07 16:17 ID:Ae4gvCF2
>>363
続きが楽しみ。
ミラーたんがんがれ!

366 :CC名無したん:02/08/09 13:04 ID:Dw0vMUnE
ttp://yamagata.cool.ne.jp/sakurazuki/kagami02.html

ミラータン(;´Д`)…ハァハァ

367 :CC名無したん:02/08/09 16:27 ID:x/sYVplg


368 :CC名無したん:02/08/09 22:56 ID:eQYVRPus
>>366
イイね。

369 :みらたん:02/08/09 22:56 ID:EhywG1Y.
(11)

……ただ、さっきから何かもやもやしたものが
頭の中で広がっていた。
なんだか、怖い。不安のような…。
「こんな声で…出たら…やたら心配するのが…いるんだ」
さっき引っかかったあの人の言葉。
あの人は、携帯電話を手に取らなかった。
だれから電話があったのか知らないはずだ。
それに、魔力ももうない。
以前のように、話す前から
わたしと「さくら」を区別することはできなくなっている。
コール音だけで電話の相手がわかるはずない。
だけど、あの言葉はだれか一人を指していた。
電話をかけたのは「月城雪兎」。
…「やたら心配するの」とは、彼のことなのだろうか。
あの人が心配させたくない人は「月城雪兎」なのだろうか。

370 :CC名無したん:02/08/09 23:16 ID:eQYVRPus
>>369
細かい描写がいいですね。
今後も期待!

371 :CC名無したん:02/08/09 23:22 ID:4hMnAGlg
>>369
モンドリウツヨ━━(゜∀゜)━━( ゜∀)━━( ゜)━━( )━━(゜ )━━(∀゜ )━━(゜∀゜)━━!!!!!

372 :CC名無したん:02/08/10 11:03 ID:lPbXZGsE
保守age

373 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

374 :CC名無したん:02/08/11 00:11 ID:kUhvaMVs
広告うぜー

375 :CC名無したん:02/08/11 21:18 ID:Cgj5aNzE
あの同人誌って、このスレ読んで書いたとしか思えないよね。(GC)

376 :CC名無したん:02/08/13 21:20 ID:1//ZwbPZ
age

377 :名無しだお♪:02/08/15 00:05 ID:Wg2gBUi6



378 :CC名無したん:02/08/15 20:06 ID:41Y3LpCU
みらたん(;´Д`)…ハァハァ待ち

379 :みらたん:02/08/16 01:01 ID:/wW643In
(12)

あることに思い当たった。
もしかしたら…。
「だれなんですか?」
動揺している。自分でもそう思う。
わたしの細かい描写を一切とりはらった質問に、
あの人は少し首をかしげた。
「あの、名前です」
うまく話せない。
「えっと、電話の」
言葉がちゃんと出てこない。
「かかってくる…相手の」
泣きそうになる。
「ああ」
やっとわかったといった顔であの人は笑った。
「月城って…いう奴…」
言葉が止まる。
「知ってる…だろ?」
曖昧にわたしは微笑んだ。
それが、精いっぱいだった。

380 :CC名無したん:02/08/16 12:00 ID:0tIpKcM9
ぉお・・・みらたんが降臨なされた・・・

381 :CC名無したん:02/08/16 12:23 ID:wAK9nqvF
(・∀・)イイ!


382 :CC名無したん:02/08/17 01:27 ID:txuNmvmN
禿げしく(・∀・)イイ!!

続編キボンヌ

383 :みらたん:02/08/18 00:19 ID:UoCqFkLO
(13)

心配…させないようにしていた。
あの人はずっと「電話の相手」に
心配させないよう、気を使っていた。
「電話の相手」は両方とも「月城雪兎」だった。
あの人はやさしいから、だれにでも心配かけないように
配慮するのかもしれないとも考えた。
でも、ちがう。
心配させたくないと思うのは、
心配してしまう相手がいるから。
あの人がカゼだというだけで、
とても心配してしまう人がいる。
それはきっと「月城雪兎」だ。
彼も、あの人が心配でそばにいようとするのだろうか。
そしてなにか役に立ちたいと思うのだろうか。
……わたしのように?

気がついたら、居間の電話の前に立っていた。
いつのまに部屋を出ていたんだろう。覚えていない。
身体は頭を置いて、勝手に動いていたようだ。
頭は今もグルグルと回り続けている。

384 :CC名無したん:02/08/18 00:58 ID:cM07ThvG
ミラーたん、どうするつもり・・・ドキドキ

385 :名無しだお♪:02/08/21 12:09 ID:cIW1CJ86
同じくドキドキ

386 :CC名無したん:02/08/21 20:54 ID:+CJMfArK
ドキドキ保守age

387 : :02/08/21 22:10 ID:zE7pMN6S
http://www.katch.ne.jp/~kasumi/top.htm
国民的美少女をめざすのよ!
みんな!応援してよね!!!!


388 :名無しだお♪:02/08/22 10:34 ID:VYtKXjTd
>>387
グランプリの娘(こ)は、正直 可愛いと思った。

俺はまだ 現実に生きていたか(苦笑)
喜ばしき事なんかな?

389 :名無しだお♪:02/08/23 12:47 ID:CkzP6NgW


390 :CC名無したん:02/08/23 20:45 ID:rFYdD2fw
むかし、あるところにお城がありました。
なに不自由なく育ったお姫様は幸せであることに飽き、
実験と称しては塔の上から袋詰めの猫を落とし、
その自由落下のなかに生命の意味を見出していたのでした。
けれども落とせば落とすほど
お姫様はわからなくなってしまったのです。
「人生って、わからないなあ!」
お姫様は家来に命じて、自分と似た年恰好の12人の娘をさらい、
自分と同じ服を着せ、自分と同じ化粧をさせ、窓からおとしました。
12人目を落とし終えたあと、お姫様は
「人生って、わからないなあ!」
と言いました。そしてお姫様は一生幸せに暮らしましたとさ。
けれどもそれが人生というものなら、
私は……私は……私は……
塔から落ちた12人の娘みたいに地面に深く埋まって、
化石みたいにきれいな宝石になりたい。


391 :CC名無したん:02/08/24 07:33 ID:PgJ/FlVP
>>390
萎え〜(_ _;

みらたん、続きまだぁ?


392 :みらたん:02/08/26 10:39 ID:8+409vpf
(14)

ppppp ppppp
思考がとまった。
ppppp ppppp
電話………とらなきゃ。
ppppp ppppp
もしもし、木之本です。あ、雪兎さんですか?
お兄ちゃんは今、出かけてます。
ppppp ppppp
…なんでできないんだろう。
ppppp ppppp
なんでこれだけのことが言えないんだろう。
ppppp ppppp
簡単なことなのに。
ppppp ppppp
………。
ppppp ppppp
この電話、いつまで鳴り続けるの?
ppppp ppppp
怖かった。
電話が怖かった。
電話の向こうにいる「月城雪兎」が怖かった。
わたしはしゃがんで、耳をふさいだ。
電話の音が聞こえないように。
ppppp ppppp
ppppp ppppp



393 :名無しだお♪:02/08/27 20:12 ID:Z2D61Nzt


394 :CC名無したん:02/08/27 22:47 ID:It7vej1i
期待パピコ


395 :名無しだお♪:02/08/30 13:59 ID:u+RVrWXj
ageeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!


396 :CC名無したん:02/08/30 15:22 ID:3fU5fysH
(V)∧_∧(V)
    ヽ(・ω・)ノ  フォッフォッフォッ
.     /  /     フォッフォッフォッ
    ノ ̄ゝ


397 :CC名無したん:02/08/30 15:26 ID:PjaWKt4/
   (V)∧_∧(V)
    ヽ(・ω・)ノ  フォッフォッフォッ
.     /  /     フォッフォッフォッ
    ノ ̄ゝ


398 :CC名無したん:02/09/01 16:17 ID:49nhtMY3
荒んでるな・・・
ttp://homepage2.nifty.com/kawaura/read/ura/ccsakura-1.htm

399 :CC名無したん:02/09/02 22:09 ID:WRQnilnm
>>398
(・∀・)イイ!

400 :CC名無したん:02/09/03 18:13 ID:OMmbGztN
400ゲットワイルド


401 :CC名無したん:02/09/05 21:34 ID:85wpQFYb
このスレはすでに氏んでいる

402 :CC名無したん:02/09/06 20:27 ID:IaGv7Dyl

せっかくの良スレを汚すなよ‥‥
週末にみらたんは降臨するはず。だから期待age

403 :CC名無したん:02/09/06 20:45 ID:Tf1wneT5
スマソ・・・逝ってKill・・・(´Д`;)

404 :CC名無したん:02/09/07 00:11 ID:6OTwuqKV
小狼の秘密図書からエロが消えた。
良スレになってる。


405 :みらたん:02/09/07 02:33 ID:bbLJTFWF
(15)

どのくらい時間がたったのだろうか。

静かだった。
電話はもう誰かを呼んではいない。
わたしは耳を押さえていた手を外し、立ちあがった。
あの人に頼まれたことを、わたしは果たせなかった。
電話に触れることさえできなかった。
どうして、こうなんだろう。
どうしてこんなに臆病なんだろう。
わたしは普通の人間よりずっと長く生きている。
その間、多くのものを見て、多くのことを知ってきたはずだ。
それなのになんで………。

このことをちゃんとあの人に謝らなきゃ。
わたしは部屋に戻った。
あの人はまた眠っているみたいだ。
さっきより穏やかな寝息に、少し安心する。
そして…、机の上に空のマグカップを見つけた。
…冷めて、膜がはっていたホットミルク。
涙がでた。なぜ泣いているのか自分でもよくわからない。
あの人が優しくて、悲しかった。
わたしの目から次々に涙はこぼれ落ちていった。

406 :みらたん:02/09/07 02:44 ID:bbLJTFWF
更新遅くなりました。
話はたぶん半分越えたと思うので、
気の長い方はつきあってくれると幸いです。

つーか、こんな話でマジスマソ

407 :CC名無したん:02/09/07 13:51 ID:MgGl+Km2
>みらたん
これからの展開が楽しみです。
マターリでいいのでがんばってください。


408 :CC名無したん:02/09/07 22:41 ID:CiBLx4m6
>みらたん

       ∩
   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
   |ファイト!!|
   |_____|
       | |
       | |
.  /\__/\
  /  。    。ヽ  ガンバ♪
  |__=_ω __|ノ
  l / 从从) )
  ヽ | | l  l |〃
  `wハ~ ーノ)
    /   つ
  〜(___ノU


409 :CC名無したん:02/09/08 20:01 ID:Cr+YB62R
エヘヘヘヘ(ヘ(ヘ(ヘ(ヘ(ヘ ゜▼ ゜)ヘ >>ミラタンガンガーレ

410 :CC名無したん:02/09/12 20:39 ID:0dKIV/CZ
>みらたん

       ∩
   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
   |ファイト!!|
   |_____|
       | |
       | |
.  /\__/\
  /  。    。ヽ  イッパチュ♪
  |__=_ω __|ノ
  l / 从从) )
  ヽ | | l  l |〃
  `wハ~ ーノ)
    /   つ
  〜(___ノU

411 :名無しだお♪:02/09/14 09:41 ID:2gAzemS1
みらたん

       ∩
   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
   |ファイト!!|
   |_____|
       | |
       | |
.  /\__/\
  /  。    。ヽ  イッパチュ♪
  |__=_ω __|ノ
  l / 从从) )
  ヽ | | l  l |〃
  `wハ~ ーノ)
    /   つ
  〜(___ノU


412 :(1/4):02/09/18 04:28 ID:85E2Wm4H
久しぶりに見たけど、ミラーたんもかわいいですねー。
活発なさくらちゃんと違って、落ち着いた感じのミラーたんも(・∀・)イイ!!

というわけでキャプチャ画像を貼ってみる。
長文&連続っす。ウザいならスルーしてください……。

61話「さくらとカードとプレゼント」

カードとお話するミラーたん
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_000.jpg

さくらちゃんとミラーたん
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_001.jpg
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_003.jpg
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_005.jpg

さくらちゃんに話があるのに、なかなか言い出せないミラーたん
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_006.jpg

さくらちゃんとミラーたん
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_012.jpg

急いでカードに戻って、と言われて驚くミラーたん
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_014.jpg

カードのミラーたん
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_015.jpg

413 :(2/4):02/09/18 04:29 ID:85E2Wm4H
発動したミラーたん
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_021.jpg

さくらちゃんの姿になるミラーたん
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_024.jpg
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_025.jpg
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_026.jpg
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_027.jpg
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_028.jpg
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_029.jpg
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_030.jpg

ミラーたん
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_031.jpg

さくらちゃんとミラーたん
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_032.jpg

ミラーたん
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_035.jpg

さくらちゃんとミラーたん
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_038.jpg
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_043.jpg

414 :(2/4):02/09/18 04:29 ID:85E2Wm4H
桃矢とふたり、ということに気づいて照れるミラーたん
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_048.jpg

桃矢とミラーたん
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_049.jpg

ミラーたん
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_052.jpg
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_054.jpg
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_058.jpg

もじもじミラーたん
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_067.jpg

桃矢からのプレゼントに喜ぶミラーたん
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_077.jpg
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_078.jpg
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_080.jpg
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_081.jpg
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_082.jpg

415 :(4/4):02/09/18 04:31 ID:85E2Wm4H
さくらちゃんとミラーたん
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_093.jpg
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_096.jpg
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_104.jpg

カードたちの気持ちをさくらちゃんに伝えるミラーたん
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_108.jpg
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_112.jpg
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_118.jpg

カードに戻ったミラーたん
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_122.jpg
ttp://marimo.sakura.ne.jp/~hanyan/hoe-/ccs/61/cc61_126.jpg

以上ですー。

あ、ミラーたん初登場の 25話「さくらともう一人のさくら」も見なきゃ。

416 :CC名無したん:02/09/18 19:27 ID:8y4OwTyz
おい!お前ら!神が降臨なされたぞ!

417 :CC名無したん:02/09/18 21:45 ID:GVPcjgxJ
おお、ミラーたんがいっぱいだヽ(´ー`)ノ
素晴らしい。全て保存しとこう。

418 :CC名無したん:02/09/19 21:10 ID:zq4ZMaJI
>>412〜415 サンクス!神!

419 :京大繭:02/09/19 21:21 ID:4PX/rJ/R
久しぶりに来たらいいもの貰えた…
ありがとうございます〜

420 :ミラー:02/09/20 01:09 ID:MGwjj/Vp
いつも間にこんな写真。。恥ずかしい。。(///)

421 :CC名無したん:02/09/21 04:18 ID:LSOYdBxD
思わず61話をDVDで観てしまった。
ミラーたんかわいいな〜

422 :CC名無したん:02/09/25 22:04 ID:vFx/fe+a
んんーここも廃れてきたなー(´Д`;)

423 :CC名無したん:02/09/25 23:20 ID:EGKn04TJ
神は皆が忘れた頃に降臨なされる。しばしの辛抱・・・だといいな。

424 :CC名無したん:02/09/27 19:09 ID:RtYbiTkq
今週末のみらたん降臨をキボンヌ

425 :名無しだお♪:02/09/28 11:33 ID:yDuWlFvh
みらたん

       ∩
   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
   |ファイト!!|
   |_____|
       | |
       | |
.  /\__/\
  /  。    。ヽ  イッパチュ♪
  |__=_ω __|ノ
  l / 从从) )
  ヽ | | l  l |〃
  `wハ~ ーノ)
    /   つ
  〜(___ノU


426 :CC名無したん:02/09/28 11:37 ID:CmMH78ww
ミラー貝入

427 :CC名無したん:02/09/28 14:00 ID:sG/QxABb
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=mopara13

428 :CC名無したん:02/10/05 03:54 ID:0WDlZ6oD
みらたん様
我らはみらたん様の降臨を全員心待ちにしております‥‥

だからageときます

429 :CC名無したん:02/10/05 11:18 ID:eK23jGRh
もう無駄なんじゃねーの?

430 :CC名無したん:02/10/05 12:20 ID:JB3JoWrq
>>429
   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ミ
  /   ,――――-ミ
 /  /  /   \ |
 |  /   ,(・) (・) |
  (6       つ  |
  |      ___  |   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  |      /__/ /  < なわけねぇだろ!
/|         /\   \__________

431 :CC名無したん:02/10/05 17:01 ID:yfVbTOHI
そのとおり! 神は必ず降臨するニダ

432 :CC名無したん:02/10/06 02:05 ID:1VD5QuAl
CCミラーたんが戻ってくるのはいつでつか?

433 :CC名無したん:02/10/07 00:15 ID:6ayHJyub
>>432
当分先になるかと・・・

434 :CC名無したん:02/10/08 19:44 ID:Y2oAOVCI
>>433そうそう、それまで保守

435 :CC名無したん:02/10/08 23:23 ID:QfwFJ9a4
つーかもうじき2周年じゃんage

436 :さくら板倫理評議会:02/10/10 11:32 ID:2s/pyw5+
普通のスレならばdat落ちのまま倉庫の片隅の塵芥に処されているはず
されど2年近くスレとして生き残ると言うことは、このスレが真の良スレである何よりの証

死守すべし

437 :CC名無したん:02/10/13 18:42 ID:khwhm3qz
2周年期待age

438 :CC名無したん:02/10/17 12:08 ID:8stPH7pA
2周年まであと一日

439 :CC名無したん:02/10/17 12:18 ID:0OfavuNs
粘着ウゼェ。

440 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

441 :CC名無したん:02/10/19 15:55 ID:9IxApAuP
祝!2周年

442 :CC名無したん:02/10/21 03:03 ID:1Chcb7ao
ミラータン(;´Д`)ハァハァ

443 :CCミラーたん:02/10/23 00:23 ID:Se5yL7Yq
ミラーの秘め事(1)

 今日も一人でお留守番。
 誰もいない家。
 誰もいない部屋。
 誰もいない、私だけの時間。
 寂しいのは我慢。
 あの人に会えないのも、じっと我慢。
 ただ、どうしても我慢できないこと。
 それは――。

444 :CCミラーたん:02/10/23 00:23 ID:Se5yL7Yq
ミラーの秘め事(2)

 いつの間にか、あの人の部屋の前に立っている私。
 コンコン。
 誰もいないとわかっていても、ノックをする。
 もちろん返事はない。
 でも、それでも私はノックを欠かさない。
 これは、私があの人の部屋に入るための儀式みたいなもの。
 黙ってあの人の部屋に入ってしまうことへの、せめてもの贖罪。
 いけないと思っても、我慢できない。
 もうやめようと思っても、押さえきれない。
 切なさで、胸がしめつけられる。
 会えない時はいつもこう。
 本当にいけない私…。

445 :CCミラーたん:02/10/23 00:24 ID:Se5yL7Yq
ミラーの秘め事(3)

 小さく深呼吸して、ドアを開ける。
 目の前に広がるあの人の部屋。
 会えなくても、あの人を感じられる場所。
 心が満たされる場所。
 嬉しくて、思わず笑みがこぼれる。
 でも、同時に罪の意識に襲われる。
 いつもそう。
 いつもここで反省する。
 自分は何ていけない子なんだろう…と。
 でも、結果は同じ。
 いけないとわかっていても、同じことの繰り返し。
 あの人がいない時。
 あの人の笑顔が見れない時。
 あの人に頭を撫でてもらえない時。
 私は一人、あの人の部屋であの人の空気に包まれる。
 それで、自分を慰めるの…。

446 :CCミラーたん:02/10/23 00:25 ID:Se5yL7Yq
ミラーの秘め事(4)

 あの人のベッドにちょこんと腰掛けて、部屋を見渡す。
 ちゃんと片付いているのが、少し寂しい。
 お掃除をしてあげたいのに、その必要もなさそうだから。
 手のひらに伝わるシーツの感触。
 その真っ白なシーツをそっと撫でる。
 あの人がここで寝るんだ…。
 そう思うと、ついつい頬が熱くなってしまう。
 そして、あの人の枕が目にとまる。
 見ていると、我慢できなくなってしまう。

447 :CCミラーたん:02/10/23 00:26 ID:Se5yL7Yq
ミラーの秘め事(5)

 ぽふ――。
 とうとう我慢できずに、あの人のベッドに倒れ込む。
 そして、枕をそっと抱きしめる。
 自分は今、なんて恥ずかしいことをしているんだろう…。
 なんていけないことをしてしまっているんだろう…。
 でも、こんなにも幸せなのはどうしてだろう…。
 あの人の枕を抱きしめながら、自問する。
 答えはもうわかっている。
 それでも、何度でも自分に問い返す。
 そして、改めて自分の気持ちを確かめる。
 この、切ない気持ちを。
 こみあげてくる想いを。
 心に秘めた『好き』を――。


―――――――――― 完 ――――――――――

448 :CC名無したん:02/10/23 01:22 ID:wcwLvzE6
CCミラーたんキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
めでたい2周年になりますた。

449 :名無しだお♪:02/10/23 20:27 ID:vceTGR0D
>>CCミラーたん
いいなァ、やっぱり。自分にも文才があれば・・・。

450 :CC名無したん:02/10/25 00:03 ID:Yqaz6+U9
2周年記念にいいもの読ませてもらいました。
CCミラーたんありがと〜

451 :CC名無したん:02/10/27 07:54 ID:h7KQXTqQ
CCミラーたん
2周年記念にいいものありがと!

2年目か・・・丁度去年にここ読んで鏡好きになたよ。和風なのがまた(・∀・)イイ!!



452 :名無しだお♪:02/11/02 16:09 ID:ziSd2vda
http://kickme.to/daemon/
もう知ってると思うが。

453 :名無しだお♪:02/11/03 21:30 ID:Bg6UIIA9


454 :CC名無したん:02/11/08 21:50 ID:JCtsfIlF
ttp://www.kotekote.to/guest/novel/dtl.html
ttp://www.geocities.co.jp/WallStreet/9435/jikkennssarasuji.htm

共に長編未完だお♪

455 :名無しだお♪:02/11/20 06:10 ID:wfk3rbAp
ageage♪


456 :CC名無したん:02/11/26 01:43 ID:Cs08lSa8


457 :CC名無したん:02/12/01 16:15 ID:KRZzt+KF
同じく保

458 :CC名無したん:02/12/05 09:26 ID:ciLGG1Ah
そろそろクリスマスネタの季節だろうか。

459 :CC名無したん:02/12/06 09:26 ID:InBnY1L1
つーかまだみらたんの話が完結してないので
続き期待age

460 :CC名無したん:02/12/07 21:00 ID:qiP2z3C0
もう逃げてるだろ
それより新たな神降臨きぼんぬ

461 :CC名無したん:02/12/18 14:06 ID:CL+6XLaL
ミラーたんレリーズ希望。

462 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

463 :CC名無したん:02/12/22 02:34 ID:duNMDd9y
ミラーたんにはにゃ〜んなクリスマスをプレゼントしてあげてください

464 :CC名無したん:02/12/31 15:15 ID:ppeKwBuS
保守

465 :NS:03/01/03 00:33 ID:ZftGl4fK
『ミラー』のお話、良いよね。(^_^)


466 :CC名無したん:03/01/12 23:17 ID:gLT+l71l
ミラータン保守

467 :CC名無したん :03/01/20 20:58 ID:dnzZ2hUW
ホシュホシュ

468 :CC名無したん:03/01/20 23:24 ID:PEE5cy3R
ミラー:「最後に生き残れるカードは1人・・戦わなければ生き残れない!」

469 :CC名無したん:03/01/22 18:00 ID:D0Jk/hmo
まさにカードバトルですな。

470 :CC名無したん:03/01/29 14:58 ID:Msn6sd7H
フォ守

471 :CC名無したん:03/02/08 01:53 ID:WK9338o3
下がりすぎ保守age

472 :CC名無したん:03/02/11 02:40 ID:ovqkVMJo
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| すくすくと育ってね♪
\______  ______
              ∨
   ,   _ ノ)
  γ∞γ~  \
  |  / 从从) )
  ヽ | | l  l |〃
  `从ハ~ ワノ)
    /)\><|つ[_]フ'::..     
⊂<(/  8/     ..::::::..
 し\_ヘ_/      ..:::::::::::::..
     し'  (○)(○)(○)(○)
         ヽ|/. ヽ|/. ヽ|/. ヽ|/ >>ミラーのお留守番

473 :NS:03/02/25 22:54 ID:U3bnnGXO
『ミラーのお留守番』スレッド内、作品リスト。

>>001 - 39 ミラーのお留守番 By むぎゅっこ 35話 17KB 00/10/18

>>112 - 119 ミラーのお留守番 By CC@はにゃ〜ん 7話 6.7KB 01/12/19

>>132 - 145 ミラーの想い   By CCミラーたん 12話 6.8KB 02/01/06
>>178 - 205 ミラーのバレンタイン By CCミラーたん 17話 9.3KB 02/02/14
>>227 - 230 ミラーのホワイトデー(前編) By CCミラーたん (全18話 8.8KB
02/03/14)
>>255 - 265 ミラーのホワイトデー(中編) By CCミラーたん
>>283 - 287 ミラーのホワイトデー(後編) By CCミラーたん
>>443 - 447 ミラーの秘め事 By CCミラーたん 5話 2KB 02/10/23

>>220 - 222 By CC名無したん 3話 3.2KB 02/03/04

>>246 - 248 ミラーのお留守番(お料理へのお気遣い) By さくらたんファン 3話
1.7KB 02/04/09

>>333 - 405 (お留守番よろしくね) By みらたん 15話 9.2KB 02/07/05

真説・カードキャプターさくら
ttp://saki.2ch.net/sakura/kako/970/970161921.html

(敬称略)


474 :126:03/03/03 00:37 ID:PcImgXaf
「さくら、カードの気配が強うなってきた。そろそろ行くで」
「わかった。ミラーさん、それじゃ、お願いね」

今日もおふたりはクロウ・カードを封印に出かけられました。
このところ、毎晩です。
そのたびに、私の封印が解かれます。
お留守番。それが、私のお使命。カードとして主(あるじ)の姿を映し、
主がカードキャプターであることをご家族に気付かれないようにするのが、
私に与えられた使命です。
けれども・・・私は、その使命を果たしていません。
さくらさんのおにいさまは、私がさくらさんでないことに気付いてます。
そして、そのおにいさまに会うことを考えてしまう私がいます。

そんな思いを胸に、今日も主の帰りを待っているのです。


475 :126:03/03/03 00:37 ID:PcImgXaf
「さくら、あれを見い!」
「李くんと、苺鈴ちゃんだ。もう来てたんだ」
さくらはふたりのそばに着地した。杖から伸びた羽が消えていく。
「今晩は、木之本さん。今日もあたしたちの方が早かったわね」
苺鈴が、ひやかすように言う。
「李くん、今日はペンギン大王のそばに」
「ああ、間違いない。今度はここにカードが現れる」
李は、羅針盤をさくらに見せる。羅針盤の上に、光が点滅している。
「もう少し点滅が早くなれば・・・カードが出るんだ」
「でも、小狼、カードの場所がわかるのはいいんだけど」
苺鈴が少し口をとがらせて言う。
「肝心の封印がうまくいかないなんて・・・今日で7日めよ」
「でも、おかげで、7着もバトルコスチュームを着ていただいてますのよぉ!」
さくらたちはこけた。
「知世・・・いつ来てたんや?」
「たった今ですわ。さくらちゃんの活躍をビデオに撮るためには、世界の果てまで行きますわぁ!」
「・・・」
さくらたちの頭に、おっきな汗が浮いた。

「!」
「気配が強うなってきた」
「来るぞ!」
さくらたちは身構えた。


476 :126:03/03/03 00:38 ID:PcImgXaf
私はさくらさんのお部屋で主の帰りを待っていました。
私の封印が解かれるのは、確か今日で7日め。
でも、あの人に会えたのは1日だけ。
そんなことを考えていると、私はものすごい速さで動く「気配」を感じました。
あわてて、窓の方を見ます。

「ミラー、わいや!」
「ケルベロスさん!」
あわてて、窓を開けてケルベロスさんを中に入れます。
「あの、さくらさんは?」
「すぐに兄ちゃんと来る。そやから、ミラーは早う、カードに戻るんや!」


477 :CC名無したん:03/03/03 01:44 ID:mdgRi53N
このスレにも126たんキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━(  )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
これから楽しみ〜〜〜

478 :CC名無したん:03/03/03 23:11 ID:RuvrNLaQ
126たん期待アゲ


479 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

480 :_:03/03/04 00:04 ID:gRsRa9kY
>>473
サンクス


481 :CC名無したん:03/03/04 10:24 ID:1qhnBwBL

このスレ、良く残ってたなぁ

482 :史ねや:03/03/04 15:49 ID:q74lV2Hz
........ ∧_∧ 
   ...       .....   ( ´∀`.)、
__| |    | |_   /    ヽ、     
||\  ̄旦 ̄ ̄   / .|   | |
||\\    旦  (⌒\ |__./ ./
||  \\       ~\_____ノ|
.    \\ _______\
.     \||      ____||     /
.       || ̄ ̄ ̄|\____\ /   ちげーよバカ
.       ||     | |======== | \
           _|  |oo======= |   \
           |\\|_____|\
           | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄. ̄|
           | |  熊本みかん .. |
           \|_______.|

483 :???:03/03/04 15:50 ID:q74lV2Hz
香具師ってなんですか?香具師ってなんですか?香具師ってなんですか?
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484 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

485 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

486 :CC名無したん:03/03/04 18:13 ID:x8ewjQQb
うお!あの126さんが来てる。
期待してますよー。

487 :CC名無したん:03/03/04 21:50 ID:T/NIe3Ur
楽しみですぅ〜
期待していますぞ!!

488 :CC名無したん:03/03/08 22:56 ID:N8eN5sJ4
>474

Oh〜
ひな祭り の日に新作が!!


489 :126:03/03/09 02:02 ID:OeDd2R18
「・・・・・・・・・・・・・・・」
ケルベロスは耐えていた。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
桃矢の視線が突き刺さるようだ。だが、あくまでもぬいぐるみのふりをしなければならない。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
背中から汗がしたたり落ちる。なぜか、汗は背中でしかかかないケルベロスであった。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
(あかん、もう限界や・・・)
そう思った時、さくらの声がした。
「お兄ちゃん、ぬいぐるみとにらめっこするなんて、変だよ」
「ああ、そうだな」
さくらの声に、桃矢は振り返った。そして、
「さくら、あした・・・」
「なに?」
「いや、いいんだ。それより、さくら」
「なに、お兄ちゃん?」
「あんま、無茶すんな」
そう言うと、桃矢はさくらの部屋を出た。そして、つぶやいた。
「ったく。また、なんかあったな」

「・・・にーちゃん、やっぱり、わいのこと気付いとるう。そのうえ、怒っとる」
にらめっこから開放されたケルベロスのそばで、さくらはきょとんとしていた。
「・・・お兄ちゃん、なにが言いたかったんだろ」


490 :126:03/03/09 02:03 ID:OeDd2R18
「そうだ、ケロちゃん、李くん、だいじょうぶかな?」
「知世と小娘がちゃんと見とる。命には別状ない。けど、相当しんどそうやったな」
「・・・そうか」

さくらたちが、そのカードを封印しに行くようになって、今日で7日めになる。
そして、今日もさくらたちは封印に失敗したのだ。
いつもと違ったのは、封印を失敗したさくらが桃矢と鉢合わせになり、ふたりで
一緒に帰宅したことである。そのため、ケルベロスは先回りして、留守番をしていたミラーに
カードに戻るように伝えたのであった。

「でも、どうしよう。封印の仕方はわかっているのに・・・」
「そやなぁ、ウィンディもフライもあかん。今日は、小僧がタイムを使うてがんばったんやけど
結局、封印するまで魔力がもたんかったな」

さくらとケルベロスは、この1週間のことを思い返していた。


491 :126:03/03/09 02:04 ID:OeDd2R18
最初に事件が起こったのは、友枝銀行だった。
「た、大変だぁ!」
その朝、出勤した銀行員を驚かせたのは、店内に積まれた札束や金塊の山であった。
捜査の結果、店内に積まれていたものは、すべて支店の大金庫の中にあるはずのものであった。
幸いなことに、何一つ盗まれたものはなく、何者かが夜の支店で、大金庫の中身をそのまま
店舗に移動しただけと推測された。
だが、誰がこんなことをわざわざしたのだろうか。それに大金庫が空けられた形跡はまったく無く、
防犯カメラにも、何も捉えられていなかった。捜査は完全に行き詰っていたのである。

次に事件が起こったのは、友枝水族館だった。
「た、大変だぁ!」
その朝、出勤したペンギンの飼育係を驚かせたのは、ペンギンの水槽に積まれたエサの魚の山と、
そのそばでたらふくエサを食べて、幸せそうにしていたペンギンたちだった。
捜査の結果、エサを保管する冷蔵庫が空っぽになっていたことが判明した。
何者かが、夜の水族館で冷蔵庫からエサを持ち出し、ペンギンの水槽に移動したのだと推測された。
だが、誰がこんなことをわざわざしたのだろうか。それに冷蔵庫が空けられた形跡はまったく無く、
防犯カメラにも、何も捉えられていなかった。捜査は完全に行き詰っていたのである。

その次に事件が起こったのは、友枝動物園だった(以下略

「動物さんたち、突然、エサがいっぱいもらえてびっくりしただろうなぁ」
一連の事件について、そんなふうに話していた、さくらに言ったのは李だった。
「お前、まだ気が付かないのか。これは、クロウ・カードのしわざなんだぞ」
「えぇ〜!」


492 :CC名無したん:03/03/09 03:10 ID:zeCzE/Ge
 
 126さんキタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
 

493 :CC名無したん:03/03/09 23:46 ID:3++TiK1c
保守アゲ

494 :CC名無したん:03/03/10 17:57 ID:H449VDj3
age

495 :CC名無したん:03/03/10 18:38 ID:LhcWbNqC
てぃも

496 :CC名無したん:03/03/12 21:24 ID:n4+WBZR0
age

497 :CC名無したん:03/03/13 19:36 ID:PusWhMv4
最近来ないね・・。

498 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

499 :CC名無したん:03/03/16 14:13 ID:yni6p4Cd
hoshu

500 :CC名無したん:03/03/16 14:15 ID:yni6p4Cd
500get!!

501 :126:03/03/17 01:23 ID:vb50vdBK
「で、結局こうなるのね・・・」
「知世に知られたら、こうなるってわかりきったことやないか」
バトルコスチュームに身を包んださくらに、ケルベロスが言った。
そのふたりの姿を撮影する知世がいた。
「ご町内に起こる、不思議な出来事。これは、もうカードキャプターの出番ですわ〜」
ここは、友枝商店街の入り口にある広場。
カードの気配を追って、さくらたちはここに来たのであった。
「ケロちゃん、李くんはクロウ・カードのしわざだっていうけど、
水族館のペンギンさんや、動物園の象さんにエサをあげるカードって・・・」
「スルーのカードだ」
小狼の声がした。
「今、わいが言おうと思うたところやないか!」
ケルベロスが、不機嫌に言う。
「スルーというと、通り抜ける、という意味ですわね?」
「そうだ。壁抜けをするためのカードだ」
小狼と苺鈴が近づいてきた。
「こんばんは、木之本さん。あたしたちの方が早かったようね」
「こんばんは、李くん、苺鈴ちゃん。でも、壁抜けのカードが、どうしてエサをあげたりするの?」
「そんなこともわからないのか。金庫にあるはずのお金がカウンターに移ったり、
冷蔵庫にあるはずのペンギンのエサが、ペンギンのプールに移ったり、こんなことができるのは
スルーのカードしかない!」
「今、わいが言おうと思うたことやないか!」
「なにを、ぬいぐるみ!」
「なんやと、小僧!」
ふたりの間に火花が散った。


502 :126:03/03/17 01:25 ID:vb50vdBK
「まぁ、まぁ、ふたりとも」
さくらがふたりをなだめる。
「で、スルーのカードを封印するにはどうしたらいいの?」
「「スルーしないことだ」」
ケルベロスと小狼が、さくらに向かって同時に言った。
「スルーしないって?」
「「主(あるじ)のいないスルーは、なにかを自分の中で通り抜けさせようとする。
封印するには、スルーのカードに入っても通り抜けずに入り口に戻ればいいんだ」」
「・・・そ、そうなんだ」
ふたりが、ぴったりと同じ言葉を返したので、さくらはびっくりしていた。
「それなら、簡単じゃない」
苺鈴がそばから言った。
「カードが現れたら、一度中に入って、また出てくる。小狼なら簡単に封印できるわ」
そ、その時
「め、苺鈴ちゃん」
知世の声に、みんなが注目した。
苺鈴の背後の空間がゆらりとすると、薄黒い渦のようなものが現れた。
「あ、なによ、ひ、引っ張られるぅ!」
苺鈴が、渦の中に引っ張りこまれた。
「苺鈴!」
小狼が苺鈴を追って、渦の中に飛び込む。
「苺鈴ちゃん!」
続いて、さくらが。
「小娘!」
そして、ケルベロスが後に続いた。


503 :126:03/03/17 02:16 ID:DE7NHd2y
「ほぇ〜!」
スルーのカードの中で、さくらは叫んでいた。
強力な魔力で押し流されていく。
「さくら!」
ケルベロスの声がした。
「ケロちゃん!」
「気をつけるんや。スルーの魔力は思った以上に強いでぇ!」
ケルベロスは、入り口に戻ろうともがいていた。
「そ、そうだ。わたしも入り口に・・・」
さくらがフライのカードを使おうとした時
「わぁーっ!」
スルーのカードの魔力に押し流された小狼がさくらの方に流されてきた、というより
転がってきた。
「李くん!・・・★бЭЩ!」
目の前に小狼の顔がいっぱいになったと思ったとき、ふっと魔力の流れを感じなくなった。

どっしーん

さくらたちは、スルーのカードの中を通り抜けて、友枝商店街の反対側の広場に落ちていた。


504 :126:03/03/17 02:17 ID:DE7NHd2y
「うっ!」
「李くん、大丈夫?」
気が付くと、小狼はさくらの下敷きになっていた。
ふたりは抱き合うような形で地面に落ちていたのだ。
「あ、ああ、大丈夫だ」
すぐ目の前にさくらの顔があることに気付いて、小狼の声は急に小さくなった。

「いったぁーい!」
苺鈴の声が、少し離れたところからした。
「むぎゅーっ」
「へっ?」
妙な音とも声ともつかないものを聞いて、苺鈴があたりを見回す。
「お、お風呂スポンジ!」
ケルベロスが、苺鈴の下敷きになっていたのだ。苺鈴はあわてて立ち上がる。
そして、自分につぶされたケルベロスのしっぽを取って持ち上げた。
「・・・大丈夫?」
「ほわわわわぁ・・・」
ケルベロスは、よくあるアニメのようにぺったんこになっていた。

「カードの気配、消えちゃったね」
「ああ。なにかを通り抜けさせたから、気がすんだんだ。あしたも、また現れるぞ」
こうして、最初の封印は失敗に終わった。


505 :CC名無したん:03/03/18 01:42 ID:2IRtPAA0
今後の展開に期待!
126さん、がんがれ〜

506 :126:03/03/21 01:43 ID:e12Wl7vC
次の日から、さくらたちは、スルーのカードの気配を感じて集まっては封印に失敗するという日々を
繰り返した。
いったんカードの中に取り込まれてから入り口に戻ればいい・・・封印の方法はわかっていても
それを行うことは簡単ではなかった。なにしろ、さくらのフライやジャンプ、ウィンディも
スルーのカードの魔力で押し流されてしまうのだ。

状況が変わったのは7日めのことであった。

「!」
「気配が強うなってきた」
「来るぞ!」
さくらたちは身構えた。
「危ないから、苺鈴は下がっていろ!」
「でも、小狼」
「いいから。俺に考えがある。今日こそ封印してみせる!」
「小狼・・・」
一瞬、苺鈴の言葉が止まった。
「さすがー!」
「お、おい、抱きつくなって、いつも言っているだろう!」
「来るよ!」
さくらの声がふたりをさえぎる。
見ていると、ペンギン大王のくちばしのあたりがゆらりとして、薄暗い渦巻きが現れてきた。
「ハッ!」
小狼に続いて、さくらとケルベロスがスルーに飛び込んだ。

507 :126:03/03/21 01:44 ID:e12Wl7vC
「今日もやけど、すごい魔力や・・・」
もがきながら、ケルベロスが言った。すぐそばでは、さくらがフライのカードを使って
懸命にスルーの流れに抵抗している。
「ほぇ〜っ!流されちゃうよぉ!」
「がんばれ、さくら!」
無駄とわかりつつ声をかけたケルベロスだが、
「小僧のやつ、考えがあるって、何をするつもりや?」
すると、小狼の気配が高まってきた。精神を集中しているようだ。
「これだけの精神統一をするとなると、まさか、小僧のやつ」
「タイム!」
「タイムか!」
スルーの中で時間が止まる。これで、スルーの魔力の流れも止まるはずだった。が・・・
「小僧、無茶や!スルーのカードの方が強いでぇ!」
ケルベロスの言うとおりだった。
スルーの流れは一瞬止まったが、じりじりと動き出していく。
「く、くそぅ!」
小狼の声がする。
「タイムは魔力の消費が激しいんや。お前の魔力じゃ」
「李くん!」
あっという間に、小狼の気が弱くなっていく。
「あかん、小僧のやつ、気を失いよった!」
「きゃぁーっ!」
一気にスルーの魔力が強くなった。さくらたちは、あっという間に流された。


508 :126:03/03/21 10:35 ID:oBGW5Xxc
ふっと魔力の流れを感じなくなった。
「落ちるでぇ!」
ケルベロスは、気を失っている小狼の服を口で噛んだ。
「ほぇ〜っ、ここは?」
スルーのカードを抜け出ると、そこは学校の裏の森の奥だった。
「むぅむむむむむ・・・」
ケルベロスは、服を咥えた小狼を地面に激突しないように降ろした。
「大丈夫か、小僧?!」
「・・・」
小狼は、ようやくという感じで目を開けた。
「よっしゃ、生きとるな。さくらは?」
「ほぇ〜っ!」
体勢をくずしたさくらは、イリュージョンのカードに幻惑された時と同じように、
まっさかさまに崖の下に落ちて行った。


509 :126:03/03/21 10:37 ID:oBGW5Xxc
「さくらっ!」
「お兄ちゃん!」
落ちて来たさくらを抱き止めたのは、桃矢だった。
「お前、何やってるんだ」
一難去ってまた一難という感じで、さくらはパニックになっていた。
「あわわ!」
「確か以前、お前が雪のところに降ってきたのも、このへんだったよな」
「あひゅ〜っ」
「それになんだ、その格好(→バトルコスチュームのこと)は?」
「ほぇ〜っ」

「いろいろあったの。しからないであげて」
「歌帆!」
「観月先生!」
さくらに助け舟を出したのは、いつの間にか現れた観月歌帆だった。
「どうして、こんな所にいるんだ?月峰神社はあっちだぞ」
「なんとなく・・・ね。桃矢こそ、どうしてここに?バイト先から帰るには、遠回りでしょ?」
「・・・なんとなく、だ」
なんとなく来たのではない。バイトを終えて、帰宅しようとした桃矢は、不思議な気配が気になって
わざわざこの道を通ったのだ。そこに、さくらが降って来て、歌帆が通りかかった。


510 :126:03/03/21 10:38 ID:oBGW5Xxc
歌帆は微笑むと、さくらに言った。
「じゃあ、木之本さん、また、あした」
「は、はい」
「じゃあね、桃矢」
「・・・」
月峰神社に戻る歌帆を見届けると、さくらに向かって桃矢は言った。
「帰るぞ」
「うん」

「あかーん!」
崖の上から、そんなさくらたちの様子を見て、ケルベロスはあわてていた。
「はようミラーに知らせんと、さくらたちと鉢合わせや!」
「小狼っ〜!」
その時、苺鈴と知世が駆けつけてきた。
「やっと来よったか。小娘、知世。小僧のことは任せるでぇ。わいは、ミラーのところに急行や!」

こうして、7日めの封印も失敗に終わった。
そして、8日め。
「さくら、カードの気配が強うなってきた。そろそろ行くで」
「わかった。ミラーさん、それじゃ、お願いね。お兄ちゃんはレストランのバイトが昨日で
終わりだったから、今日はうちにいるの。うまくやってね」
「はい」
さくらの言葉に思わず緊張するミラーだった。


511 :CC名無したん:03/03/22 00:45 ID:0laTAp9R
キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
いよいよミラーのお留守番の本題に入るヨカーン
期待ageしたいけど広告がウザくなるのでageません(´Д`;)

512 :126:03/03/23 10:52 ID:KqWKT4Hp
さくらさんたちが封印に出かけられてからまもなく、ドアをノックする音がしました。
「入っていいか?」
「あ、はい」
「さくら・・・じゃないんだな」
あの人の言葉に、私は何も言わずにうなずきました。
「昨日もだったが、また、何かあったんだな」
私は、もう一度うなずきました。
「ったく」
「あの・・・」
「ああ、さくらには黙っておく。その方がいいんだろう?」
「いつも、すみません」
この時、私はなぜあの人が来たのかわかりませんでした。
「やっぱり・・・ところで、晩飯、一緒に食いに行かないか?」
「はい?」
思わず、私は自分の耳を疑ってしまいました。
「あの、お食事に出かけるのでしたら、さくらさんと行かれるのが・・・」
「あいにくと、予約時間ってのがあるんだ。今、出かけないと食べられないんだよ」
あの人は話を続けました。
「昨日までバイトしていたレストランで、キャンセルが出たんだ。
オーナーが俺のことを気に入ってくれていて・・・そのキャンセルされた時間なら食事しても
いいって話になったんだ。まぁ、退職金みたいなもんだな」


513 :126:03/03/23 10:54 ID:KqWKT4Hp
「で、昨日、さくらを誘おうと思っていたら、あいつが崖の上から、変な衣装で落ちてきたんだ。
また何か起こっていて、食事どころじゃないんだろうと。
かといって、ひとりでフレンチ食いに行くのもなんだし」
「でも、やっぱりさくらさんに・・・」
「そんなに遠慮するな。それに、そろそろ時間だから」
結局、私たちは一緒に出かけることになってしまいました。

そして・・・
「いらっしゃいませ。ご予約はうかがってますでしょうか・・・って、木之本くんじゃない!」
私たちがレストランに入ると、ウェイトレスさんが驚いていました。
「キャンセル埋めとして、やってきたぞ。話はちゃんといってるか?」
「あ、確かに聞いているけど・・・」
ウェイトレスさんは私の方を見て
「あら、可愛い子じゃない。彼女?」
「まぁ・・・そんなもんだ」
その言葉を聞いて、私は思わずうつむいてしまいました。ほおがとっても熱い・・・
「ショックー!木之本くんに彼女がいたなんてぇ!」
「オーナーにおこられるぞ。早くテーブルに案内しろ。・・・ったく」


514 :126:03/03/23 10:55 ID:KqWKT4Hp
その頃、友枝小学校では・・・
「ああ、8日連続でさくらちゃんの活躍を撮影できるなんて・・・超絶幸せですわぁ〜!」
「と、知世ちゃん」
相変わらずの知世のテンションのため、さくらの頭におっきな汗が浮いていた。
「でも、今日は李くん、学校休んじゃったし・・・」
「先ほど、苺鈴ちゃんに電話したところ、李くんはまだ眠っておられるとのことですわ」
「そうなんだ。大丈夫かなぁ」
「魔力を一時的に消耗しただけやから、休んどるうちに回復する。命には別状ない」
そう言って、ケルベロスはさくらを安心させる。
「でも、今日はわたしたちだけで封印しなくちゃいけないんだよ。できるかなぁ」
「弱気になってはいけませんわ。
さくらちゃんは、世界でたたひとりのカードキャプターなんですから」
「そうや!それに気が付いたか、さくら。
昨日までに比べると、カードの気配が強まるスピードが遅くなっているようや。
これは、スルーのカードも、毎日わいらの相手をしてるよって、弱ってきとるということや!
今夜はチャンスやで!」
「そうか、がんばってみる!」
「よっしゃぁ〜!その調子や!」

やがて、カードの気配が強まってきた。
「来るよ!」
「おぅ!」


515 :CC名無したん:03/03/23 22:49 ID:BG1VuDc0
おぉ〜!!(^^)「お留守番」ではなく「おデート」編でつか♪今までとは一味違う趣向、イイ!さしずめ、「ミラーたんのドキドキ初デート」ってとこでつか?こりゃ次回に期待&保守だながんがれ126様!

516 :CC名無したん:03/03/24 01:51 ID:h9C+RcaY
ミラーたんとデート(・∀・)イイ!
ここは一丁期待ageで。広告が来たらスマソ

517 :CC名無したん:03/03/25 03:29 ID:PA7IsG2Y
うにゅうage!!

518 :CC名無したん:03/03/25 04:00 ID:qsY9y98M
オナニィはもう一生しません!

519 :CC名無したん:03/03/25 21:48 ID:K/lOJAlv
>>518
それは無理だろうな(w

520 :CC名無したん:03/03/25 23:28 ID:ob6NflWa
まず無理だ。>>518ガマン汁暴発させてぱんちゅパリパリなんてカコワルイ >>1からのむぎゅっこさんの話読みながらさっさと抜け

521 :126:03/03/30 23:22 ID:jV61RISY
「・・・ありがとうございました」
食事を終えて、私たちはレストランを出ました。
「どうだった」
「とっても、おいしかったです」
「そうか、そりゃ、良かった」
ふと気が付くとレストランの中から会話が聞こえてきます。
「ほんとぉ、ショックよ!木之本くんにあんな可愛い彼女がいたなんて!」
「あたし、ねらっていたのにぃ!」
思わず、私の頭に大きな汗が浮きました。何を言ったらいいのかわからない。でも、
「あの・・・」
あの人に声をかけようとした時
「これは、昨日と同じ気配だな」
仲間の気配がしました。これは・・・スルーです。
「はい。仲間の気配です」
「あっちだな。さくらが心配だ。念のため、行ってみよう」
私たちは走り出しました。


522 :126:03/03/30 23:24 ID:jV61RISY
「来よるで、さくら!」
校庭の真ん中の空間がゆらりとした。スルーのカードが現れる前兆だ。
さくらはカードを取り出した。
「クロウの創りしカードよ。我が鍵に力を貸せ。
カードに宿りし魔力を、この鍵に移し、我に力を!フライ!」

まもなく薄暗い渦巻きが現れた。
「来たでぇ!けど、さくら、どうするつもりや?フライで飛び込んでも押し流されるだけやで」
「今、思いついたことがあるの。わたし、やってみる」
そう言うと、さくらはスルーのカードの中に飛び込んだ。ケルベロスが続く。
「りりしいですわぁ〜」
その姿をひたすら撮影する知世であった。

「ど、どうすんつもりや?」
さくらたちはスルーのカードの中にいた。このままでは、また、すぐに抜け出てしまう。
「木々よ繁り、我の助けとなれ!ウッド!」
ウッドのカードから枝が伸びていく。
「うまい!ウッドを中いっぱいに繁らせれば、出口まで流されずにすむは・ず・ややや!」
だがしかし、スルーの魔力は強かった。さくらたちはウッドごと押し流されて行く。
「ほぇ〜!」


523 :126:03/03/30 23:25 ID:jV61RISY
「このあたりだな」
「はい」
私たちは星條高校に来ていました。
(ほぇ〜!)
さくらさんの『声』が聞こえます。
それは、スルーのカードの中から魔力で伝わってくる、普通の人には聞こえないもの。
「さくらっ!」
けれども、あの人には『聞こえた』ようでした。
「知っていたら教えてくれ。さくらは、どうなるんだ?」
「おそらく、この近くの空間から抜け出て来ます」
「昨日のようにか?」
「はい」
「危ないめにあうことはないのか?」
「それはありません。けれど、このままではきっと毎日同じことの繰り返しです」
「何か、俺たちにできることはないのか?」
「なにか私たちにできること・・・!」
気配が強くなりました。もうすぐ、さくらさんとケルベロスさんがここに現れます。
私は、あの人を背にして立つと、思い切って言いました。
「お願いです。私の肩を強くつかんでください。
そして、私に何があっても、絶対に手を離さないでください!」
「わかった。絶対離さない。それでいいんだな」
急なお願いでしたが、あの人はわかってくれたようです。
私の両肩が、大きくやさしい手でしっかりとつかまれました。
「来ます!」


524 :CC名無したん:03/04/01 01:42 ID:Dao32XiG
ミラーたんどうなるのかな。
心配だ(;´Д`)

525 :126:03/04/06 00:32 ID:3EOQiP7T
私たちの正面の空間がゆらりとゆがみました。
そして、スルーの魔力で作られた流れが噴き出てきました。
その流れの中にいるのは、さくらさんとケルベロスさん。
「な、なんだ?!」
私は、さくらさんの姿を解いて、真の姿に戻りました。
私の真の姿・・・それは鏡です。
姿を映し、反射させる。
「!」
一瞬のことでした。スルーの中から流れ出てきたさくらさんたちは、その魔力の流れとともに
鏡である私に同じ魔力の強さで反射されたのです。

次の瞬間、わたしはさくらさんの姿に戻ろうとしました。
けれども、さくらさんの言葉なしで姿を変えることは大変なことです。
「お、おい、大丈夫か?」
さくらさんの言葉なしで2度も姿を変えた私は、魔力を消耗していました。
立てなくなるほどの眠気が、襲ってきます。
「大丈夫です。さくらさんはきっと・・・」
やっとのことでそれだけ言うと、私の意識は途切れてしまいました。

「お、おい・・・寝てるのか?」
自分の腕の中で、突然眠り込んだミラーを桃矢は力いっぱい抱きしめた。
何が起きたのか全部はわからなかった。だが、桃矢は理解していた。
さくらのために、ミラーが何かをしたのだということを。
「ありがとう。いつも、さくらのために・・・」


526 :126:03/04/06 00:33 ID:3EOQiP7T
さくらたちは、自分たちが何かにはじき返されたような感じに気付いていた。
「ケロちゃん、これって?」
「わからん。けど、わいら、入り口の方に向かっているでぇ!」
さくらはフライの羽が生えている杖を握りなおす。
「お願い!もう少しだから、さくらと一緒にがんばって!」
やがて入り口が近づいてきた。
「もう一息や!」
「うん!」
そして、さくらとケルベロスは、スルーの入り口を抜け出ることができた。
「やったぁーっ」
「さくらちゃん、あれを!」
知世の声に、さくらは抜け出てきたスルーを振り返った。
空間がうねっている。
「今や、さくら!」
「うん!汝のあるべき姿に戻れ!クロウ・カード!」

こうして、さくらはスルーのカードを封印することができたのだった。


527 :126:03/04/06 00:35 ID:3EOQiP7T
「ねぇ、ケロちゃん、どうしてわたしたち、入り口に戻れたのかな?」
「おそらく、セキみたいなもんやろう」
「セキ?」
「毎日、わいらの相手をしとって弱ってたところに、中でウッドを繁らせた。
それがじゃまになって、スルーのやつ、思わずせき込むようにして、
わいらを入り口に戻してしまったんやろうな」
「ふーん」
そんなケルベロスの解説にいまいち納得できないまま、さくらは部屋に戻った。窓が開いている。
「ただいま。ほぇ?」
部屋の中で見つけたのは
「ミラーさん、ベッドの中で寝ちゃってるよ」
「ほんまや。ここんとこ毎日の留守番やったから、待ちくたびれてしもうたんやな。
それにしても、しょーがないやっちゃ」
ケルベロスがミラーを起こそうとすると
「待って、ケロちゃん」
「なんや?」
「今夜はわたし、下で寝るよ」
「さくら、なにを突然言い出すんや?」
「だって、ミラーさんの寝顔、とっても幸せそうだもん。起こすのかわいそうだよ」
ケルベロスは、もう一度ミラーの寝顔を覗き込んだ。
「確かにそうや。留守番しとる間に、なんかええことでもあったんかな」

<126的ミラーのお留守番:終劇>


528 :CC名無したん:03/04/06 22:26 ID:S/eUTCd0
(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!

529 :うさだ萌え:03/04/06 22:54 ID:WlgGT/RT
続きキボンヌ!!ですよ。おまいら。

530 :CC名無したん:03/04/07 08:17 ID:OunNq9AA
126さん、乙です!最高でした!
またミラーたんで書いてほすぃ・・・

531 :CC名無したん:03/04/07 19:28 ID:Jk6GV6Uz
献身的なミラーたんはやっぱりいいですなあ。
126さん、ありがとうでした〜。
また、意欲が沸いたらおながいします。

532 :うさだ萌え:03/04/13 23:19 ID:DUDhyOW/
つづきまだ〜?

533 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

534 :CC名無したん:03/04/16 21:25 ID:Hq6ULuMb
期待&保守sage

535 :山崎渉:03/04/19 23:47 ID:aj7xmET4
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)

536 :CC名無したん:03/04/23 20:58 ID:BgTSRDuH
次回期待保守

537 :CC名無したん:03/04/28 00:09 ID:mjZUV3pz
メンテ

538 :CC名無したん:03/05/13 19:37 ID:2Jeu675O
保守

539 :CC名無したん:03/05/23 14:21 ID:TIhNk0WF
メンテ

540 :シズ&陸:03/05/26 17:46 ID:ZIX78/Jv
   ,'  .::::.    .:::::. :::::::::. :::::::::::::.    .    ::::::::::.   ::::.  ::::::',    ________
   |.  ::::::..   .::::::::...:::,、:::::..:::l、:::::::::::..  ::..   :::::::::::.. :::::::.. :::::::l  /長寿スレ保守。
   |::. .:::::::::..   ::::::l!::::::|.\:::::::',゙、::::::::::::.. ::::::..  :::l'、:::::::::::::::::::::::::::::|<  「キノ元さくら」と
   |:::::::::::::::::.  .:::::::!';:::::|、 \::::', ヽ:::::::::::::::::::::::.::::!. ゙:;:::::::::::::::::::::::::::| \
   ゙,:::::::::::::::::::..:::::::::| ヽ::l `゙`'''\l‐-\:::::::::::l'、:::::::!,,、-!::::::::::::::::::::::::::!    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   '、::::::::::::::::::::::::::::l.  ゙!-‐‐‐‐-、 、 ヽ;:::::::| ゙;:::::l,,.-‐l:::::::;::::::::::::;:':::l   
    ゙、:::、:;‐、::::::::::::::゙, `ゝ,  ・  ヾ `  ヽ;::l  ';l" ・ .!::::;':::;:::::::/l::;'  強引なこじつけだな     
     ゙'l 'l ヾ、:::::::::::::',  `'‐‐‐‐‐ ',  .:::: ゙'!   `'--‐'|::/:;:'l:::::/ l:;'   ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      ゙、ヽ、';:!、:::::::::',      ‐'゙  .:::::::::: l ``   l'゙!/ |::/  '゙     / ̄ ̄ ̄ ̄\
       ゙iヽ、`ヽヽ、::゙,        ::::::::::::: '      /  l'゙      /     ●  ● 、  
       |:::::`'i゙!  ヾ、           :/    /         |Y  Y        \ 
    ,r‐'''''"´l::::::::l ゙、          _,,,,,,,..,,_、  /           | |   |       ▼ | 
__,,.ノ      l!゙、::| \.       /'‐‐‐ヘ"ア゙  /            | |   |      、_人_|
         ゙;:!  , ゙ヽ、    / l、___゙j,ノ /           | \,/         ノ 
    、  _,,,....,,,,i!   ',   ゙ヽ、    ` ̄ ̄´ ./              \     / ̄ ̄

541 :CC名無したん:03/05/28 11:28 ID:6JeyDcVm
保守するよミラーたん

542 :CC名無したん:03/05/30 20:57 ID:zCXQ+gSG
保守保守・・

543 :CC名無したん:03/06/06 19:12 ID:AEV/r4fL
とうやは魔法消えたからミラーも見えなくなったのか。

544 :CC名無したん:03/06/06 21:00 ID:LJiQCa0I
>>543
ミラーたんとさくらたんは性格が全然違うからすぐ分かるだろ。

545 :CC名無したん:03/06/12 18:05 ID:VgSESmPw
ホシュ

546 ::03/07/08 00:03 ID:agaE71rf
「なぁ、さくら、最近暇やなぁ〜」

547 :CC名無したん:03/07/13 22:33 ID:bxsgUcC/
「小狼くん…」

548 ::03/07/14 21:51 ID:OKWxsX0E
「さくら、いい加減、小僧のことは忘れたらどうや」
「行方不明になってから3ヶ月、後のことは、小娘や、あのごっつい魔力を
持つ小僧の母親に任せときぃな」

549 :山崎 渉:03/07/15 11:26 ID:lykpZgY2

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

550 :CC名無したん:03/07/16 02:06 ID:gCU6mn42
僕のミラーたんヽ(´ー`)ノ

551 :CC名無したん:03/07/17 04:40 ID:sdmCUBqH
ホシュ

552 :CC名無したん:03/07/17 08:45 ID:lBj7NrMy
美形中国娘専門の裏動画サイトついにハケーン
http://made-in-china-girl.moviespage.com/   
   

553 :CC名無したん:03/07/19 14:41 ID:kdROSmHS
126タンの話良かったな・・・
スルーのカード封印と桃矢ミラーデートが上手く絡んで
落ちがついてるし。
このまま放送したい位だ。


554 :ぼるじょあ ◆yBEncckFOU :03/08/02 05:34 ID:ION3B8LX
     ∧_∧  ∧_∧
ピュ.ー (  ・3・) (  ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
  = ◎――――――◎                      山崎渉&ぼるじょあ

555 :ぼるじょあ ◇yBEncckFOU:03/08/04 17:34 ID:ydSK0/wN
     ∧_∧  ∧_∧
ピュ.ー (  ・3・) (  ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
  = ◎――――――◎                      山崎渉&ぼるじょあ

556 :山崎 渉:03/08/15 21:44 ID:AJrGutei
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン

557 :CC名無したん:03/08/15 21:46 ID:Eh6AWySP
http://hobby3.2ch.net/test/read.cgi/army/1060469680/712
このクソ荒らし何とかしろ

558 :山崎 渉:03/08/15 23:07 ID:AJrGutei
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン

559 :CC名無したん:03/09/10 23:26 ID:NHKcO0uz
保守ヽ(´ー`)ノ

560 :CC名無したん:03/09/10 23:44 ID:WRa8Iaai
>>559
ヽ(´▽`)ノIDがNHK

561 :CC名無したん:03/09/20 00:55 ID:4uWGT5qd
期待sage

562 :CC名無したん:03/09/28 00:54 ID:MTus7CKx
長沼順子

563 :CC名無したん:03/10/05 03:43 ID:DUvxOGYX
412-415
のようなミラーたん神はもういらっしゃらないのか!?
保存がきえちまったのでおまいらどうか再うpしてください

564 :CC名無したん:03/10/05 13:16 ID:eAqybsGf
>>563
412-415ってビデキャプしたやつ?
自分でやってみ。

565 :CC名無したん:03/10/05 18:14 ID:Us7lTg56
>>564
できねーからレスしてんじゃね?


566 :CC名無したん:03/10/05 19:06 ID:pIFliEQK
DVDを友達に借りるかレンタルしるー。

567 :CC名無したん:03/10/06 21:26 ID:4x9L0AYH
漏れもさくらタソのキャプ画像はかなり持ってるがミラータソのはほとんど持ってない罠

568 :CC名無したん:03/10/06 23:03 ID:vIfmghi7
今思ったらキャプすんのめんどくせー。

569 :CC名無したん:03/10/10 12:40 ID:4oNVDyGw
>>563
ttp://ranobe.com/up2/updata/up1074.zip
今更かもしれんがまとめてうぷしときますた。パスはmirror。

570 :CC名無したん:03/10/10 22:06 ID:5hh5VcBR
神は再び降臨しますた・・・(´ω`)

571 :CC名無したん:03/10/12 12:49 ID:o9VKliJ1
あれ?落ちたんじゃなかったんだ。この前まで検索してもなかったんだけどなぁ・・・。

572 :CC名無したん:03/11/02 05:17 ID:B0+v8Pge
.

573 :CC名無したん:03/11/07 23:07 ID:eIAiJBSj
ホシュ

574 :CC名無したん:03/11/22 00:42 ID:k6G1jTOy
東急田園都市線の青葉台駅から8時ころ乗車する女の子がさくらちゃんにクリソツ。

575 :CC名無したん:03/12/07 00:57 ID:6cun1lpT
>>574
捕まえて来なさい。
クロロフォルムとロープなら用意しておく。

576 :さくらたんファン:03/12/07 21:25 ID:3X16iv24
(その一)

「ケロちゃん、」
「そうやな。クローカードの気配、さくらの出番や。」
「でも、これから知世ちゃんが、学芸会の衣装の寸法取りにくるよ〜。」
「衣装の寸法取りなら、体のサイズが同じならいい訳や。
 ミラーに代りをやってもらえば済むことや。」
「うーん、知世ちゃん、撮影出来の機会をまた逃しましたわとか言いそう。」
「とりあえず、緊急やさかい。まあ、しゃあないわな。」
「それではお留守番お願いね。」
しばらくして、呼び鈴が鳴る。
「さくらちゃん。学芸会の衣装の寸法取りに来ましたわ。
 お菓子も作って持ってきたましたわ。」
「知世ちゃん。ありがとう。いま紅茶をいれるから、あがって待ってて。」
代役さくらが後ろを振り向き台所へ姿を消したその時、知世の目に一瞬光が走る。

577 :さくらたんファン:03/12/07 21:26 ID:3X16iv24
(その二)

「知世ちゃん。今日のいちごタルト、とってもおいしかったよ。」
「ありがとう。さくらちゃん。落ち着いたみたいだから、
 バトルコスチュームの時と同じ様に寸法取りを始めますわ。
 それじゃいつもの通り、お洋服も下着も全部脱いで裸になって下さいね。」
容姿はさくらでも、普段の記憶まで受け継ぐ訳ではないミラーは服を脱ぎ始める。
残りは下着だけになった時に、
「うーん。知世ちゃん。やっぱり恥ずかしいよ〜。」
「さくらちゃん。どうかされました。いつもの通り自然にお願いしますわ。」
いくら同性相手であっても自分の裸が晒されるのは始めての経験である。
いつもの通りお二人でされている事に合わせないとという使命感から
意を決して下着を脱ぎ去る。

578 :さくらたんファン:03/12/07 21:55 ID:3X16iv24
(その三)

右手で胸を左手で下腹部を隠し、顔は上気させながら答える。
「脱いだよ。知世ちゃん。」
「それでは、バストのアンダーとトップ測りますから、
 両手を左右にお願いしますわ。」
後ろに回りこみ知世は計測を始める。
「アンダーはと…、トップの正確な計測をするからそのまま体を
 動かさずじっとしていてくださいね。いつもの通りに…。」
二つの胸の先端から全身に電流が突き抜ける感覚が走る。
「ああっ、そんなっ、知世ちゃん…。」
「動いてはいけませんわ。さくらちゃん。ここを硬くたたせて正確な寸法を
 測れるまで、ずーっとこのままですわ。」
初めての衝撃的感覚で意識がうつろいで行く中、この言葉を聞き終える。

579 :CC名無したん:03/12/08 17:09 ID:IevKavyd
新しいのキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!

580 :CC名無したん:03/12/28 20:35 ID:ko723ftw
ホシュ

581 :126:03/12/30 18:06 ID:Tzu+0fBx
「では、今回の『わたしのお宝』のオーナーは、友枝町からいらっしゃいました、黒崎達夫さんです」
「えっ?」
TVから聞こえてきた司会者の声に、思わず桃矢は声をあげた。
「おにいちゃん、知っているの?」
兄の反応に、さくらは声をかける。
「ああ、うちの高校の校長だ」
「そうなんだ。よく知ってるの?」
「いんや。朝礼とかで話を聞くだけ。あと、時々あいさつするだけだ」
「ふーん」
そんなふたりの会話をよそに、番組は進行していく。
「では、黒崎さんのお宝を紹介していただきましょう」
すりガラスが上がり、『お宝』がTVに映る。
「か〜わいいっ!」
さくらが、大きな声をあげた。
「おにいちゃん、見て見て!かわいいよ」
さくらが指差したのは、
「あれ、校長室においてある人形じゃんか」
TVに映っていたのは、シャボン玉で遊ぶ女の子を形どった陶人形だった。
「これは、どのように手を入れられたものですか?」
「人形のことはよくわからないのですが、私の祖父が買ったものだということです。
なんでも、昭和初期の先生の作品だそうで・・・」
「それにしても、かわいらしい人形ですね」
「ええ、私よりも、妻の方が気に入っていましてね」

この種の番組にありがちな会話が続いていく。


582 :126:03/12/30 18:10 ID:Tzu+0fBx
「わぁ〜、かわいい!」
再び、さくらが声をあげた。
桃矢がTVを見ると、陶人形の持つストローからシャボン玉が吹き出ている。
「ほぇ〜、ほんとうにシャボン玉が出るんだ」
画面でも、司会者が驚いている。
「これはすごいですね」
「ええ。どのような仕掛けかはわかりませんが、毎日、この時間になるとシャボン玉が出るんですよ」
「せっけん液とか、入れるんですか?」
「いいえ。まったく、何もしません。だから不思議なんです。それに、シャボン玉が出るように
なったのも、ごく最近のことでして」
「ほぇ〜」
さくらが驚いていると、桃矢はつぶやいた。
「・・・あれは、普通の人形じゃない」
「おにいちゃん、なにか言った?」
「・・・いや。なんでもない」

番組はそのまま進行していく。
「みなさんがご覧の、この人形は来年1月に行われる『世界の人形展』に出品されることが
決まりました。会場は友枝デパートの・・・」
「来年1月の三連休か。わたし行こうっと。知世ちゃんも誘おうかな・・・」

なんてことのない、日曜日の出来事だった。


583 :126:03/12/30 18:11 ID:Tzu+0fBx
その翌日、星條高校2年D組では
「見た?昨日、校長先生がTVに出ていたの」
「ああ、あの校長室の人形が、あんなにすごいもんだとは思わなかったよ。
掃除のとき、モップに当たりそうになったこともあるし・・・」
クラスメイトの、そんな会話を聞いていた桃矢に、声をかける女の子がいた。
「木之本くん?」
「なんだ、容子じゃないか」
桃矢に声をかけたのは、演劇部部長の中川容子だった。
「もう、演劇部の助っ人はごめんだぞ」
「桃矢、そんな言い方はよしなよ」
となりにいた、雪兎がとりなす。
「雪、またサバ缶やりたいのか?」
「とっても、おいしそうな役だったからね」
そんなふたりの会話がとぎれるのを待って、容子は話を切り出した。
「木之本くんも、昨日の校長先生のTV、見たんでしょ?」
「ああ」
「それなら、話が早いな。実は、校長先生の人形が出品される展示会、わたしのパパが
やっているイベント会社が担当してるの」
「それで?」
「その展示会のコンパニオンさんを探していて、木之本くんの妹さんはどうかなーっと思ったりして」
「・・・えーっ」

桃矢の目が点になった。


584 :126:03/12/30 18:12 ID:Tzu+0fBx
「あんな怪獣のどこがいいんだ?」
「あら、とってもかわいい子じゃない。
木之本くんの妹さんって、学芸会のとき、一番前にすわっていたでしょ。
木之本くんの出番で、思いっきりコケていた子。月城くんに教えてもらって、覚えていたんだ」
「雪、お前」
「まぁまぁ、さくらちゃんはかわいいんだし」
「雪、お前、めがね直したほうがいいぞ・・・ん?」
突然、会話がとぎれた。容子が、桃矢の前にビデオカメラを差し出したのだ。
「これは?」
「とにかく、妹さんのビデオ撮ってくれないかな?パパに見せたいから」
「そんなこと言ったって」
「いいじゃないか、桃矢。さくらちゃんなら、きっとぴったりだよ」
話の流れに逆らえず、桃矢はしぶしぶとビデオカメラを受け取る。

(・・・ここのところ、さくらは忙しいんだけどな)

桃矢のつぶやきは、ふたりには聞こえなかった。


585 :126:03/12/31 12:22 ID:WjONAvL0
その日、さくらさんたちが封印に出かけられてからまもなく、ドアをノックする音がしました。
「入っていいか?」
「あ、はい」
「さくら・・・じゃないんだな」
あの人の言葉に、私は何も言わずにうなずきました。
「やっぱり、また何かあったんだな」
私は、もう一度うなずきました。
「ったく」
「あの・・・」
「ああ、さくらには黙っておく。その方がいいんだろう?」
「いつも、すみません」
この時、私はなぜあの人が来たのかわかりませんでした。
「ところで、今日は頼みがあるんだが・・・ちょっとビデオを撮らせてくれないか?」
「はい?」
思わず、私は自分の耳を疑ってしまいました。
「あの、どうして私のビデオを?」
「世の中にはいろんな人がいてな、今度やるイベントのコンパニオンにさくらはどうかという話が
あるんだ。それで、イベント会社の人がさくらのビデオを見たいから撮ってくれと頼まれたんだよ」
「それなら、さくらさんのほうが」
「あいにくと、ビデオはあした持って行かなくちゃならないんだ。
それに、あんな怪獣を撮ってもな・・・5分ぐらい、あいさつして、簡単なポーズをとって
くれればいいから、ちょっとつきあってくれないか?」
「・・・はい」
とうとう、私のビデオを撮ることになってしまいました。


586 :126:03/12/31 12:24 ID:WjONAvL0
「・・・ありがとな。怪獣よりはいいビデオになったと思うよ」
「いえ、とんでもないです」
思わず、私は答えました。顔がとっても赤くなっているのがわかります。
その時、
「・・・これは?」
「さくらさんとケルベロスさんの気配です。おふたりともこちらに向かっています」
「わかった。俺は部屋に戻るよ。じゃ、また元気でな」
「はい、ありがとうございます」

あの人がさくらさんの部屋から出て行きます。この次にお会いできるのはいつだろう・・・
そんなことを考えていると、窓がノックされました。
「ただいま〜、ミラーさん!」
「お帰りなさい。今、窓をお開けします」
おふたりが部屋に入ってきます。
「はぁ〜っ、疲れた!」
「ようがんばったな。今日はアローを封印できたことやし」
おふたりとも元気な様子でした。

その後まもなく、香港旅行の話が持ち上がり、イベントの件は忘れられたまま
年を越すことになりました。


587 :126:04/01/01 11:41 ID:Nc9R/FTl
そして、新年最初の登校日

「あけましておめでとう、知世ちゃん」
「あけましておめでとうございます、さくらちゃん」
「さくらちゃん、あけましておめでとう。香港、どうだった?」
柳沢奈緒子が聞いてくる。
「うん、いろいろあって、おもしろかったよ」
「いいなぁ。香港って、いろんなお化けとかいっぱい出そうだから」
「・・・うっ。お化けは出なかったけど・・・」
さくらの頭に大きな汗が浮かぶ。さすがに魔導師のことは言えなかった。
「あけましておめでとう、さくらちゃん」
次々とクラスメイトがさくらたちに声をかける。
「あけましておめでとう、千春ちゃん、理佳ちゃん!」


588 :126:04/01/04 00:01 ID:FLUBYcFs
その時、校庭の方が騒がしくなった。
「星條高校の方だ。行ってみよう」

校庭に下りて、フェンスのところまで行くと、なにやら星條高校全体が騒がしい。
何人かの生徒が忙しそうに走っている。見ると、みんな手にバケツやモップを持っている。
「雪兎さん!」
さくらは、雪兎が目の前を走り過ぎようとしているの見つけて、声をかけた。
雪兎もバケツとモップを持っている。
「何が起きたんですが?」
「冬休み中に水漏れか何かあったみたい。みんなで新年の緊急大掃除なんだ」
「ほぇ〜。それで、雪兎さんもバケツとモップを?」
「そうなんだ。僕は校長室の下の教室の担当。校長室は泡だらけで、その下の教室まで、
水浸しになっているんだよ。」
「おーい、雪!」
「あ、桃矢が呼んでる。じゃあね、さくらちゃん」
雪兎の後姿を見て
「やっぱり、雪兎さんって、すてきだなぁ〜はにゃ〜ん」
と、ひたすら、はにゃ〜んなさくらであった。


589 :126:04/01/04 00:02 ID:FLUBYcFs
「おい!」
その時、さくらの後ろから声がした。
はにゃ〜んから引き戻されたさくらは、
「李くん!?」
小狼は少し怒っているように見えた。
「ど、どうしたの?」
「お前、はにゃ〜んばかりで、気がつかなかったのか?」
「気がつかないって・・・まさか?」
「そのまさかだ。これは、クロウ・カードのしわざだ」
「え〜っ!」
「あの校舎から、クロウ・カードの気配がする。今夜、乗り込むぞ」
「それでしたら、早速、バトルコスチュームを用意しなければなりませんわ!」
すかさず、知世が声をあげる。
「さくらちゃん、安心なさってください。校舎が水浸しということですが、
防水仕様のコスチュームは、香港で着たのだけではなくて、まだまだありますのよ!」
「ほ、ほぇ〜っ・・・」


590 :CC名無したん:04/01/07 22:34 ID:S5yuyiTH
ヽ(´ー`)ノ

591 :江ノ島太郎:04/01/07 23:04 ID:NqWD5gvs
っていうか、コスチュームとかキモイデスネ。

592 :江ノ島太郎:04/01/07 23:09 ID:fG+ofvs3
  糞糞     糞     糞糞
     糞    糞   糞
糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞
   糞      糞       糞
 糞 糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞 糞
糞  糞     糞      糞  糞
    糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞
    糞     糞     糞
    糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞
      糞       糞
  糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞
      糞       糞
糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞
    糞           糞
 糞糞              糞糞


593 :江ノ島太郎:04/01/07 23:15 ID:NqWD5gvs
         ,;⌒⌒i.
  ノノノノ⌒ヽ (   ;;;;;)    ______ 
 (゚∈゚ )  ミ)     ,,:;;;)|変態たちの巣|
/⌒\/|  | ヽ| |/ |;,ノ  |      |
( ミ   \_>| /  .,i   |立ち入り禁止|
 ノ  /     | | ,,i; ,, . ,;⌒‖
( \/ヽ ,,,丶, | |,,,;.    ;i,  ‖ヽ
 \ ) ) ..   ,,   ´ヽ (,,  ‖丿.,,,
 ///   ,,   ,,  .. ´ヽ  ‖,,, ..,
`ヾ ヽミ ,,  .、 ヽ .. ヽ丶,.ヽ ‖、,,


594 :江ノ島太郎:04/01/07 23:22 ID:NqWD5gvs
             ,イ    │
          //      |:!
            //,. -/r‐- 、| !
         /,/ ./ |  _」 ト、
       /.\`/  |二...-┘ ヽ
.        i   ,.>、;/ー- 、    l
       ! ∠.._;'____\   |
      ,!イ く二>,.、 <二>`\.、ヽ.     
     /'´レ--‐'ノ. `ー---- 、 |\ ヽ、     キミたち!もっと人生をよく考えたまえ!
    \  `l  (!"      Jfヽ!  `''-;ゝ
      `‐、jヽ ヾニニ>   ゙イ" }_,,. ‐''´
         `´\  ー   / ,ィ_}
.          |_ `ー ''´ _」'
        _,.| ~||「  ̄ 人|、._
  ,r==;"´  ヽ ミ|||彡   / ` ー`==、-、
. ///,イ  ___ ヽ|||_,,. ‐''´___  | | | |ヽ

595 :江ノ島太郎:04/01/07 23:25 ID:NqWD5gvs
          _,....、、、、、、、...,_      
        ,..::'"´::━━┛┗━━::、
      /:::::;:、=<●>l<●>=,ヽ,
     /:::::;: '´‐-、`'彡(●,_,●)ミ゙´ ヽ;',
     i':::::/ , -─‐-   | ニニ ̄  }.i!
     {:::::i  ;;;iiii━━━==━━━iiii;;; i
     .i::::!.  .||    -<二二>-  || /  <ここらへんくさいぞ!
    ,..., .ヽ::、  .||,´ ヽ::;;;;;;;;;;;;;:: / ,||./ 
  i゙  iー"゙'ゝ、.,,||、.,,___,::::::::::::::  ||/ 
  `;ー''ゝ:::::::::::,二ii|||||||||||||||||||||ii"´     
 / ○/:::::::::/´    ll|||||ll\...,            
 '、__,..!,{::::::::::{  「`゙゙'''ー-、/`'(   )     
    `ヽ::::::::`::.,''ー--,/   `"´
      (`'ー--‐゙<"´
      `'‐---‐'


596 :江ノ島太郎:04/01/09 16:25 ID:DWKqHaBc
すいません、友達がうちにきてあらしちゃったみたいで;;
お詫びにこれでかんべんしてください
ttp://death.oracion.co.jp/chara/gif/zonbi.html

597 :126:04/01/12 01:01 ID:yHMKtAht
「かわゆさ、超絶ですわ〜!」
「わいも撮ってぇや!」
その夜、星條高校の前で、3人(?)がいつものようなやり取りをしていると、
「こんばんは、木之本さん」
「あ、苺鈴ちゃん、李くん」
「もう、香港から日本に戻ったら、すぐに次のクロウ・カードだもんね。
今度こそ、カードは小狼のものよ!ねぇ、小狼!」
「お、おい、抱きつくなって」
「ところで、李くん、今度はどんなカードなの?」
「おそらく、バブルのカードだ」
「バブルって、泡のことだよね」
「ああ、星條高校のなにかにバブルのカードがとりついて、冬休みの間に泡を出していたんだ」
「それって、ひょっとして・・・」
「心あたりがあるのか?」
「よくわかんないけど、校長室に、シャボン玉を出す人形があるはずだよ」
「それだ。行ってみよう」

そのころ、

598 :126:04/01/12 01:02 ID:yHMKtAht
今日も留守番をしていると、ドアをノックする音がしました。
「入っていいか?」
あの人の声です。
「あ、はい」
あの人は部屋に入ってきました。
「・・・やっぱり、さくらは、今日も出かけているのか?」
「はい」
「そうか」
「あの・・・」
「ああ、さくらには黙っておくよ。それより、今日は話さなきゃいけないことがあるんだ」
「私にですか?」
今度は、あの人がうなずきました。
「この前、ビデオを撮らせてもらっただろう?」
「はい、それがなにか・・・」
「あのビデオ、イベント会社の人に気に入られてさ、今度のイベントに出てくださいって、
今日、連絡が来たんだ」
「そ、そうなんですか」
「ありがとう」
「え?」
「いや、こんな話をするのもヘンなんだが、さくらを撮っていたとしたら、あいつ、怪獣だろう?
イベント会社の人が気に入るとは思えなくてさ」
「そ、そんなこと、ありません。それに、イベントに出るのはさくらさんですし・・・」
「そうか、それもそうだな・・・」

あの人は、しばらく考えこんでいました。


599 :CC名無したん:04/01/17 03:50 ID:W2IHJ1bO
荒れ果てたこのスレにも再び光が…
126さんの続きに期待。

600 :126:04/01/19 01:44 ID:LJ2JsDpG
「来るぞ!」
「うん!」
さくらたちは身構えた。星條高校の屋上では、バブルがその正体を現していた。
「どうすれば封印できるの?」
「泡を全部割るんだ」
「どうやって?」
「とにかく、割るんだ」
小狼は護符を取り出した。
「風華招来!」
風の力で、バブルがいくつか割れていく。
「だめだ。もっと一度に割らないと」
一瞬、バブルが大きくなった。
「キャーッ!」
泡が吹き出たと思うと、苺鈴とケルベロスが巻き込まれた。
ふたり(?)は、そのまま屋上のフェンスまで押し流された。
「苺鈴ちゃん!」
「苺鈴、だいじょうぶか!」
「だ、だいじょうみたい・・・」
フェンスに叩きつけられた痛みにこらえながら、苺鈴が言った。
「ほわわわわ・・・」
聞き覚えのある声に、あわてて周りを見渡す。
「お、お風呂スポンジ、だいじょうぶ!?」
見ると、苺鈴とフェンスの間に挟まれて、ケルベロスの身体はぺったんこになっていた。
「あなた、フェンスのあとが全身にくっきりついてるわよ」
だが、今のケルベロスには、苺鈴につっこみを返す余裕はなかった。


601 :126:04/01/19 01:45 ID:LJ2JsDpG
「おい、気をつけろ。また来るぞ!」
「うん!」
バブルの力が増してくるのがわかる。
(一度に全部の泡を割るには・・・どうすれば・・・そうだ!)
さくらは、アローのカードを取り出した。
「あまたの矢をもて、泡を射よ、アロー!」
さくらのことばのとおり、数え切れないほどの矢がバブルの泡に命中する。
だが、すべては割れなかった。
最後の力を振り絞って、バブルはさくらに襲いかかる。
「きゃーっ!」
「風華招来!」
すかさず、小狼が魔法を使う。今度は、バブルの泡をすべて割ることができた。
「今だ。早く封印するんだ!」
「うん!」
さくらはバブルのカードが残した光点に駆け寄った。
「汝のあるべき姿に戻れ!クロウ・カード!」
まもなく、カードとなったバブルが、さくらの手にすべり込んだ。
「だいじょうぶか?」
「うん」
「よかった」
「ありがとう。李くんのおかげだよ」
「え・・・うん」
赤くなる小狼。
(まぁ、李くんたら)
そんなふたりのビデオを撮影しながら、楽しそうな知世であった。

602 :126:04/01/26 01:06 ID:UEM6Q+Ed
さくらが、バブルを封印して部屋に戻るとまもなく、部屋のドアがノックされた。
「入っていいか?ちょっと話したいことがあるんだ」
「いいけど、何?」
桃矢が部屋に入る。ちらりと、ぬいぐるみのふりをしているケルベロスを見ながら、
「この前、お前のビデオを撮っただろう」
「あ、う、うん」
あわてて思い出す。
(そういえば、アローを封印した日にお留守番していたミラーさんが、そんなことを言っていたっけ)
「お、思い出した。それがどうかしたの?」
「今日、連絡があって、お前に出てほしいんだと」
「ほぇ?わたしが?じゃ、わたしが、コンパニオンになるの?」
「ああ」
「じゃ、きれいな振袖とかいっぱい着せてもらえるんだよね」
「ああ」
「かわいい人形さんたちといっしょに写真をいっぱい撮ってもらえるんだよね」
「ああ」
「わ〜い!わたし、1度やってみたかったんだ」
「いいのか、さくら?」
「ほぇ?」

桃矢が厳しい表情をしていたので、さくらは急に心配になってきた。


603 :126:04/01/26 01:07 ID:UEM6Q+Ed
「人形展だから、コンパニオンも1日中、人形のようにじっとしていなきゃいけないんだぞ」
「ほ、ほぇ?」
「朝から晩までだ。それも、三連休の3日間」
「少しぐらい動いてもいいんでしょ?」
「だめだ」
「そんなぁ。少しぐらいなら、誰もわからないし」
「俺が見張っている」
「ほ、ほぇ〜っ!なんで!?」
桃矢のことばは、うそではない。
容子からOKが出たときに、さくらのことが心配なので1日中付き添えるように、
自分もイベントのアルバイトとして雇ってもらうという条件をつけたのだった。
「だから、俺は心配しているんだ。この仕事が、怪獣にできるとは思えないからな」
「さくら、怪獣じゃないもん!」
「おお、では、1日中、じっとしてられるんだな」
「・・・うん!」

さくらは思わず激しくうなずいたのだった。


604 :流浪の文士:Persona grata:04/01/28 10:20 ID:MuwYhIbg
 あの日――――"光"と"闇"が、《星の力》により生まれ変わった日――――
より、幾月かが過ぎた。以前、些細なことにより、散り散りになってしまった
クロウ・カードの仲間たちも、今では、ほんの数枚を除いて、封印の書の中に
収められ、毎日楽しく過ごしている。
 今日もまた封印の書から抜け出し、主の部屋の中で和気藹々とパーティーを
開いていた。

 "跳"と"飛"は、"風"と追いかけっこを。
 "樹"と"花"は、"地"とダンスを。
 "水"と"炎"は、互いに"剣"と"盾"を持って、さながら演舞の様な闘いを。
 "雷"は、封印の獣が騒いでいる横で、興味深そうに。
 "光"と"闇"は、仲間達を、暖かく見守る。

 皆、思い思いの事をしながら、この静かで平和な時代と時間を、これ以上無
い程に満喫していた。


 そんな楽しい集いから、あるカードがそっと抜け出した。そのまま、皆のい
る主の部屋から、惑うことなく、隣の部屋へ。
 その部屋は、静かな色を基調としていて、初めて見るものには寒々しい印象
を与えるだろう。しかし、そのカードは知っていた。この部屋には、持ち主と
同じように、優しさが溢れ出そうなくらい詰まっているという事を。
 カードはそのまま部屋の中を、まるで踊っているかのように、フワフワと漂
う。そして、窓の傍にある、モスグリーンとアクアブルーのチェック柄の布団
のかかるベッドの上に、す……っと移動する。
 当の昔に温もりの消えたベッドの上で、そのカードはクルクルと舞った。
カードの放つ光に暖かさが増えたのは、カーテンの隙間から差し込む陽光のせ
いだけでは、決してない。


605 :流浪の文士:Persona grata:04/01/28 10:24 ID:QJ1wFOoA
「ただいま〜っと。雪、着替えてくっから、ちょっと待っててな」
 突然階下より、玄関の開いた音とともに会話が聞こえてきた。カードたちは
焦った。陽はまだ中天を少し過ぎた程度。この様な時間に、家の者が帰ってく
るなどとは一体どうしたことか。
 宴も酣であったカードたちは、そそくさと封印の書の中へ。封印の獣は、興
じていた機械を片付け、人形棚でひっそりと。決して、家のものに正体をばら
さぬ様に。
 さて、困ったのは、主の部屋の隣にいたカードである。気づいた時では既に
足音は階段の中頃まで及び、主の部屋へ戻る時間を、逸してしまっていた。
 慌てたそのカードは、とりあえず気配を消すことにした。ベッドの上にその
まま横たわり、息を潜める。ただ、自分のパールホワイトの絵柄が布団のせい
で強調されぬよう、絵柄を下にして。
 かちゃ……
 ドアが開く。気配だけで、誰が部屋に入ってくるのが分かった。彼はもう魔
力は持っていないが、それでも彼の周りには暖かいものが取り巻いている気が
する。自分には、それが伝わってくる。
 彼は背負っていた鞄を机に置き、着ていた服を着替え始めた。部屋の中に、
衣擦れの音だけが響く。そして着替え終えた彼は、再び机に赴き、幾つかの書
類をまとめると、再び部屋の外へ出ようとした。
 あ…………。
 ついそんな気持ちを出してしまっていた。いけない。ばれない様に、静かに、
静かに…………

606 :流浪の文士:Persona grata:04/01/28 10:25 ID:QJ1wFOoA


「ん?」
 桃矢は部屋の中を見回した。何とは無しに、誰かに呼ばれたような気がした
からだ。
(気のせいかな?)
 と、部屋の奥にあるベッドの上に、ピンク色のものが載っているのに気づい
た。暗めの色の布団の上では、その色は良く映える。そしてそれの正体がなん
なのかに思い当たり、苦笑。優しくそれに声を掛ける。
「ミラー、俺の部屋の留守番しといてくれて、サンキューな」
 ドアを閉じ、そのまま階下へ。
「あれぇ?とーや、なんかいい事でもあった?」
 ダイニングに入ると月城雪兎が声を掛けてきた。それほど雰囲気に出ていた
のだろうか?と自問。しかし、今はそんなことをするときではない。
「なんでもねーよ。それより、明日の数Uと英文法テスト対策、とっととやっ
ちまおうぜ」
「情報処理もあること、忘れちゃいけないよ」
「あぁ、そうだな」


 持ち主が消えた薄暗い部屋では、ベッドの上でクルクルとカードが舞ってい
た。まるでたくさんの喜びを、辺りに振りまいているかようだった。




                               END

607 :流浪の文士:Persona grata:04/01/28 10:28 ID:QJ1wFOoA
素晴らしいスレを発見してしまったおかげで
インスピレーションが溢れ出してしまいました。
お目汚しやも知れませんが、読んで頂けたら
これ幸いに存じます。でわ。

608 :CC名無したん:04/01/29 16:30 ID:LIUxnRNE
>>607
神!雰囲気だけしか書いてないのにアッタカーイ
つか色んなスレにSS落して、よくネタが
尽きないね、感動するよ。とにかくGJ!

609 :CC名無したん:04/01/31 00:40 ID:p6EnJ7SJ
盛り上がってキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!!

610 :126:04/02/02 01:05 ID:jbIlWitm
そして、いよいよイベントの当日になった。
「お〜い、さくら、そろそろ出かける時間だぞ」
1階からの桃矢の声を聞いて、さくらはまだ迷っていた。
「どないするんや、さくら?ここ何日か、ずっと迷いっぱなしやないか」
「・・・う〜ん。コンパニオンって、やってみたいし、でも1日中、じっとしてるなんてイヤだし、
それにおにいちゃんが見張っているし・・・」
「さくら、そんなにイヤなら、断った方がいいんとちゃうか?
わいも、にいちゃんが言っとったように、さくらが1日中おとなしくしとるなんて考えられんのや」
ケルベロスのことばを聞いて、さくらは決心した。
「闇の力を秘めし鍵よ。真の姿を我の前に示せ。契約の下、さくらが命じる」
「封印解除(レリーズ)!」

「さくら、急にレリーズしよって、なにをするんや?」

さくらは、ミラーのカードを取り出した。
「我を映し、もうひとりの我となれ、ミラー!」

そして現れたミラーに
「ミラーさん、お願い!やっぱり、わたし、1日中じっとしてられない!
だから、ミラーさんが代わりに行って!」

「あわあわわ・・・」
あまりのオチに、ぼうぜんとするケルベロスであった。


611 :126:04/02/02 01:06 ID:jbIlWitm
「・・・お待たせしました」
私が玄関まで下りると、あの人が待っていました。
「ローラーブレード、できないんだろ?自転車の後ろに乗せてやるから」
やはり、私がさくらさんでないことはわかっていたようでした。
「あの、さくらさんは来られないと・・・」
「ああ、思ったとおりだ。やっぱり自分が行くのはあきらめたんだな」
「え?」
「1日中じっとしてなきゃいけないなんて、うそだ。
普通に写真撮影に付き合ったりしていればいいのさ。さくらは元気すぎるから
そのぐらい言っておいた方がいいということで、打ち合わせで話を合わせてもらったんだ」
「・・・」
「あのビデオは、さくらじゃなくて、君だ。だから、さくらじゃなくて君が出られるように
いろいろと考えたんだ。これから3日間よろしくな。イベントの間、ずっと、そばにいてやるから」
「あ、ありがとうございます」

私は、自転車の後ろに乗りました。目の前に広がる背中が、とても大きくて暖かそうです。
「しっかりつかまっていろよ。急がないと、遅刻するからな」
「はい!」
私は、腕に力をこめました。そして、心の中でお祈りをしました。

この3日間が、忘れられない日々になりますように。

<126的ミラーのお留守番2:終劇>


612 :CC名無したん:04/02/14 18:06 ID:x0xgexHW
(^_^) 保守

613 :CC名無したん:04/02/14 21:08 ID:sOfeP3F2
こんな良スレに気づかなかった。
126氏、おそばせながら乙。
バブルのあたりは2つの劇場版と絡めてあって甲。
過去ログにも目を通したがOVAにでもして欲しいくらいの出来。

614 :妄想 ◆GqVfLUITBY :04/02/14 21:10 ID:wcJpncX1
つづきが楽しみですよ。

615 :613:04/02/14 21:19 ID:sOfeP3F2
どうでもいいが訂正:遅ればせ

再放送も決定したし、また、盛り上がるといいでつね。
荒らしと広告はイランけど・・・。次回作期待してます。

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